このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.03.21
No.F-055

馬ノ上線■いわき市 ■全線ダート ■接続→滝ノ上線・寺山線
■滝ノ上線から分岐して寺山線に接続する

 作業道臭の漂うダートは人気も絶えてまさに自然回帰しつつあり… 

 ↓一応、完抜けはしていますが、放置系の荒廃が若干みられるダートが続きま
 す。藪さえきにしなければ、オフ的には面白い野性味溢れた1本でしょう。


……こんな感じ……
■滝ノ上線から分岐して寺山線に接続する連絡ダート。区間的に登坂、降路区間があるが、基本的には平坦路っぽいコースとなり、深い植林地帯の真っ直中に延びるているため、周囲への視界は全くきかず、ひたすら目隠し状態で森の中を前進することになる。路面は落ち葉と枯草で覆い尽くされてた土質で、モコモコとした感触だが、特に走りにくくはない。ただし、路肩のクマザサや藪が勢いづいているため、それなりの閉鎖的な圧迫感は否めないかも。とはいえ、人気の途絶えた作業道臭の漂うワイルドチックなダート走行は面白く、寺山線に接続する終点手前地点の河原状態にガレた区間にのみ用心すれば、夏場の藪を除いて脅威となる存在はないだろう。

■滝ノ上線から分岐して寺山線とを結ぶ全線ダートの馬ノ上線の入口(左折方向)です。滝ノ上線を走行しているといきなり現れますが、しかもその入口には林道標は無く、幅員もやや狭めであり、作業道か名無しピストンの類にしか見えません。よって、通常はよほど時間に余裕がない限り、わざわざ入線してみようという気にならないかも。
■滝ノ上線側の入口から行く手の様子を眺めてみます。落ち葉や枯れ草で路面の土がすっかり隠れてしまったダートが鬱蒼とした杉林の奥へと延びていました。フワフワとした感じで野性味があり、楽しそうです。
■で、早速入線してみると、路肩の藪にはかなりの勢いがありましたが、辛うじて路面には侵食していないようです。周囲を藪に囲まれ、ダートは落ち葉や枯れ草に覆われていましたが、道筋そのものははっきりとしているため、意外に走りやすくなっていました。ただし、夏場はこの限りではないと思いますが…。
■藪っぽい区間が続きます。馬ノ上線は終点で寺山線に接続していることが分かっているので、ここは前進するのみですが、いかにも滅多に車両は通らないといった雰囲気が漂っています。ピストンのようなやや心細い感じがしました。
■その後、ふと気が付くと進むにつれて路肩のササ藪が勢いを増してきたようです。タイヤ跡のワダチが見えているので、ごく希に車の通う道であることは分かりますが、それでもここには作業道の香りがプンプンと。
■さらに進むと両路肩のササ藪が路面に侵出、少しでも隙間があれば埋め尽くしてやろう、と思わせるような勢いです。周囲を藪にびっしりと囲まれて、ダートはいつ藪に飲み込まれてしまうのかとビクビクものですが、これはこれで楽しい状況でした。
■ほとんど通行のない付近一帯の林道網の中でも、さらに通行の希な半ば打ち捨てられたような林道というのがあるようで、ここはそんな感じです。廃道化こそしていませんが、ここしばらくは通行が全く途絶えた様子です。
■しばらく進むとササ藪の勢いはなりを潜めて路面への進入はみられなくなり、元の枯草に覆われた路面に戻りました。どうやら、ダートは区間的に藪化が進行しているようで、今後の藪刈りが実施されなければ、ここはそのうち藪に埋もれてしまうでしょう。
■馬ノ上線は深い植林地帯の森の中に延びる林道なので、周囲への視界は全くききませんが、こまめなストレート区間が多いようです。なので、前方視界は良好で見通しは良くなっていました。作業道の趣が感じられるものの、雰囲気的には悪くはありません。
■入線後は僅かな上り坂になった、どちらかと言えば平坦コースが続きましたが、ここにきてダートは下り坂に転じ、以降は終点までそれが続きます。ダートは相変わらず路面の土が見えない枯草や落ち葉まみれのフワフワ状態ですが、それ自体には荒れはないので意外と走りやすくなっています。
■ただし、下り坂を少し進んだ先の区間については話は別で、路面は岩コロの散乱したガレ場になっていました。ここは路面の土が洗い流されているため、ゴツゴツとした河原状態になっており、とても走りにくくなっています。加えて、急な下り坂であるため、それなりに用心しないと転倒の憂き目に遭うことでしょう。
■ヘアピンカーブでガレた下り坂がしばらく続きますが、やがて前方に左右に走るダートが見えてきたら馬ノ上線の終点はもうすぐそこです。でも、路面は溝や岩コロでボコボコなので、完走を焦って最後のこの地点でコケないように気を引き締めて下さい。
■やった! 途中、ちょっとした藪区間やガレ区間があったものの、アクシデントもなく終点である寺山線との接続地点に到着、馬ノ上線の探索は無事終了となりました。ここは作業道かと思わせるような、心細い区間もありましたが、オフ的にはなかなか楽しめる1本です。ちなみに、ここを左折すると寺山線(林道標あり)となって県135号線方面に抜けられ、 右折すると少し先で「葭平」地区と県135号線とを結ぶ市道(舗装路)に突き当たります。
→探索終了!
→寺山線に突入!
→引き返して滝ノ上線に向かう!
→今来た道を振り返る!

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