このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.11.25
No.F-085

中川支線■いわき市 ■全線ダート ■接続→四時川線
■四時川線から分岐して中川資材運搬路に接続、砂防ダムそばにてエンドとなる

 終点にて資材運搬路へと名を変える穏やかなピストン1本道ダート 

 ↓始終穏やかな調子で軽く登坂していくダートです。特に何があるというわけ
 でもないですが、雰囲気的には明るく気持ちの良いコースとなっています。


……こんな感じ……
■四時川線から分岐、小さな沢沿いに登坂していくピストンダート。ただし、ダートは正確には終点にて中川資材運搬路へと1本道で接続しており、ダート自体はその後も続くが、最終的には唐突に途切れてエンドとなっている。路面状況はいたって良好であり、走りやすく心地よいフラットダートが続くが、資材運搬路区間ではやや砂利が深い。沢沿いに遡上する林道ゆえに登り区間が続くもその傾斜角度は至って緩やかであり、続く資材運搬路区間では一転して下りに転じる。始終明るめな山林に延びるダートは雰囲気的には悪くもないが、資材運搬路区間の一部を除いて特に秀でた景観ポイントがあるわけでもない。

■正式名は「四時川林道中川支線」となる四時川線から分岐している中川支線の入口です。分岐元である四時川線からは中川支線以外にもう1本ダートが分岐していますが、そちらは資材運搬路に分類される作業道。よって四時川線から分岐する名のある林道としてはこれが唯一であり、ならば見逃すわけにもいかんでしょう。というわけでさっそく突入ですよ!
■が、しかし、前方に見えているあの存在は…。
■気が付かなかったこととして中川支線のダートを前進開始。小砂利の敷かれたダートは四時川に注ぐ小さな沢に沿ってその上流部を目指しているようで、すぐに緩い登り坂となっていました。
■ちらほらと左手を眺める沢を眺めつつ進みます。支線とはいえ路面状態は良好であり、ここは何らストレスを感じることもなく前進することができました。ピストンならではの暗さはなく、雰囲気的にはどこかへと抜けているような気さえします。
■ダート沿いにはそびえ立つ杉林も存在。沿道では雑木の森がメインですが、部分的に植林も行われているのでしょう。左手には沢が流れているはずですが、その気配はするものの草木が邪魔をしているためあまり見えません。
■山肌の斜面を半ば切り崩すようにして道が設けられている箇所もありました。山間部の沢沿いに延びているので、当然ながら沢筋には林道1本を通すほどの平地もないのでしょう。
■さらに進むことしばし、僅かづつではありますが、ここまでやって来ると標高もそれなりに稼いだようです。いつの間にか左手の沢も姿を消してしまい、どうやらダートは沢の源流部を過ぎてさらにその上部を目指している感じでした。それにしても標高があるゆえの、上空が大きく開けたこの開放的な雰囲気は気持ちがいいですね。
■「ん、何だこりゃ…?!」その後、山肌を巻くようにして延びる、やや急になった登り坂を上がっていくと両路肩にこのような杭がありました。もちろんそのまま見過ごすわけにいかず杭を眺めてみると、そこには「四時川林道中川支線 終点」なる文字が!
■「え?! ここが終点…?」なんと、木杭に記された情報によれば中川支線の林道区間は、まだその先があるにもかかわらずここで終了とのこと。向かって左手の杭がその終点を示す林道標で、右手の杭は「中川資材運搬路 起点」と記された作業道標となっていました。別の名のある林道に接続しているのならば嬉しいところですが、作業道に接続してしまうとは…。よって本来ならば、ここで探索を打ち切ってもよかったのですが、まあせっかくなのでこの中川資材運搬路とやらをエンド地点まで進んでみることにします。
■ちなみにこの資材運搬路区間は平成15年に竣工されたとのことであり、また中川支線とは1本道で接続されているので、林道区間の実質的な延長と思って差し支えないでしょう。それにしても「資材運搬」路、ということは、この先に何かの工事でも行われていたのでしょうか?
■接続元である中川支線と比較すると砂利の深い中川資材運搬路のダートを進みますが、とある地点を境にダートは下りへと転じていました。コース的には中川支線で沢のさらに上部へと登り詰め、資材運搬路で沢の源流部へと再び下るといった感じかと。大きく見晴らしのきく箇所もあるので思っていたほど悪くはない展開です。
■先述した雄大なヘアピンカーブの下りを降りきった地点です。あくまで資材運搬を目的とした道であるためか、幅員も広めでズルズルとした砂利が気にはなりましたが、規格的には立派なダートがなおも続いていました。一体ここはどこに向かって延びているのでしょうか?
■「うむ、そうきたか…」幅員も広く、まだまだ先がありそうだと思ったのですが、坂を下りきった地点から少し進むと、ダートは唐突にプツリと途切れてエンドに。「中川資材運搬路 終点」と記された作業道標がそのどん詰まり地点にポツンと立てられていました。周囲は「なぜこんな地点に資材運搬路を?」といった雰囲気で特に何もない場所であり、ややあっけなさを感じつつ、中川支線および中川資材運搬路の探索はここで終了です。
→探索終了!
→引き返して四時川線に向かう!
→周囲をよくを眺める!
→今来た方向を振り返る!

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