このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.11.25
No.F-084

四時川線■いわき市 ■半ダート ■接続→藤ノ木沢線 ■分岐→中川支線
■田人町旅人「水呑場」地区から「男大平」地区とを結ぶ

 四時川の渓流沿いに延びるフラットダートはメジャーならではの心地良さ! 

 ↓メジャー林道というだけあって路面的にも雰囲気的にもなかなか良い感じで
 す。付近の林道網と併せて探索すれば心ゆくまでオフを満喫できるでしょう。


……こんな感じ……
■茨城県との県境付近の「水呑場」にて源を発する四時川沿いに延びる完抜け半ダート林道。水呑場側から入線するとしばらく舗装路状態が続いてしまうが、右手に四時川の渓流が寄り添ってくると同時にダート化する。以降は渓流沿いの穏やかなフラットダートを進むこととなり、雰囲気、景観的にも楽しめる1本だ。延長距離は特別長いというほどでもないが、沿道の明るい雰囲気は素晴らしく、また付近に展開する一大林道網に接続しているため、当林道のみならず併せて大いにオフを満喫可能。四季を問わずに楽しめる四時川線だが、釣り師をはじめ四輪も入ってくるのでブラインドカーブでは注意が必要となる。途中では左手に資材運搬路と中川支線を分岐。

■R289号線を鮫川村方向からいわき市方向に進むと、 青生野小学校を過ぎた先の右手に入口がある福島県では定番メジャー林道とも言える四時川線の入口です。付近に民家はない寂しい2車線国道脇に幅狭な舗装路状態でスタートしていますが、木杭タイプの林道標があるのですぐにそれと分かるでしょう。始めて訪れる方は「え? あの有名な四時川林道って舗装なの?!」と一瞬ドキリとしてしまうかもしれませんが、ダート区間はここからしばらく進んだ地点よりスタートしています。
■国道から分かれて四時川線の舗装区間を進みますが、しばらくはこんな感じで雑木林のような淋しい山林区間がクネクネと続きます。ちなみに、林道名でもある四時川の流れはダート区間が開始するまでは眺めることはできません。
■早くも秋枯れして見通しの良くなった山林の雰囲気はそれはそれで良いのですが、肝心の路面がこれじゃあねぇ。いまいちノリの悪さを感じつつ、やがて現れるであろうダートの開始区間を目指してここは黙々と前進あるのみかと。いや、雰囲気は良いんですよ、山林の雰囲気だけならね…。
■「おーーしッ!」その後も舗装路を進むことしばし、ようやく四時川線のダート開始地点にやって来ましたよ! ここからはダートが開始すると共に、四時川の渓流との併走も始まるため、いよいよお楽しみはここから、といった胸躍る地点でもあります。
→振り返る!
■小砂利質のフラットなダートに突入、エンジンオンも軽やかに小気味よくXRを進めていくと、やがてこのようなY時状の分岐地点が現れます。「すわ、名のある支線分岐か!」と嬉しくなってしまいますが、路肩に設置されていた木杭には「四時川資材運搬路」なる文字が。どうやらここは作業道の類らしく名のある支線林道ではない模様。
→四時川資材運搬路の様子を眺める!
■資材運搬路への突入はまたの機会としておいて、四時川線本道の探索を続行します。
■資材運搬路の分岐を過ぎるとやがて右手に四時川の流れが寄り添ってきました。この流れとは四時川線の終点までこの先ずっと併走してゆくことになります。ちなみに画像での四時川は手前が上流、進行方向側が下流です。
■時としてこのように川沿いコースから脹らんで僅かに離れる箇所もありますが、基本的にはずっと川沿いにダートは延びています。植林地帯のジメジメとした杉やヒノキの薄暗い沢沿いコースとは異なり、ここは周囲の植生も豊かでとても明るい雰囲気。気分が落ち込む要素はなく、四季を問わず爽快感がきっと味わえるでしょう。
■秋枯れした路面の雑草が形成するワダチダートも美しく、四時川の流れをチラチラと眺めつつ前進します。ちなみに、俗に言う「四時川渓谷」とは四時川線の終点の先、さらに下流区間にあたるとのこと。渓谷というほどのダイナミックさはありませんが、景観的にはなかなかでした。
■「あれ、こんな所に民家が!」さらにダートを進むと岸辺に開けた猫の額ほどの僅かな平地に平屋建ての家屋が! その脇にはトタンのガレージもあって軽自動車が駐車してありました。道沿いには電柱もなかったことから、電気などのライフラインは引かれていないようでしたが、どなたかここに定住されているのでしょうか? もしそうだとしたら頭の下がる思いです。
■林道沿いの寂しい一軒家を過ぎると、このように渓流沿いにせり出たような箇所もありました。ブラインドで見通しが悪く路肩は落ち込む崖であり、カーブミラーが設置されていることからも分かるように、予期せぬ対向車の出現にだけは注意が必要です。見通しの良い区間では現れないのに、なぜかこういう地点に限って対向車がやって来てしまうことも林道ではよくあることなので。
■そして差しかかるのが渓流沿いに大きく弓なりにカーブしているこの地点。実はここ、林道沿いに「景色の良いところで撮影を…」と物色しつつ走っていると必ず立ち止まってしまう場所であり、それはまた各種林道系サイトなどにおいて、後日はからずも全く同じアングルの画像を発見して苦笑してしまうといった事態のありがちな箇所にもなっています。
→四時川を眺める!
■探索当時の季節は秋もぐっと深まった晩秋。もう紅葉は終わりかと思っていたものですが、このような鮮やかな真紅が! 早くも冬枯れしてすっかり葉を落とした周囲の木々の風景の中にあっては、真紅がことさら引き立たされるようで、思わずはっとするような美しさでした。新緑の頃も良いですが、やっぱり秋の林道はいいなぁ。
■冬枯れした渓流沿いの木立の中に点在する紅葉を観賞しつつさらにダートをたどると、小さな沢を跨いだ地点にやがて中川支線(ピストン)の分岐が現れます。ちなみに、この中川支線は終点にて1本道状態で資材運搬路に接続しており、沿道の景観的には四時川線には劣りますが、それでも雰囲気的には明るく開けて路面的にも快適ダートとなっているため、時間が許すのであれば立ち寄っておきたい支線です。なお、言うまでもないですが、四時川線本道は直進ですよ。
→中川支線に突入!
→付近を眺める!
■中川支線を左手に分岐、相変わらず走りやすい四時川線本道を進みます。ダートは岩石が露出して部分的にガタ付く箇所もあるようでしたが、基本的には固く締まったフラットな路面が全線に渡って続きました。よって、自分ペースで落ち着いて走行することができます。
→さらに四時川線を進む!
→もう飽きた…

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください