このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.11.25
No.F-087

弥太郎線■いわき市 ■半ダート ■接続→熊の倉線 ■分岐→目兼横川支線
■田人町旅人「横川」地区から熊の倉線(「明神石」地区付近)とを結ぶ

 接続林道も豊富で周回も可能な穏やかダートだが少々迷いやすい存在に 

 ↓その歴史的経緯な事柄はさておき、林道的には穏やかで走りやすいダートが
 続く気持の良い1本です。四時川エリアの探索では抜け道的にも便利な存在に。


……こんな感じ……
■田人町旅人「横川」地区の集落内から今は無き林業集落「弥太郎」へと延びるほぼ全線ダートの林道。林道標の設置された横川地区から入線すると、短い舗装状態を経て路面はダート化。やがて右手に目兼横川支線を分岐、その後小さな沢沿いにフラットで走りやすい路面が続く。特に目立つ勾配もなく始終穏やかな調子でダートは延びており、雰囲気的にも明るく気持の良い林道である。定説では横川地区から藤ノ木沢線の分岐地点を経て県72号線へと抜けるコースが当弥太郎線とされているが、その正確なところは現状においては不明。よって、当サイトでは沿道に数カ所ある右折分岐のいずれかが廃村「弥太郎」集落へと延びる本来の道筋であるとしている。

■四時川線の終点である「男大平」から市道横川男大平線を進むとやがて「横川」の集落にたどり着きますが、集落の中心部に弥太郎線の林道標は存在。どうやらここが起点となっているようです。というわけで横川集落から弥太郎線の探索はスタートします。
■横川集落内部では道が二手に分かれていますが、そこを「四時川渓谷」方向に進みます。四時川線方面からやって来ると、たしか画像では前方左手から手前方向だったような気が。地図上では一目瞭然であっても、現地では「?」となる事態もよくあることなので、不安が残るようであれば、地図なりナビで確認してから進むようにすればよいでしょう。なにせ記憶が曖昧なもので…。
■横川集落を後にして少し進んだ地点から弥太郎線のダートは開始していました。でも行く手のダートに沿って電柱が立ち並んでいました。ということは、この弥太郎線は区間的にR289号線へと至る生活道路にもなっているのですね。
■生活道路的なダート区間に入ってしばらく進むと右手に分かれていく目兼横川支線の分岐が現れますが、ここは道なりに直進する形です。この地点には「横川(支)林道」と記された目兼横川支線の林道標と共に、サビまみれでかなり年季の入った相当古い付近の林道地図看板が設置されていますが、記されている状況と現状との間にはかなりの相違が発生しているので参考にはなりません。
→案内板を眺める!
■目兼横川支線との分岐を過ぎて沢沿いにダートをたどっていくとこのような切り返しの分岐が現れました。手持ちの県別地図によると、この先、藤ノ木沢線との十字路地点までに右折路が2本記されていましたが、現状では3本の分岐があったような気が。ということでここはその1本目です。ただし、横川地区から続く電柱の列はここまでであったので、もしかしたらここはただの民家への入口であったかも。
■さらに進むとしばし、ここが2本目の分岐地点。設置されていた鉄網ゲートはなぜかオープン状態にあり、ダート沿いに流れる沢をコンクリ橋で跨いで右手の山中へと登坂路が延びていました。これが先ほど掲げてあった林道地図に記されていた「弥太郎」集落跡への道くさい気もするのですが、そうすると弥太郎線はここを右折となってしまいます。とすると、藤ノ木沢線との十字路に至る直進側は熊の倉線? 諸説溢れるこのエリアはただ走るだけならよいですが、「本当の弥太郎線の道筋はどこなんだ!」と、細かいことを気にしていると本当にわけが分からなくなりますよ。
→右折分岐ダートを眺める!
→沢を眺める!
■そして3本目となっていたのが、さらに進んだ地点に現れたこの分岐です。予想外な右折分岐の出現に「まさか、ここが弥太郎集落跡への道?」と思ってしまうと同時に、ただの土場への作業道入口のような気がなきにしもあらずで正確なところは不明。 定説では直進して県72号線に突き当たるまでが弥太郎線とのことですが、ここは一つ新説をぶち挙げて弥太郎線は先述の鉄編みゲートのあった分岐地点を右折としておくか! というわけで根拠は薄いですが、当サイトではここはすでに熊の倉線の領域としておくことに。ま、そのうち林道パトロールを兼ねて再調査でもしておきますよ。
→探索終了!
→熊の倉線に突入!

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