このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.01.01
No.F-090

下羽太線■西郷村 ■半ダート ■分岐→七曲線
■白河西部広域農道「羽太」地区から山中に延びる

 半生活舗装道路状態にある特筆無き地味なC級林道がここに… 

 ↓完全なマニア向け林道。ダート区間は枯草で覆われており、積雪が無かった
 としてもモコモコとして走りにくいかも。景観、雰囲気的にも暗めなC級です。


……こんな感じ……
■西郷村の羽太地区に存在する半ダートのピストン。全行程のほとんどが舗装区間で占められており、その舗装路も途中までは生活道路状態にあり、林道的魅力に乏しい1本である。途中で右手に全線ダートの七曲線を分岐するとようやくダート区間が始まるが、やや閉鎖的な植林地帯の中を行くこととなり、最終的には終点を示す林道標が存在する作業道入口にてエンドとなっている。終盤のダート区間については荒れこそ見られなかったが、滅多に立ち入る車両もないため路面は冬枯れした雑草に覆われて、やや寒々とした雰囲気に。延長距離的にも大したことなく、名のある支線を1本分岐していること以外に特筆すべき事は何もない。

■西郷村と白河市の境界付近に延びる下羽太線の起点です。エリア的には会津と中通りの境付近にあたり、冬季になれば春まで残る積雪が見られるか見られないかの微妙な位置であり、付近で名の知られた林道といえば西郷村の甲子線、隣接する天栄村の西部線や黒沢線くらいのもので、林道自体は無数に存在してはいますが、それ以外にはめぼしい林道が見当たらないというのが現状でしょう。というわけで冬季の積雪リスク、そしておそらくマニアなC級の林道探索に終わるであろう事を承知した上で「まったく我ながらようやるわ…」と苦笑しつつも、あえて林道不毛地帯であるこのエリアの下羽太線に突入してみました。しかも気温3度のクソ寒い正月の元日に…。
→林道標を眺める!
■下羽太線の入口は県37号線と県58号線を結ぶ西部広域農道の途中、 「羽太(はぶと)」地区にあり、さっそく入線してみますが、路面はご覧の通り舗装状態にありました。しかも沿道には民家も点在、ここは一般生活道路となんら変わりはなく「こりゃ、失敗したかな…」という思いは、舗装路のくせに凍結していてめちゃくちゃ走りにくくなっていたことによってますます強いものに…。
■羽太地区から林道に入って舗装路を進みますが、途中の「中久保」地区まではぽつりぽつりと沿道に民家が点在しています。なお、探索日は正月元日であったので住民の方はほぼ在宅していると思われましたが、底冷えのするこんな日には家に閉じこもっているのか、人の姿は全くありません。
■路面が舗装であるのはそのままですが、中久保地区にて民家が途切れると幅員がぐっと狭まってきます。というか、正確には両脇から藪がせり出しているだけかもしれません。
■で、さらに進むとY字路となった七曲線との分岐地点が現れます。下羽太線本道はなおも舗装状態で続く左折側であり、右折側の七曲線は入口からすでにダート状態。ここはもう下羽太線の探索は打ちきって右折してしまおうかとの甘い誘惑に駆られます。
→七曲線に突入!
■ただし、ここはそれをぐっと堪えてとりあえず下羽太線の探索を優先することにします。七曲線はその後探索すればいいだけですからね。
■七曲線分岐の先にある右カーブを曲がると舗装はそこで終了。以降はダート区間となりました。こんな淋しい山林の中では舗装する意味もなく、もうこの先には民家もないですから。
■ダート化した下羽太線を進みます。.路面がダート化したのは良いのですが、その代わり前進するにつれてあれよあれよという間に積雪が…。
■車両の通行がないため雪は圧縮されておらずフワフワな新雪状態で、積雪量は5センチ程度といったところでしょうか。雪に埋もれた路面の枯草のモコモコとした感触を感じつつ、キュッ、キュッと雪を踏み付けて進みます。コース的には勾配がなくほぼ平坦路であるため、特に問題はありませんでしたけど、冬場の寒々とした光景が続きました。
■「…×?!」手持ちの地図によれば、下羽太線は付近の「グリーンウッドカントリークラブ(ゴルフ場)」脇へと抜けているようなのでそのつもりでいたのですが、最終的にたどり着いたのはこんな場所。脇の藪の中に終点を示す林道標が存在していたことからここが下羽太線の終点であることが判明、どうやら地図表記とは異なって当林道はピストンであったようです。ただ、この地点には左手の薄暗い森の奥へと延びる作業道の入口があるのですが、ひょっとしたらそれがゴルフ場脇へと延びる道筋なのかもしれませんが、そこまで調査する気力はもはや無し。
→作業道入口を眺める!
■林道としての終点はここで間違いないのですが、ひょとして踏み跡クラスの山道でも続いていないかと、その先の様子を探ってみましたが、やはり道筋はここで完全に消滅。そこにはスギやヒノキの幼木が立ち並ぶ植林の行われた道無き山林が展開しているだけでした。というわけで、当初のゴルフ場脇へと抜ける計画はかなわず、下羽太線の探索はここで終了となりました。
→探索終了!

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