このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.05.03
No.F-120

真草線■浪江町 ■全線ダート ■接続→中丸木線
■中丸木線から分岐して山中に延びる

 大規模崩落に阻まれてしまい、再訪する間もなく全線走破は叶わぬことに… 

 ↓ただでさえ険しい山中に真草線は延びていたため、あの最悪な事故以来、路
 面維持作業も途絶えた現在の状況は、察して知るべしかもしれません。


……こんな感じ……
■中丸木線から分岐している唯一名のある支線林道。山中をかなり険しいコースにて登坂しているらしく、探索時には大規模な崩落箇所の復旧作業地点に遭遇してしまったため、全線に渡る真草線の詳細な情報は得られなかったが、最終的には先細りにて作業道化しているとのこと。当林道を探索したのは平成21(2009)年であるから、現在の平成24(2012)年時点においてはすでに復旧済みであると思われるが、その後、あの最悪な事故が発生してしまったことによって、復旧云々以前の問題と化しているのが現状。おそらく、一般オフライダーでさえ見向きもしないピストンなどは、そのまま打ち捨てられてボロボロに荒廃してしまっていると考えるのが妥当かも。

■大熊町と浪江町とを結ぶ中丸木線から分岐する真草線の入口です。大熊町方向から中丸木線を進んで来ると、終点である県253号線との接続地点の少し手前の左手にブロックタイプの林道標と共に、ひっそりとその入口は存在していました。
■で、これが正面から眺めた真草線の入口の様子。ダートは本道である中丸木線沿いに流れる中丸木沢を渡り、その直後に沢向かいの山中を登坂しています。この真草線がピストンなのか、それとも完抜けしているのかはこの時点では不明ですが、とにかく突入を決意。ただし、橋のたもとには単管バリケードが「通行止」看板と共に置かれていましたが、どうやらこれは暫定的な処置とみた!
■なので、「林道探索では何事も臨機応変である」をモットーにバリケード脇を失礼させていただいて、入線直後の坂道を登って前進します。が、路面には林道重機が通行した際のキャタピラ跡が刻み込まれていました。なにやらこの先にて作業が行われている公算が大ですが、その時はその時。ここは躊躇せずに進みますよ。
■なにやら重量物が通行した痕跡の残る土質っぽいダートを進んでいくと、左手の崖は地質的に脆いのか、斜め45度に砂礫がきれいに堆積した箇所に差しかかりました。いかにも危うい簡易的な林道の雰囲気というか、その林道臭がとても良い感じです。
→あ、これは?!
■「やっぱりそうきたか」真草線へと入線してからさほども進んでいませんが、やがて行く手には工事を予告する無数の立て看板が目立ち始めました。そしてその前方には林道重機と共に路肩の斜面を覆うブルーシートの存在が。う〜ん、一体ここでなにが行われているのでしょうか? ここで工事が行われているのは分かりますが、その先通過できるのか否かがここからではよく分からないので、ちょっと歩いて様子を見てみることにします。
■なんだこりゃ? その先で真草線のダートは急なS字カーブを描いてさらに登坂しているようでしたが、カーブの内側の路肩がごっそりと崩壊していましたよ。そうか、無数の林道重機は復旧作業のためのもので、ブルーシートは雨による連鎖的な崩壊を防ぐための処置だったわけか。
■で、肝心のダートはその先で路面中央に置かれた林道重機によって塞がれていました。そして路面そのものも、復旧作業にて散々いじられた結果、ホカホカ状態の土塊まみれと化しているようで、ここはですんなり通過できる状態にはないようです。
■ということで、真草線の探索は大規模な路面崩壊の復旧作業中につき、僅かな距離を進んだのみで断念。現場の強○突○も一瞬考えましたが、それはやめておきました。「そうまでしなくても近い将来ここは通れるようになるだろう」と考えたためですが、それはちと甘かった。再訪する間もなくダラダラと月日が流れて、ついにあの最悪な事故が発生。これでもう真草線の再訪は叶わぬことに…。ただし、その後の調べではこの真草線、その先でかなり荒れた作業道になっているとのこと。所詮ピストンなのでまあいいや、と負け惜しみをいって真草線の探索はこれで永遠に終わりです。
→探索終了!
→引き返して中丸木線に向かう!

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