このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.05.02
No.F-126

日山源田線■郡山市 ■半ダート
■逢瀬町多田野地区「源田」(源田温泉)から県6号線とを結ぶ

 まったりとフラットダートを堪能できる、荒れ、ガレのない穏やかな1本! 

 ↓林道初心者でも安心して楽しめる穏やかで落ち付いた1本です。雰囲気も開
 放的で明るく、晴れた日に訪れれば林道探索をまったりと満喫できるでしょう。


……こんな感じ……
■県6号線にほど近い「源田温泉」から県6号線とを結び、高旗山(968.1m)のすぐ脇を抜ける県道の迂回ルートとなっている林道。残念ながら源田側に虫食い舗装区間が集中しているが、ダート区間については走りやすいの一言に尽き、極上ともいえるフラットな荒れ知らず。源田側から入線するとなだらかに登って下り、終盤では平坦路となるコースは実に穏やかであり、険しさといったものは感じられない。沿道の雰囲気も開放的で明るく、快晴に恵まれれば爽快さは抜群だと思われる。延長距離は約11キロ。特別長くもないが短くもなく、林道ビギナーでも安心して楽しめる1本であり、荒れ、ガレ無しで林道をのんびり楽しみたい方向きでもある。

■郡山市街から県6号線を猪苗代湖方面に進み、途中の 「源田湯入口バス停」で左折するとすぐに源田温泉が現れます。熊田屋というらしい一軒宿の温泉旅館の入口が日山源田線の入口(右手)になっていました。探索したのは世間一般で言うゴールデンウィークであり、桜が咲き誇る春本番の暖かい陽気の日。山の春は遅いと言うものの、これならばよもや積雪はあるまいと向かった次第です。
■そしてこれが源田温泉入口でもある日山源田線の起点です。林道標の設置された入口から先に延びる路面は残念ながらアスファルトの舗装でしたが、この林道は高旗山(968.1m)への登山道入口ハイキングコースを兼ねているらしいので、そのためなのかもしれません。ちなみにログハウス風な源田温泉は日帰り入浴500円。時間があれば林道探索ついでに立ち寄ってもいいでしょう。
→林道標を眺める!
■日山源田線に入線しますが、しばらくはこのような舗装路が続きます。うららかな春の陽気で暖かいものの、山の木々はまだ冬枯れした状態。見通しは良好で気持は良いですが、所詮、ここは舗装区間なので淡々と進むのみでした。その先で待ち構えるダート区間へと急ぎます。
■なだらかな登り坂となった舗装路を進むことしばし、アスファルトが途切れてお待ちかねのダートが現れました。見たところ、幅員も広めでフラットな路面は走り具合も良さそう。いよいよ楽しい時間が始まったと日山源田線への期待が高まります。
■が、しかし、いくばくも進まぬうちに前方にアスファルトが現れてしまいました。「まさか、日山源田線の未舗装区間はこれだけだった?」との嫌な予感が一瞬頭をよぎります。
■でもご安心下さい。少し進むと舗装が途切れてダートが復活していましたよ。どうやら日山源田線の舗装は虫食い状態となっていたみたいですね。林道の出入口付近は虫食いで鋪装されていることも珍しくはありませんが、ここもそうだったみたいだな。
■やや開放的な山の斜面を少しずつ登って行きますが、その後もだめ押しで短い舗装区間が現れてしまいます。フル舗装状態よりはマシですが、これにはちょっと落ち着かない感じです。
■虫食いで存在してしまう舗装に挟まれていたダート区間。ダートが復活するたびに「もう舗装は現れないだろう」と期待させられますが、現実はそう甘くはないみたい。このようにダート区間は実に良い雰囲気であるだけに、なんとももったいない状態ですよ。
■舗装と未舗装をこまめに繰り返す日山源田線をさらに進むと、見晴しのきくとある舗装地点で左手に分かれて下る未舗装分岐が現れました。そのダートに少し惹かれてしまいましたが、ここはどうやら名無し系のようでした。
→未舗装分岐を眺める!
→景色を眺める!
→?!
■何度目の正直であるか分かりませんが、路肩崩落していたビューポイントを過ぎた先でようやく本格的に連続したダート区間が開始します。「またアスファルトが…」との不安に駆られつつ進みましたが、結果から述べると、そういうことはこの先しばらくはなかったな。
■ようやく始まった連続ダート区間を登って行くと、しばらくしてこのような路肩が大きく膨らんだ地点に差しかかりました。「なんで?」とも思いましたが、付近には各種案内板が設置されており、それによればここがハイキングコースを兼ねた高旗山への登山口となっている模様。もちろん、探索時には人っ子一人誰もいませんでしたが、せっかくなので付近をちょっと散策しておきました。
■で、これが林道脇にあった高旗山への登山道入口。斜面を登って行く階段があって、その脇には鳥居と各種案内板が設置されていましたよ。まあ、それはそれでよいですが、ひょっとして日山源田線は登山道へのアクセスルートを兼ねているために途中の路面が虫食い鋪装されていたのかと思うと、ちょっとばかしムカムカっとアレでしたね。ここ、さびれて誰もいないのに…。
→案内板を眺める!
→案内板を眺める!
→登山道を眺める!
■「残雪だ!」高旗山への登山は遠慮して日山源田線の探索を続行、その先へと進みますが、とある地点で路肩に白い物体が! 下界では桜が咲き誇る春真っ盛りであるというのに、やはり山では残雪が…。春時の林道探索では「時季的にもう大丈夫だろう」と思っていても、山を登って行くとしばし残雪に遭遇することも。う〜ん、やはり読みが甘かったというわけか!
■林道沿いにぽつぽつと残雪が見られ始めましたが、今のところと特に問題はないみたいです。春時の林道では経験上、残雪の存在は薄々に分かってはいるのですが、実際問題としてそこを突破できるか否かまでは現地に立たないと分かりません。そして林道での残雪はこの程度であっても安心はできないと言えるでしょう。進むにつれてその量が増加していくこともまた分かっているのでね。果たして吉と出るか凶と出てしまうのか、春の林道探索ではドキドキしっ放しですよ。
■ですが、この雰囲気はもう春そのものですね。荒れることなく安定したフラットなダートは走り心地も実に素晴らしく、芽吹きの前の樹木は見通しも良好! 林道は開放的そのものだったな。場合によっては、この先で残雪に行く手が塞がれている事態もあるなどとは到底思えません。
→さらに日山源田線を進む!
→もう飽きた…

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