このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2013.04.29
No.F-130

御鍋線■天栄村 ■半ダート ■接続→二岐線 ■分岐→奥西部線
■二岐温泉から二岐山登山口へと至る

 ピストンながらも見所はそれなりにある二岐山への登山アクセス林道 

 ↓厳密には「村道」ですが、整備された路面状況でありながら険しい雰囲気の
 ダート走行が味わえ、「御鍋神社」というスポットもあったりします。


……こんな感じ……
■二岐温泉から二岐山 (1544.3m)への登山道入口へと延びる全線ダートのピストンで、登山ルートの一部として単なる登山口へと至る名無し系と思われがちの林道。登山者の四輪の通行がそれなりにあるためか、二俣川沿いの険しいコースながらも路面状態は良好であり、常に維持管理がなされている模様。途中には広大なパーキングも整備されている。断続的な登りで所々で沢の流れを跨いで延びるが、見所は二俣川がV字に切れ込んだ渓谷沿い区間だろう。ただし、路面が整備されているのは登山道入口まで。以降もダートは続くが、路面状態は一気に規格ダウンしてしまう。なお、沿道には登山道入口の他に、古ぼけた鳥居の立つ「御鍋神社」への入口もある。

■御鍋線の起点はよく分かりませんが、情報によればR118号線の岩瀬湯本温泉から二俣川沿いに遡った二岐温泉だそうです。マッ○ル系の県別地図などには「奥西部林道」と記されている、国道から温泉までの「二岐林道」で接続しているみたいですね。
■二岐温泉の旅館街を抜けた直後の橋を渡ってほんの少し進むと、左折するダートの奥西部線との分岐があります。右折側が御鍋線なのですが、肝心のダートはここから開始しており、温泉からここまでは鋪装されているので、事実上はここからが御鍋林道と言ってもよいかもしれません。ただし、現在は厳密には「御鍋林道」ではなくて「村道御鍋線」とされています。ただし、当サイトでは区別が面倒臭いので「林道」として紹介しておきます。
■で、これが奥西部線との分岐地点から眺めた御鍋線のダート開始地点の様子。ちなみに、ここには大白森山(1642m)と小白森山(1563.1m)の登山口が位置しているため、登山系メインで標識が乱立しており、また登山者のための駐車スペースも設けられています。
→登山道入口を眺める!
→標識を眺める!
■御鍋線のダートに乗り込むとすぐに連続した勾配が開始しました。山の斜面に崖に面したコースが続き、二俣川に沿ってその上流を目指してダートは延びています。
■神社と登山道入口へのアクセスルートとなっているため、路面状況はいたってまともです。春や秋の行楽シーズンにはそれらを求めて乗り入れてくる一般行楽客の四輪の通行もそれなりにあるので、ここはサンデードライバーとのすれ違いには注意が必要かもしれません。
■御鍋線のダートには真新しい純白のバラストがザクザクに補充されていました。雪解けで荒れた路面を行楽シーズン前に補修したと思われます。四輪にとっては優しい処置ですが、砂利が深すぎて自動二輪にとっては嬉しくない処置でした。斜面に滴る小さな滝などを眺めつつ登坂して進みます。
→斜面の滝を眺める!
■連続した登坂コースで二俣川に流れ込む小さな沢を跨ぎつつ、御鍋線のダートはさらに続きます。そういえば、探索時には対向して来た四輪とすれ違いましたが、オフバイクの姿はまったく見かけなかったな。おそらく、接続する奥西部線を訪れることはあっても、この御鍋線はピストンなので素通りしてしまうのでしょう。林道標はどこにも設置されていないし。
→斜面の滝を眺める!
■さらに進んで二俣川の渓谷に架かる橋を渡ります。林道はここで右岸へと位置を変えますが、ここの直後の区間はV字に切れ込んだ渓谷沿いに進む御鍋線での見所シーンとなっています。ここは橋上から眺めてみるとその様子が一望できてよく分かりますよ。
→渓谷を眺める!
■「二岐渓谷」沿いの区間です。景観はなかなかですが、残念ながら区間の長さがちとショート過ぎるような気も。まあ、それはそれで仕方ないですが、二岐温泉そばで眺める渓谷の雰囲気とは異なって、ここではさらに山奥まで来たという印象を強く感じてしまいます。
■渓谷沿いの急斜面をさらに登って進みますが、ここにも大量のバラストが敷き詰められており、ザクザクと走りにくかったなぁ。バラストの下に見ている路盤の様子からだと、ダートは雪解け時の補修前にはかなり痛んでたのかもしれませんね。
■さらに登坂して進むと、「二岐山周辺案内図」および「保安林」の2枚の看板が掲げられた駐車場が現れました。それによれば、ここには渓谷沿いに御鍋神社まで続く遊歩道の入口となっているみたいです。ただし、そのためにここまで広いパーキングがここに必要? とも思ってしまいましたよ。もちろん、探索時には人の気配というものはまったく無し!
→周辺案内図を眺める!
→保安林看板を眺める!
→駐車場を眺める!
→遊歩道の様子をうかがう!
■駐車場を過ぎるとすぐに「御鍋神社」入口にたどり着きました。といってもその入口はこんな.感じ。まあ、予想はしていましたが、まるで山道みたいな入口となっていましたよ。そこには淋しくぽつんと鳥居が立っています。
→神社入口の様子をうかがう!
→看板を眺める!
■うむ、いわれてみれば確かに林道沿いの森はブナなどで原始林っぽいですね。御鍋神社入口を後にして、そのようなダートを少し進むとすぐに二岐山登山口へと到着しました。林道探索には直接関係のない登山系の標識類がここでも乱立していましたが、確かにここから山道が森の奥へと向かっているみたいです。でも、ここではさらに続く御鍋線のダートの方が気になったので、ちょっと一服付けてからさらにその先へと進みます。
→登山道入口の様子を眺める!
■ダートは登山道入口のさらに先へと続いていたので、そこをたどって進みますが、すぐにこのようなテープによって拒否られてしまいました。う〜ん、これは春先の雪解けによって荒れているということなのでしょうか? ですが、ここは敢えて火中の栗を拾う覚悟にて調査せねばなるまい。
■テープの下を失礼させていただいてさらに前進しますが、やはりその先は僅かながらに荒れムードが漂って来た様子。まずは乗り越え、潜り抜け、迂回の不可な厄介な倒木ですが、幸いにしてこれはすでにチェーンソーでぶった切られていたため問題無し!
■うまい具合に処置されていた倒木の先へと進みますが、今度は路面が次第にヌタってきましたよ。まあ、この程度なので深刻な問題ではなかったですが、手持ちの地図によれば御鍋線のダートは遅かれ早かれ、その先で破線で示される山道と化しているらしいです。林道としての維持管理も基本的には二岐山登山道入口までみたい。したがって、これ以上進んでみても路面状況はさらに悪化するのみで得るところは少ないと判断。林道探索の偽りなき基本は「とりあえず行っとけ!」ですが、時には退くことも必要ということで、今回の御鍋線の探索は終了としておきました。ちなみに、引き返す途中で先述のテープに行く手を拒まれた登山者らしき四輪と 出会った っけ。
→探索終了!
→引き返して奥西部線に向かう!

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