このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2013.05.01
No.F-136

貝屋川線■いわき市 ■全線ダート ■接続→ヲテマ支線
■ヲテマ支線から1本道状態で接続して山中に延びる

 快晴に恵まれれば最高に爽快かつ気持の良い伐採現場を行くダート林道! 

 ↓広大な伐採斜面を行く貝屋川線。ピストンではありますが、ヲテマ線を探索
 する機会があったならば、ここは見逃すことのできない1本と言えますよ。


……こんな感じ……
■接続地点が古殿町といわき市との境界地点において、ヲテマ支線からそのまま1本道で接続されているピストン林道。ヲテマ国有林の深部を目指して延びている。接続元のヲテマ支線と同様に貝屋川に沿って下るコースとなっているが、沿道の雰囲気はやや険しさを増している。搬出を待つ木材が山積みされて即席の土場と化した路肩は深い貝屋川の谷間となって、最終的には無数の作業道が張り巡らされた伐採斜面で林道区間はエンドとなっている。しかし、路面状態はいたって良好、険しい斜面に囲まれた植林伐採現場の濃厚な雰囲気を味わいながらダートランが楽しめるだろう。道すがらの雰囲気にも暗さはなく、快晴時にはか鳴りの爽快さが味わえる1本。

■ヲテマ線の支線である「ヲテマ支線」の終点でそのまま1本道で接続されている貝屋川線の起点です。それぞれの林道標と廃ゲートがあるので、ここから別林道となることが分かると思います。ここが古殿町(手前)といわき市(前方)との境界になっているための処置でしょうが、状況的にはヲテマ支線がそのまま続いているといった感じです。
■ヲテマ国有林に延びるヲテマ支線から接続されているため、貝屋川線もヲテマ支線と同じく、木材伐採・搬出系の林道みたいですね。起点から少し進むと、やがて前方に山積みされた木材などが見えてきます。路面状況的にも特に変化はないみたい。固く圧縮されたフラットなダートが続きます。
→上空を見上げる!
■土場と化し、ストレスを癒すというスギの香りがほのかに充満していた貝屋川線のダートを進みますが、路肩には搬出を待つ木材がテンコ盛り! 荒廃した植林が広がる民有林とは異なって、さすがここは国有林です。そこかしこで木材が山積みされていましたよ。
■貝屋川に沿って土場状態となっていた林道の光景です。土場といえば木材搬出用の林道重機が必要ですが、それを動かすには油もまた必要でしょう。さすがにこのような植林地の奥ではガス泥もいないのか、路肩には燃料のドラム缶が無造作に置かれていたっけ。
→ドラム缶を眺める!
■貝屋川の谷間に沿って快適なダートで延びている貝屋川線ですが、なんだかこのまま川沿いに下って県14号線へと抜けていそうな気もします。手持ちの地図によれば、ダートは県道まで1.5キロほどの地点の山中で途切れているみたいですが、情報が古いということもありますからね。
■その後、路肩が不自然に広がった土場らしき地点がありましたが、ここには木材は置かれていませんでした。すでに搬出されて、新たな木材の集積を待っているといったところでしょうか。少し進んでは土場が現れ、その先で再び現れる。とにかく伐採エリアを行く貝屋川線は土場まみれです。
■そして貝屋川線沿道の土場で最も規模が大きかったのかここ。ダートに沿って路肩が土場化されており、そこでは集積された木材の壁が200メートルほど続きました。いやがうえにもここは林道であるということを実感させられます。
■テンコ盛りで山積み集材された木材の壁が続きます。林道といえば人里離れた山岳地帯の絶景などが好まれますが、このような土場の光景も林道らしくて悪くはないな。ビギナーの頃は全く気にも留めなかった林道の土場の光景ですが、今ではそれが「イイ」と思うまでに成長しました。
■無数の土場を通り過ぎて伐採斜面の崖沿いにを進むと土砂崩れ跡がありました。強引に道を切り開いたためか、山側の斜面が崩れてしまったようです。路面を越えて谷底へと崩れ落ちた土塊が見てとれますが、木材搬出に支障があるため、迅速に復旧作業が行われたみたい。
■ほとんど垂直に近い伐採斜面の崖沿いに進むと、やがて前方の山肌に刻み付けられた作業道が見えてきました。樹木は尾根の部分を残して全て伐られており、露となった斜面の生々しい作業道がいやでも目につきますが、これが本来の作業道の姿というものでしょう。
→付近の伐採斜面を眺める!
■縦横無尽に作業道が延びる斜面に沿ってさらに進むと、山肌の斜面を強引に切り通し状態にくり抜いた箇所に到達します。そして、そこでは露出した岩肌に立て掛けるようにして存在していた終点を示す林道標を発見! どうやら貝屋川線は作業道の張り巡らされた伐採斜面に囲まれたこの場所で終点となっていたみたいです。
■ただし、林道標設置地点でダートが途切れているのではなく、切り通しを過ぎた先にもまだ少しだけ続いていました。前方に見えているあの作業道に接続されていると思われますが、とりあえずそこまで進んでみます。ここまでやって来たからには末端を確認しなければね。
■そしてここがその先に続く作業道との接続地点です。その先の伐採斜面に沿ってさらに作業道が続きますが、林道としては木材搬出トラックが回転できるだけのスペースが設けられたこの地点が末端となっています。さらに続く作業道は泥んこ遊びの好きなアタック系な方の領域となるため、突入は遠慮させていただきましたが、ここはなかなか迫力ある場所でした。ぐるりと周囲を取り囲む斜面を見渡すことができ、広大な伐採現場の光景を欲しいままに堪能することができました。「県14号線へ抜けているかも」といっ密かな期待は破られましたが、久しぶりに迫力ある現場を眺めることができたので、それでもここは十分に満足できました。というわけで貝屋川線の探索は終了!
→探索終了!
→引き返してヲテマ支線に向かう!
→その先の作業道を眺める!
→谷間を眺める!
→上空を眺める!
→振り返る!

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