このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 小塩・塩之岐林道Koshio・shionomata林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
小塩・塩之岐林道  [1] [2]
んなこんなで滝倉沢川沿いに進んで来ましたが、気が付けば南会津町と只見町との境界地点に到達。同時にそこはなだらかな峠となった小塩・塩之岐林道における最高所の地点であり、その標高は950mほど。県351号線沿いの林道入口が海抜600mほどなので、それでも350m登ってきたことになります。ここまで延長距離が長いのであまり勾配を意識させられませんけどね。
を越えると当然ながら下り区間が開始します。南会津町側は渓流沿いのコースでしたが、只見町側はまずは山中のまっただ中を下るコースが続くみたい。特別に険しいこともなかったと思いますが、穏やかであった会津町側とは対照的に、カーブが連続する山岳区間となっていたんだっけ。
は言ってみても、ここは山深い会津山中の山岳ダート。玉石まみれでズルズルとした走りにくい区間もありました。これ、林道に敷かれるバラストの砂利ではないです。ちなみに南会津町のガレで名の知られた 多々石林道 でもそうなのですが、この付近の林道は地質的にそうであるのか、地面の土が洗い流されると 大量の石 が出てくるんですね。それで場合によっては大ガレ状態になってしまうのですが、ここもそれくさいな。
クザクな玉石まみれであったカーブ連続区間を下って進んでいくと、山中に開けた荒れ地というか、高原風に開けた「二の沢」という場所を抜けて通ります(トップ画像参照)。特になにがあるわけでもないですが、雰囲気的には素晴らしく、前方視界が開けて会津の山並が望めました。
の沢を過ぎて再び広葉樹林の森の中を小塩・塩之岐林道のダートは下っていきます。秋の季節だというのに生い茂ったクマザサの薮が連続し、圧迫感というか閉塞感を覚えてしまいますが、鮮やかな紅葉の色彩がそれを慰めてくれました。
や? 両路肩が不自然に膨らんだ地点がありました。すれ違いの待避所だと思われますが、エンジンを切って物悲しい秋の山の静寂さを味わうにはちょうどよい休憩ポイントでしたよ。一服がてらに眺めた木々の色彩がとても素晴らしかったなぁ。
の後、小塩・塩之岐林道で2本目となる名無し系ダートの分岐が現れますが、ご覧の通り、ここは南会津町方向から初めてやって来ると迷いやすいかもしれません。正解から述べると小塩・塩之岐林道本道は下りとなった左側で、直進側は右手の山中の奥深くまで分け入る名無し系ピストン。道標の類が設置されておらず、見た目にも本道と支線の区別がつきにくいんですね。
→名無しダートに突入!
体的にはまあまあ走りやすかった小塩・塩之岐林道ですが、なぜか両路肩が深くえぐれた区間もありました。人為的に掘られた側溝のようにも見えてしまいますが、さにあらず。雨水などの流水による洗堀作用の為せる技でした。
無しダートを分岐すると、小塩・塩之岐林道のダートは一気に急坂でかけ下ります。そこでヘアピンカーブに差しかかるのですが、ここは「一の沢」といういかにも山岳ダートくさいちょっとワイルドな地点。同時に崖崩れによる路面崩落の多発箇所でもあるらしく、雨天後などでは極悪なヌタ場が出現する地点としても知られていたものですが、探索時には真新しい砂利を敷き詰めた復旧の痕跡が残されていましたよ。
→右手の斜面を見上げる!
面崩落跡を過ぎて落ち込む崖のような斜面にへばりついてさらに下っていきます。やがて塩之岐川が寄り添ってきますが、そこまで下る路面意は無数の石が露出して見かけ以上にガタガタとしていたように思います。ちなみに、これより以降の区間はその後の土砂災害による災害復旧工事が現在(平成26[2014]年度)も林道沿いでなおも予定されているとのこと。
会津町との境界である峠から標高差300mを連続する下り坂で塩之岐川のほとりまで降りてきました。ここで峠から駆け下る山岳区間はひとまず終わり、この先は塩之岐川の流れに沿ったコースが始まります。ただし、路面は前日の秋雨の影響を受けて水溜まりがあちこちに発生。そういう意味では少々由々しき状況となっていたんだっけ。
→振り返る!
の後に続く塩之岐川の流れに沿った区間。よくあるなだらかな沢沿いコースであり、険しさもほとんど感じられませんが、ここは路面がびちゃびちゃだったなぁ。
越えする林道は峠へと至る山裾〜中腹のアプローチが長かったりするものですが、小塩・塩之岐林道もそんな感じ。南会津町側の滝倉沢川沿いの渓流区間と同じく、ここ只見町側の渓流ダート区間もけっこう長かったです。行けども進めども紅葉まみれの美しい景色が連続しました。
高もだいぶ下がってほとんど平坦コース続きとなった小塩・塩之岐林道の終盤区間。やがて現れるであろうその先の終点が意識されてきます。いつしか紅と黄色が素晴らしかった紅葉地帯を過ぎてダートはスギやヒノキの植林へと進んでいきます。
、最終的に塩之岐川を跨ぐこのコンクリ橋が現れるとその先で森が途切れます。ここまで長かった峠越えの小塩・塩之岐林道ですが、どうやらあそこが終点となっているみたい。
してたどり着いた終点です。予想通りここでダートは終了、その先は県351号線へと至る1本道の舗装路となっていましたよ。ちなみに、ここには終点を示す文字のかすれた林道標と共用林野を示す木杭が設置されていたんだっけ。というわけで秋の紅葉がとても素晴らしかった小塩・塩之岐林道の探索はここで終了! その後に繰り返された自然災害で現在は部分的にハードな荒れ状態となってしまった小塩・塩之岐林道ですが、この時はなんら問題なく、以上のようにまったりと林道探索を楽しめたものでした。
→探索終了!
→振り返る!
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