このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 黒森林道/ Kuromori林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2009.05.05 / No.F-141 
  広大な山林内で付近の林道を互いに連絡する走り心地の素晴らしいフラットダート


↑阿武隈山中の雰囲気の良い山林を行くフラットダートの黒森林道。ここはビギナーでも安心して存分にダートランを楽しめます。
浅見川林道から分岐して五社山黒森大内林道および三森林道とに連絡している完抜けダート林道。フラットで安定した砂利ダートが広大な山林に延びており、多少の登り下りはあるが、目立つ勾配もなくいたって走りやすい1本だ。延長距離はさほど長くないが、落ち着いた雰囲気でストレスなしにダートランを楽しめるだろう。なお、途中には電波塔へと続くダートの管理道分岐が存在。林道標は浅見川林道側入口にそれらしい物が存在しているものの、すでに文字が消滅して判読不可能である。

 [所在地]いわき市
 [路面状況]全線ダート / 完抜
 [接続林道]浅見川林道(県249号線)・五社山黒森大内林道・三森林道
 [コース]浅見川林道から五社山黒森大内林道および
      三森林道とのT字路までを結ぶ

浅見川林道こと県249号線から分岐する黒森林道の入口(右側)です。そこには青い鉄板タイプのくたびれた林道標が立っていますが、その文字はすでに完全消滅済み。事前情報無しにやって来るとここで迷ったものですが、知る人ぞ知る黒森林道の林道標ですね。このエリアを走り込んだことのある林道ライダーにはとても懐かしい地点です。
してこれが正面から行く手を眺めた黒森林道入口の様子です。ここが三森林道および五社山黒森大内林道へと連絡する林道であることを知っていれば、何の疑いもなくそのダートへと進めたものですが、そうでない場合は現在地が把握しにくく、どこに続いているのかとかなりの不安感とドキドキ感が味わえたものでした。
森林道のダートは分岐元の浅見川林道(県249号線)と変わりないフラットな砂利ダート。新緑のグリーンに栄えるダートが鮮やかであり、まさに「未舗装」といった趣で雰囲気的にも悪くはありません。ただし、この手の路面にありがちな砂埃っぽさはかなりのもの。対向車とすれ違う時はメットのシールドを下げておかないと目潰しを喰らいます。
面の乾燥した晴れの日には少々浮き砂利っぽいですが、極めて快適な黒森林道のダートです。道すがらの広葉樹の山林もなかなか自然色豊か。そして植林の森とは異なって、春先の新緑と共に秋には紅葉ダートが楽しめたんですよね、ここは。
く締った路面は小石が頭をのぞかせてガタガタ感を覚える箇所もありましたが、オフバイクのタイヤならまったく問題は無し! 逆にそれがいかにも未舗装林道らしくてちょうど良い感じ。エンジン付きで駆け抜けるには最高のステージでもありました。
右どちらを眺めても、ひたすらに広葉樹の森が広がる山林を気持ち良く進みます。このエリアは林道網が複雑に絡み合っているため、それをある程度把握していないとすぐに現在地を見失ったものですが、まあ、それも林道探索の楽しさの一つなんですね。ただし、それは機動力のあるオフバイクならではの話。そんな方はいないと思われますが、徒歩でこんなところ歩いていたらあっという間に日が暮れちゃいます。
ういえば黒森林道の途中には電波塔へと続くダート分岐があるのですが、それがここです。支線林道の分岐と勘違いしやすく紛らわしい地点となっていますが、黒森林道の本道は直進の右手なので要注意。まあ、間違えてもオフバイクならすぐに戻って来られるので問題はないですけどね。ちなみにここまでダート沿いに続いた電柱は電波塔への電源ライン。
適なフラットコースが続く黒森林道ですが、途中に1箇所だけちょっと荒れた地点がありました。雨水の洗堀作用で軽度のクレバスができており、砂利が洗い流されて固い岩盤が露出しています。といってもこの程度、オフバイクならかえって楽しいくらいかと。
述のクレバス地点は例外でしたが、やはり基本はあくまでこのような快適ダートです。道すがらに特筆するような見所ポイントはありませんが、穏やかな雰囲気に包まれながらストレス無しに走れるダートこそが黒森林道のウリでした。誰が訪れてもたぶんそう感じると思います。
の先で三森林道および五社山黒森大内林道と接続していることは承知済みでしたが、どこまでも続く新緑に萌える森の中、いくつものカーブが続いてその先の様子がまったく読めません。いつ、どこで、どのようにして三森林道および五社山黒森大内林道へと接続するのか、とてもわくわくしてしまいます。これも未知なる林道の楽しみの一つです。
半の平坦なストレート主体のコースから、やがてカーブが続くアップダウンのコース展開となって軽く山越えをします。ガードレールの設置された区間もありました。といってもあまり勾配を意識させない緩やかな山越えであり、ダートは相変わらず走りやすいの一言でした。
して突き当たるのがこのT地路、すなわち五社山黒森大内林道(左)および三森林道(右)が接続する黒森林道の終点です。初めてここにやって来ると、左右のどちらに進んだものか悩んでしまいますが、いずれも最終的には県35号線へと抜けられます。なお、ここには地図の記載された五社山黒森大内林道の林道標が存在していますが、簡略すぎてほとんど参考にはなりません。というわけで落ち着いた雰囲気が素晴らしかった黒森林道の探索はここまで!
→探索終了!
→引き返して浅見川林道(県249号線)に向かう!
→五社山黒森大内林道(左)の様子を眺める!
→三森林道(右)の様子を眺める!
→三森林道(含県247号線区間)に突入!
 
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