| 湯岐前林道から唯一分岐しているダートの志保ノ湯小木林道の起点です。現在(2016・平成27年現在)、初探索時からすでに10年の歳月が経過してしまいましたが、確かこの時はすぐそばにある「志保の湯温泉」に宿泊した翌朝のこと。宿を後にして、当時、すでに舗装済みであった湯岐前林道の味気ないアスファルトを走行中、偶然発見したこのダートに惹かれてすぐさま飛び込んだんだっけ。なお、ダート状態は現在も健在中。 |
| 小砂利の感触が心地よい志保ノ湯小木林道のダートをなだらかに下って進みます。スギやヒノキの植林の中を進んでいきますが、暗さは感じられなず、逆に明るさに満ちた感じでした。それはタイミング的に朝日が差し込む時間帯だったこともあったと思いますけどね。 |
| やがて下り傾斜角度がやや増してきて、一気に下るような形でカーブを交えつつさらに下りコースが続きますが、それでいながら荒れやガレは見られません。ダートはなかなか良い具合であり、一日の始まりに相応しく、落ち着いた雰囲気の中でオフを楽しめました。 |
| 明るくサンサンと朝日が差し込む志保ノ湯小木林道。ちなみにこの林道を探索したのは11月下中の頃。夜間に冷えきった空気が徐々に暖められていく様が目に見えるようであり、実際は寒かったですが、それでも朝の空気の清々しさがそこ感じられたんですね。 |
| 静寂さに満ち溢れた朝の林道の趣を満喫しながら下って行くと、やがてY字分岐が現れます。右手はそのまま下って田圃の脇へと延びていますが、本道は僅かに登りとなった左折側みたい。当然のことながら道標が設置されているはずもなく、確証はなかったですが、ここはイチかバチかのカンで左折側へと勝負をかけてみました。
→右折方向を眺める! |
| その後いったん登ってから再び下り坂となりました。荒れてこそはいませんが、幅員がぐっと狭まってダートはなんだか作業道チックな怪しい雰囲気に変化。「間違えた?」とも思ってしまいますが、戻るのも面倒くさいので愚直なまでに前進するのみです。 |
| さらに下り坂は続きますが、幅狭な幅員を維持しつつもダートはいたってまとも状態。やはりこのままどこかへと抜けているのは確実なようです。それは「志保ノ湯」「小木」という2つの地名から構成された林道名からも予想されました。 |
| 「民家だ!」そのまま構わずに下っていくと、やがて「湯岐前」地区とおぼしき民家が現れました。ここまでくれば終点はすぐそこであることが分かりました。でもこの幅員の狭さはなんでしょうか。軽トラ1台が通るのがやっとで、まるで裏山に延びるただの未舗装路みたいでした。等級的には3級を思わせる幅狭な低規格さです。 |
| そして民家の脇をかすめて進むと県111号線に突き当たってダートは終了。そこに林道標はありませんでしたが、ここが志保ノ湯小木林道の終点でしょう。県道から振り返ってみると、よもや一見の林道ライダーわざわざ立ち入るとは思えない、民家へのただの道といった風情。やはり志保ノ湯小木林道へのアプローチは湯岐前林道側からが分かりと思います。なお、唯一の目印は県道を左折した500mほど先の「前田バス停」ですよ。
→探索終了!
→引き返して湯岐前林道に向かう! |