このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 内川町・平畑林道/ Uchikawa・hirahata林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.12.29 / No.F-162 
 [ 所在地 ]矢祭町 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]北吉沢下野宮林道 [ 分岐林道 ]-
 味気ない舗装林道だと思いきや、その先にはまったりなダートが隠されている完抜け林道

祭町内川「町」地区にある内川町・平畑林道の起点です。R118号線を大子町方向から塙町方向に進むと、JR水郡線「矢祭山」駅の手前500mの地点に左折路する町道があるので、そこに入ります。その後は道なりに進めば、やがて左手に青い鉄板タイプの林道標が出迎えてくれることでしょう。具体的には「内川小学校」バス停と「内川」バス停の間に位置しており、林道入口の脇には民家があるため、ぱっと見すると人様の庭先に入る形にも見えますが、そういう展開はないのでご安心ください。ただし、ここでデジカメを構えて林道標付近をウロついていると不審者がられる恐れはあります。
道入口にある民家の玄関前を横切って、いざ内川町・平畑林道へと入線させていただきますが、序盤区間はゆるい登り坂となった舗装路となっています。なので、ここはよくある残念な林道なのかと思ってしまいますが・・・。
ばらく進んでいくと、嬉しいことに舗装が途切れてダート区間が出現! その境界からは陽差しに満ちた斜面伝いに続く明るいダートが見てとれ、予想外の展開にニヤリ。へへ、まさか入線直後の舗装区間の先に未舗装区間が隠されていたなんて!
れいに間伐、枝打ちされた植林の斜面に沿って細かくカーブを繰り返して進みます。植林地特有の暗さや陰気な雰囲気は微塵もありません。それでいながら路面はフラットでとても走りやすく、堆積した枯れ葉をカサコソと踏みつける音が心地良かったなぁ。
道名は福島県矢祭町の「内川町」、茨城県大子町の「平畑」といった地名連結タイプのものであるため、完抜けルートであることが予想された内川町・平畑林道。茨城県との県境へと至る峠道をウネウネとしたカーブしながら緩やかに登坂していきます。といっても、険しさは感じられず、あくまで穏やかな雰囲気なんですね。
こはまだ県境の手前ですが、しばらく進むと名も無き小さな峠地点が現れました。県境が峠となっているといった予想は裏切られましたが、それでも誰もいない静寂さで落ち着いた峠の風情は捨て難かったです。改めて「峠道はダートこそが相応しい」と実感した次第です。展望が望める峠ではなかったものの、少々まったりとたたずんでしまいました。
→上空を見上げる!
名の峠を過ぎると、ダートは少しヌルっとしていそうな土質に変化。通行した四輪のタイヤの網目パータンがそのまま土に刻み付けられていましたよ。そして峠を過ぎたことでコースは下りとなりますが、これは一時的なもの。林道は少し下っては再び少し登る、といったアップダウンをなぜか繰り返しているみたいです。
うこうしていると、やがて鉄板タイプと杭タイプの林道標が同時に設置されている地点が現れます。峠になっているわけでもなく、なんの変哲のない地点ですが、察するにここが福島県と茨城県の境となっているのでしょう。それは同時に林道の管理者が変わるということであり、なのでここに終点の林道標が設置されているんですね。というわけで内川町・平畑林道の探索はここまでですが、ダートそのものは県境を跨いでなおも続いています。
→林道標を眺める!
→振り返る!
お、林道標設置地点から茨城県側に数十メートル進むと真新しい舗装路との十字路が現れます。舗装路の正体は通称「奥久慈グリーンライン林道」こと北吉沢下野宮林道。奥久慈グリーンライン林道とは、大子町八溝地域の八溝林道、佐貫上野宮林道、日輪寺唐竹久保林道、北吉沢下野宮林道、そして男体・篭岩地域の水根持方林道、武生林道、持方上山林道、諸沢林道、照山林道から形成される林道ネットワークで、北吉沢下野宮林道はその一部。そんな北吉沢下野宮林道を右折すると「古屋敷」地区(福島県塙町方面)に、左折すれば「高田」地区(茨城県大子町方面)へ、直進すれば「大草」地区へとそれぞれ至りますが、迷いやすいので現在地の把握がまずは必要です。一応、ここには道標が立ってはいますけどね。
→探索終了!
→道標を眺める!
→直進ダートの様子をうかがう!
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