このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 茗荷大沢林道/ Myogaosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.12.29 / No.F-163 
 [ 所在地 ]矢祭町 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 虫食い舗装の出現は残念だが、それでも小砂利ダートと道すがらの雰囲気は悪くもない

溝山(1022.2m)の山裾に位置する矢祭町の未だ見ぬ林道を求めて県196号線界隈を探索中に発見したのがこの茗荷大沢林道。「茗荷」地区で県道を「塩の海」地区方向に折れて町道を進んで行くと、やがて左手に林道標の立つ起点を見つけることができました。ちなみに、茗荷大沢林道入口の数メートル先の右手には 檜山萩林道の入口 が、さらに町道をそのまま道なりに進むと 斑・塩ノ海林道 の起点があります。
してこれが入口の様子。ブルーの鉄板と杭タイプのいい感じにヤレた林道標が出迎えてくれますが、実はこれ、記載林道名がそれぞれで微妙に異なっているんですね。そんな茗荷大沢林道の起点ですが、まずはやたら砂利の散乱したアスファルトの舗装区間でスタート。
→林道標(鉄板タイプ)を眺める!
→林道標(杭タイプ)を眺める!
ざ茗荷大沢林道へと入線すると、断続的な登り坂が開始しますが、それはとてもなだらかなユルい坂でした。明るく開けた雰囲気のもとでは険しさを意識させる物はなにもなく、穏やかさのみが満ちている感じでしょうか。
線直後の舗装区間をしばらく進んでいくと、やがてアスファルトが途切れてダート区間が出現! じゃりじゃりとタイヤが踏みつける感触が心地よい小砂利質の路面でした。木の葉を落としてさっぱりとした冬枯れの山林は見通しも良く、気分よく軽快にWRをその先へと走らせることができました。へへ、これこそ林道のあるべき姿だな!
だし、惜しむらくはその後に虫食いでショートな舗装区間が現れてしまうこと。路面的な険しさは皆無なので坂道対策でもなさそうですが、これも林道舗装化の波というやつでしょうか。あ〜あ、林道好きで舗装化を喜ぶ者などいないのにねぇ・・・。
念な虫食い舗装区間を抜けてすぐに復活したダートをさらに前進すると、途中で林道標を見かけました。「平成2年度起点 林道茗荷大沢線」と記されています。周囲を見てもなにもない地点ですが、ここ、茗荷大沢林道のかつての終点だったのでしょう。
の後もなだらかな勾配で断続的に登坂していく茗荷大沢林道でしたが、現在地の標高はおよそ350〜400mの間ほどでしょうか。その程度なので、さしたる高度があるわけでもないですが、それでも気がつけば尾根筋辺りまで登ってきていました。
いうわけで、山腹から尾根筋へと登り詰めたことによって視界が大きく開けました。まぶしいほどの陽差しに満ちた爽快な区間ですが、そこは尾根筋の伐採地なんですね。それまでは徒歩であった山中の森林施業区域への到達時間の短縮、すなわち林業労働の軽減と森林施業コストの低減を図るため、自動車アクセスを可能とすべく開設された林道ということですが、だから転落の危険があるここではガードレールが設置されています。
根筋ダートを引き続き進んでいきますが、とある地点を境にそれまで穏やかであった登り傾斜角度が劇的に増大。まるで見上げるような角度でした。さすがに未舗装状態で林業トラックが登坂するのはキツいとみえて、またしても残念な舗装区間の出現です。
んな舗装区間ですが、やはり長さは短くてすぐにダートは復活するものの、終点はそのすぐ先でした。ガードレールが途切れてそこでプツリと道がなくなっていましたよ。林道名は「茗荷」と「大沢」の地名連結タイプなので、ここは完抜けだと思っていたのですが、違っていたようです。将来的にはどこかに完抜けするのかもしれませんが、今(2017時点)のところは終点を示す林道標が同地点に設置されているんですね。というわけで、虫食い舗装は残念でしたが、それなりに楽しめた茗荷大沢林道の探索はここまで!
→探索終了!
→林道標を眺める!
→振り返る!
→その先を眺める!
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