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 鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道/ Onigazura-kamata(kamata)林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.12.29 / No.F-165 
 [ 所在地 ]塙町 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ] 畑の沢林道  [ 分岐林道 ] 鎌田・佐賀草林道
 距離の長さ、雰囲気、眺望ともに素晴らしいが、実はそれを打ち砕く厳しい現実も・・・

町真名畑「宮田」地区にある鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道の起点にやって来ました。宮田地区の起点の様子からは、生活道路臭プンプンな舗装林道にしか見えませんが、実は鎌田川に沿って八溝山地へと分け入る林道で、延長距離は9.5キロと短くもありません。そしてすぐそばに位置する真名畑八溝林道の支線である畑の沢林道へとつながって周回している可能性が高いんですね。市販の県別地図や地理院地図では両林道共にピストンとして記載されていますが、以前からつながっていると睨んでいたこともあり、今回の探索はそれを実地確認するためでもあります。ただし、畑の沢林道には強固なゲートが存在しているため、鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道側からアプローチをかけたというわけ。
→振り返る!
溝川に架かる橋のたもとが起点となっている鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道ですが、まずは生活道路として舗装区間でスタート。宮田地区の家並みを抜けて300mほど進むと、ちょうど山林内へと入るこの地点で左折する鎌田・佐賀草林道のダート分岐が現れます。当然、食指をそそられましたが、まずは本命である鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道の探索を優先しておきました。
→鎌田・佐賀草林道の様子を眺める!
→鎌田・佐賀草林道に突入!
もその後しばらくは舗装区間が続きます。それは林道沿いに最奥の集落「鎌田」が存在するからであり、舗装区間は住民の方の生活道路も兼ねているんですね。そしてようやく現れた集落の民家の脇をか細い舗装路でかすめるようしてさらに前進です。
なみにこの鎌田集落ですが、林道伝いに細長く位置しているみたい。民家がその後もぽつりぽつりと現れまて、なかなか本格的な林道区間に至りません。そして(鎌田)の記述のある林道名についてですが、それは「鎌田林道」に属する「鬼ヶ頬・鎌田林道」という解釈でいいのかどうかは不明です。
本の山村的な風景を見せる鎌田集落の最奥の民家の脇を抜けると、そこでようやく路面はダート化します。ここから本格的に山林内へと進むコースとなっているようでした。未舗装となることで雰囲気もガラリといかにも林道っぽくなりました。
→振り返る!
ート区間に入ってしばらく進むと、林道沿いに流れる鎌田川が近づいてきてコンクリ橋で流れを渡ります。そしてこの後は渓流沿いに山中深く分け入るという、各地の林道ではお約束のパターンで鎌田川に沿って遡っていくんですね。
→鎌田川を眺める!
して旧式タイプの林道標と共に出現してしまった踏切式ゲート。う〜ん、やはりこの鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道もごたぶんに漏れずであったか・・・。最終的にはつながっていると思われる真名畑八溝林道の支線である畑の沢林道にもゲートがあるので、これで以降の区間は隔離されていることが確定してしまいました。まあ、予想はしていましたが、実際にそれを目にすると多少のショックは隠せません。さて、いかがしたものやら。
→ゲート右側を調べる!
→ゲート左側を調べる!
→林道標を眺める!
→左折ダートの様子をうかがう!
有林ゲート脇をかたじけなく失礼させて頂いてその先へと進みます。路面は多少のガタガタ感はあるものの、おおむねフラットで走りやすい状態でした。一般車両の通行は拒まれていますが、関係車両の通行はたまにあるのでしょう。ここ、そんな感じです。
の後さらにもう1カ所でコンクリ橋。林道は鎌田川沿いに並走する渓流コースではありますが、残念ながらその気配は感じられても道すがらにはほとんど見えません。よって橋上からが渓流を眺める唯一のポイントとなっています。
→鎌田川を眺める!
ンクリ橋を跨いで鎌田川右岸へと位置を変え、そのまま徐々に高度を増しつつ進みます。人里離れた山奥感が次第に濃くなっていきますが、カサコソと踏みつける落葉の音が心地よく、また、人っ子一人誰もいない静寂さも大変素晴らしかったなぁ。
イ感じでゆるくカーブしつつフラット状態で僅かに登坂していく鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道の静かなダート。高度が上がるにつれて体感的な寒さも増していきますが、キリリと引き締まるような寒い空気感が逆に清々しかったです。冬のこの時期の林道を訪れたことのある方なら分かると思いますが、それは同じ林道でもこの時季ならではの独特な趣なんですね。
の時季ならではの素晴らしい趣であった鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道。急ぐことなく冬枯れした林道の雰囲気を楽しみながらWRを進ませます。知らず知らずに標高もそれなりに上がったようで、先ほどまで樹木に覆われていた上空も大きく開けてきましたよ。
してここまでやって来ると、さすがにもう渓流沿いコースといった感じは失せました。左の谷底に流れていた鎌田川も源流域へと至ったのか、姿を消してしまい、山岳ダートの趣が色濃くなってきます。無骨さプンプンな荒削りの壁面区間が「いかにも」であり、この雰囲気が林道ライダーにはたまりませんなぁ!
なみに鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道と、おそらくその先で接続していると思われる畑ノ沢林道は本来は別々のピストンだったと思われますが、ピストン時代の終点はすでに通り過ぎたっぽいです。気がつけばいつしか勾配角度がぐっと増し、キャタピラ跡が刻み付けられた砂礫っぽいこの路面状況から察するに、現在通過中のこの区間こそが、両林道をつなぐべく、その後に延長開設された部分とみて間違いなさそう。どこか突貫工事的な、開設後さほど年月が経過していないような雰囲気がそう思わせます。
→右手斜面を眺め上げる!
すが林業が盛んな地だけあって、「八溝林業地」と呼ばれるだけのことはありました。道すがらに展開する国有林の植林はなかなか見事。そしてそんな場所に奥深く分け入り、さらに高度を上げていく鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道も申し分なかったです。まさに「林道」を実感するにふさわしいステージなんですね、ここは!
→さらに鬼ヶ頬・鎌田(鎌田)林道を進む!
→探索中止!
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