殿山林道/ Tonoyama

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜　 探索日 2015.12.30 / No.F-174

［ 所在地 ］鮫川村　［ 状態 ］完抜舗装　［ 接続林道 ］ 寅卯平蕨平林道 　［ 分岐林道 ］-

道すがらの静かな雰囲気は悪くもないが、所詮はどこか農道っぽい鋪装林道

	歳の暮れも大いに迫った年末のとある日、鮫川村の未だ見ぬ林道を求めて彷徨い、発見した殿山の起点です。場所は県25号線からかなり引っ込んだ赤坂西野「蕨平」地区。まあ、普通にツーリングしていて通りがかるような場所でもなく、そこに林道標はありましたが、期待するまでもなく路面は完全鋪装済み。別の意味で過酷な林道探索になりそうな予感・・・。 →振り返る！
	殿山林道へと乗り込むと、すぐに雑木林のような山野の森へと進んでいきますが、コース的には僅かなアップダウン程度の起伏があったのみ。山間部でもないため地形的な険しさは皆無であり、道すがらに気になる物はなかったです。
	その後すぐに山野に細長く開かれた田圃伝いに林道区間の舗装路が続きます。のどかで穏やかな景色が広がりますが、いわゆる林道探索的にはあくびが出そう。ふと立ち止まって見上げた上空の青さが目に染みたんだっけ。 →上空を眺める！
	山野の雑木林に囲まれた田圃を時に横切りつつ、うねうねと細かくカーブしながら続くと殿山林道。路面が鋪装されているので生活道路系の林道かとも思ってしまいますが、途中で民家を見かけることはなかったです。この雰囲気はまるっきし農道・・・だな。 →景色を眺める！
	その後いったん田圃が途切れて、殿山林道は山間部のような山林内を抜けていきますが、それでも山の中と言うほどではなかったです。大した坂もありません。
	山林内を少し進むと行く手が明るく開けて、再び田圃に沿って進むコースに戻ります。冬枯れの丘陵地帯の光景が続きますが、ちょうどこの辺りの左方向には「殿山（629.2ｍ）」なる山があるみたい。鮫川、久慈川、阿武隈川水系それぞれの水系の分水嶺になっていて、二等三角点があるとのこと。鮫川村では名山中の名山とも言われているそうですよ。しかし、なにぶんにも地味すぎて、探索時にはその存在すら全く気がつきませんでした。あはは、山道入口なんてどこにも無かったし。
	そんな感じで特になにもないまま進んで行くと、やがて行く手に赤坂西野「押目」地区の民家が見えてきます。そこで県25号線へと突き当たって殿山林道は終点となりますが、「蕨平」の林道入口から県道の終点まで延長距離は4.7キロほどとなっています。
	県25号線へと突き当たったこの地点で殿山林道の終点です。周囲を調べてみますが、林道を示す証はどこにも、そしてなにもありませんでした。というわけで、県道を通りがかっても、ここが林道入口であることにはまず気がつかないと思います。まあ、わざわざ訪れるような林道でもないですけどね。というわけで殿山林道の探索は終了。 →探索終了！ →引き返して寅卯蕨平林道に向かう！ →振り返る！ →状況確認！

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