このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 寺下林道/ Terashita林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2017.12.29 / No.F-184 
 [ 所在地 ]いわき市 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 これといった見所はないものの適度に廃れ荒れたダートでオフが楽しめる完抜け林道

和町上永井地区にある寺下林道の起点にやって来ました。三和町下永井地区の「軽井沢」から町道を「火沢」に進み、火沢で左折せずに直進すると県66号線「鷹ノ巣」に至りますが、その途中左手に現れるのが寺下林道。山林内に延びる町道の狭い舗装路をたどっていくと、カーブミラーの設置された左急カーブ地点にダートで開始している林道入口が突然現れます。木杭タイプの林道標が立っているので通りがかれば見落とす事はあり得ません。
→ 地理院地図で確認!
→ 林道標を眺める!
道標が設置された起点の入口から眺めた寺下林道行く手の様子ですが、嬉しいことに林道は即ダート状態で開始しています。さらには林道ライダーの敵ナンバー・ワンの「ゲート」も設置されておらず、自由通行状態であったのは喜ばしいことでした。ちなみに、こうして林道入口を眺めてみると、陽射しが差し込んで暖かそうにも見えていますが、現地では実際はかなりの気温の低さであったことを付け加えておきましょう。
→ 付近を調べる!
っそく寺下林道のダートへと進撃させていただきますが、すぐに林道最高地点となる標高500m地点を一気に目指す急な登り坂が現れます。エンジンにものを言わせてガンガンと登っていきますが、それに合わせるかのように土質っぽい路面には白い積雪が出現!
ートへの積雪は局地的で予想通り大したこともなかったですが、路面状況は良くありませんでした。急な勾配が連続するため雨天時には林道は流れ下る雨水で「沢」と化してしまうのか、路面には随所で土塊だってクレバスも発生していた模様。冬の寒さでコチコチな固い凍土となった路面はガタガタ感が大きかったです。
レバスの深さですが、20センチほどあったでしょうか。段差的には大したこともありませんが、しかしそこは幅狭な地面の亀裂です。落ち込むとフロントの動きが著しく制限されてしまい、運が悪いとその瞬間、勢いで転倒してしまう事態もあるでしょう。
「簡易鋪装だ!」連続する上り勾配の途中ではまさかのコンクリ簡易鋪装に遭遇。傾斜角度がきついので、林道の舗装化ではなく単なる通行車両への坂道対策だと思われますが、幸い極短ですぐに未舗装が復活していました。しかしこれ、林道ライダー的には必要ないな。
短であった区間を過ぎてさらに標高を上げていきますが、次第に周囲の樹林が明るく開けてきました。起点から登り続けて標高500mほどの尾根筋へと達してきたようですね。澄み渡る冬の青空がとても爽やかで、なんだかポカポカとした暖かい小春日和にも見えてしまいますが、実際は身も凍るほどのかなりの寒さでした。「晴れているので山の林道も暖かいだろう」と思ってしまうのはムリもないですが、それはちょっと考えが甘いです。
→ 景色を眺める!
晴れの明るさに満ち溢れた尾根筋の陽気とは裏腹に身も竦む寒さであった寺下林道。寒さは厳しいですが、道すがらの雰囲気的もかなりいい感じです。冬のこの季節は山の木々が冬枯れして見通しは良好、鬱蒼とした草深い雰囲気が消え去っているんですね。
してオフバイク的にちょっと楽しませてくれる路面状況。夏から秋にかけて林道を襲いまくった集中豪雨の傷跡がそのまま残されていたようで、クレバスや路面陥没区間が時たま思い出したかのように現れます。路面の亀裂や陥没は大量の落葉で隠されていますが、路面はいたる所でボコボコに傷んでおり、ここでは適度な走り難さが逆に楽しかったなぁ。
冬枯れしているため探索時に草深さを感じることもなかったですが、この寺下林道、ヤブが繁茂する夏場はそれなりに草深そうな気がします。フワフワとした路面のワダチ部分をよく眺めてみると、枯れ草で地面の土がほとんど見えていませんでした。
→ 路肩を調べる!
通ならば土が露出しているワダチ部分まで枯れ草に覆われて、まるで芝生のようになっていた寺下林道のダートです。冬のこの季節、用もないのに立入る車両と出会うはずもなく、静寂さに包まれた林道は雰囲気的にも穏やかそのものでした。寒さは厳しいですが、フカフカとした枯れ草ダートの感触がとても心地良くてルンルン気分!
んな感じで意外と悪くもない印象の登坂ダートを進んでいきますが、さらに標高が上がっていくと地面への積雪箇所が頻繁に現れてきます。といっても白い塊がチラホラと目につく程度なので、走行的には全く問題なし。順調にWRを進めることができました。
高およそ500mほどの林道最高所地点付近に差しかかりました。この付近を境としてダートは下りに転じますが、気がつくと下りになっていたという感じでしょうか。緩やかにたわんで明確な峠状態にはなっておらず、また、峠ならではの展望が望めるわけでもないので気がつきにくいんですね。ダートを覆う白い積雪に標高の高さを感じるだけです。
明瞭な峠を越えて下りに転じたダートをおりていきますが、寺下林道ではこの付近が一番草深かったかな。枯れ草によるフワフワ感が最高潮に達しますが、もちろん探索時は雑草が冬枯れしている状態なので走行的になんら影響を受けることはなかったです。
の後しばらく進むと、やがて尾根筋を後にしてダートはスギやヒノキの植林へと降りていきます。当然ながらそこは日影がちであり、地面も白くうっすらと積雪に覆われていたりしました。太陽の陽射しで明るさに満ち溢れていた尾根筋とは打って変わり、樹林の中の薄暗い林道の雰囲気に、思わずブルル・・・と冬の寒さがことさら身に染みてしまいます。
→ 探索中止!
→さらに寺下林道を進む!
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