このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.10.13
No.G-008

小中新地線■みどり市(旧東村)・沼田市(旧利根村) ■半ダート ■接続→小中西山線・新地線 ■分岐→下の滝線
■小中西山線と新地線とを結ぶ

 ガレた連続勾配で峠越え、ガタガタな路面走破でオフを心ゆくまで満喫! 

 ↓みどり市側の登坂区間にはこのようなクレバスも! 部分的にガレが著しい
 ですが、急がずにゆっくり走破するには走り応えのある楽しい1本でしょう。


……こんな感じ……
■みどり市から峰越えをして沼田市へと延びる完抜け半ダート。接続する新地線、栗原川線と共に関東屈指の長距離ダートを形成していることで有名だが、その中にあってはガレ状態が区間的に著しい。みどり市方面から入線すると、序盤の舗装区間を経ていきなりクレバスの走るつぶての大きな砂利区間に突入。延々とズルズルな路面で峠へと登り詰め、以降は終点の新地線接続口まで河原状態にも似た玉石ダートが続いてしまう。雰囲気的には無骨な荒々しい山岳ダートのオフを満喫できるが、その路面状態につき走破所要時間はそれなりにかかるかも。時間に余裕を持って探索するには最高だが、夕暮れ時の時間に追われた場合には焦りをも感じる1本である。

■新地線、栗原川線と3本セットで関東屈指のロングダートを形成する小中新地線のR122号線側の入口です。わたらせ渓谷鉄道「こなか」駅前から県268号線へと進み、道なりに小中西山線(舗装)に乗り継ぐと起点にやって来ることができます。ちなみに、当林道を含めた理想の探索コースは小中新地線→新地線→栗原川線の順、もしくはその逆で一筆書きで進むことですが、途中に存在するゲートの開閉状態によっては、運が悪いととてつもなく大回りをするハメにおちいる場合もあり。
→起点を振り返る!
■小中西山線から左折分岐している小中新地線に入ると、すぐ目と鼻の先に林道地図が掲載された看板が立っています。なお、小中新地線は終点にしか林道標が設置されておらず、またダート開始地点はここより舗装区間をしばらく進んだ先になっているため、初めてやってきた場合には「本当にここでよいの…?」と不安に駆られることもあるかもしれません。そんな場合はこの看板を眺めれば、現在地と「小中新地線」の文字が記されているので不安は即解消します。
→看板を眺める!
■「・・・・・・・。」
■簡易パイプ柵の脇をス○ーして山間の舗装路を先へと急ぎます。
■その後、ダート分岐とおぼしき地点が現れますが、これはただの新道付け替え箇所でした。かつてのダート区間がほんの僅かに残る旧道区間をショートカットするように新たな舗装路が施設されているだけであり、分岐でもなんでもありません。ここ、入ってみても意味はありませんよ。
■登坂しつつ延びる舗装路を辿って進むと、今度は右手に本物のダート分岐が現れました。先述した林道地素看板によるとピストンの「滝の下線」がこの付近で右手に分岐しているようですが、残念ながらここには林道標が設置されていません。よって滝の上線である可能性はとても高いですが、確信を持つまでには至りませんでした。
→右折ダート分岐を眺める!
■その後もダート開始地点を目指して進みますが、舗装区間は意外と長く、ダラダラとした感じでさらに登坂して延びています。
■さらに進むと今度は左手に治山工事用道路の分岐が現れます。見るからに激坂なその様子はどう見てもまともな名のある林道とは思えず、こういう場合は時間の関係上、立ち止まることなく先へと進むべきですが、いつもの癖でその先を眺めてしまいました。こんなじゃ、いくら探索時間があっても足りませんよ。とほほ…。
→治山工事用道路を眺める!
■なんやかんやで舗装区間の通過には思った以上の時間を喰ってしまいましたが、ようやくダート開始地点にたどり着きました。見たところ特になんの変哲もない右登坂カーブの途中で舗装がいきなり途切れて砂利ダートが始まっていますが、いよいよですね! 
■「ガレてるな…」小中新地線のダートの第一印象です。連続した登り坂となっている砂利質路面にはつぶての大きうな石ころが散乱、岩コロという程までは大きくはないのですが、それが一面にびっしりと。それらにフロントタイヤが乗り上げるととても走りにくく、かといって一々避けるほどでもありません。よって構わずに突っ込みますが、そのせいでガタガタとして走りにくい状態です。
■リアがズルズルと尻振り気味で走りにくい石ころまみれの登坂路がどこまでも続きます。加えて、いつしかそこにクレバスも発生、これが路面を縦横に横切り始めました(最上段の画像参照)。これが先ほどまでの快適舗装路の続いた同じ林道であるとは思えないほどです。なお、ここでライン取りしつつの超低速走行で登坂していると、前方を重装備で徒歩にてえっちらほっちらと登っていく登山者らしき人物に追いつきました。
■で、その登山者らしき人物(男性)もこちらに気が付いたようで、チラチラと振り返ってこちらを眺めていました。あちらは重装備の徒歩、こちらはどう見ても楽チンなオフバイク。後ろめたさと共に「早く行けよ…」との無言の圧力をひしひしと感じますが、路面はこの有様なのでスピードは出せません。まるでわざとゆっくり見せつけて追い抜く形となってしまい、なんだかとても気まずい雰囲気に…。ま、こればかりは仕方なかろうて。

※なお、ここでは人物を入れての撮影はできかねたことを付け加えておきます。
■ガタガタガタ…。つぶての大きな砂利によって見かけ以上に走りにくい登坂路が続きます。後方には例の登山者らしき人物がジワジワと追尾してくるので、できれば一気に引き離したいところでしたが、路面状況がそれを許しません。と同時に、その目前での無様な転倒という最悪の事態だけはなんとしても避けたいので、ここはあえて牛歩の歩みで進みました。ちなみに、路面状態は山梨県と長野県にまたがる 川上牧丘林道のガレダート区間 と似ている感じです。
■ガタガタガタ…。その後も砂利と言うにはつぶてが大きすぎる河原のような路面がなおも続きますが、ここにきてようやくようやく登山者らしき人物を振りきりました。ダートはここから連続カーブの九十九折りで傾斜角度を一気に増大させていきますが、その途中で直進する形の右折ダート分岐が現れます。付近に林道標はなく、どうやら名無しのピストンになっているようです。
■名無し分岐を過ぎて急勾配のカーブを少し進むと、おそらく先ほどの登山者らしき人物もここを目指しているものと思われますが、路肩右手に各種標識の立つ袈裟丸山登山口が現れました。ここには詳細な登山ルートを記した案内板が設置されており、 それによると登山道は袈裟丸山(1878m)経由で小中西山線に抜けられ、なかなか整備が行き届いているようです。
→登山道案内板を眺める!
→さらに小中新地線を進む!
→もう飽きた…

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください