このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.10.11
No.G-012

秋鹿大影線■みなかみ町(旧新治村)・中之条町 ■半ダート ■分岐→赤沢線・霧峠線・秋鹿線
■みなかみ町「大影」地区地先から中之条町「大鹿」地区とを結ぶ

 延長距離もそこそこあって峠越えダートを満喫できるメジャーな林道! 

 ↓林道の通る立地は険しくても路面そのものは基本的に穏やかでとても走りや
 すい1本です。なのでのんびりダート走行を楽しみたい場合には最適かと。


……こんな感じ……
■みなかみ町から中之条町へと峠越えして延びるほぼ全線ダートの完抜メジャー林道であり、四万温泉側にて万沢線へと乗り継ぐ定番コースの一端をになう1本。終点起点のどちら側から入線しても途中の霧峠までは連続した勾配が続くが、路面状況は総じて良好といえる。山深い山中に延びる沿道は決して暗い雰囲気ではないが、景観的なものはほとんど望めないため、当林道での楽しみとしては純粋なダート走行そのものとなるだろう。コース的には初心者向けだが、延長距離も申し分なく、また支線群も豊富に分岐しているため、林道をストレス無くじっくり楽しみたい場合にはうってつけ。ちなみに出入口に設置された標識は名称が異なっているためややこしい。

■群馬県では言わずと知れたメジャー林道である秋鹿大影線のみなかみ町側の入口です。当林道は広く名の知られた1本ではありますが、その名称については「秋鹿線と大影線区間とに分かれている」とか、「大影・秋鹿線」、「秋鹿大影線」または「秋鹿線」などと諸説があるようで、今ひとつはっきりしていないのが現状。その原因はきちんと分かりやすい林道標が設置されていないのが原因ですが、一般的には「秋鹿大影線」で通っているようなので、当サイトでも秋鹿大影線として紹介することにしておきます。ちなみに沿道上で確認できる標識としては、みなかみ町側には「村道大影・秋鹿線」と記されたもの、中之条町側に「秋鹿林道」と記されたものが存在。これだけでも「?」と思ってしまいますが、ま、若干の謎を残してそれはさておき、いざ秋鹿大影線に突入ですよ!
■入口には「村道 大影・秋鹿線」との標識が掲げられているだけあって、入線してしばらくは民家の脇や山間の田圃脇を通って進みます。ここはそのなの通りまさに村道といった感じですね。ダート開始地点まではもう少しの辛抱です。
■山間の斜面に開かれた最奥の田圃脇を抜けると、そこで舗装が途切れて秋鹿大影線のダートが始まりました。路面は目の細かなフラットな砂利質でいかにも走りやすそうな感じです。
■山裾の山林の中をなだらかに少しづつ登って進みます。路面的には走りやすくはありますが、その代わり雰囲気的にはどこにでもあるような薄暗い山間部に延びる林道といった感じに。
■行く手にコンクリ橋が現れました。手持ちの県別地図を眺めてみると、秋鹿大影線は「須川川」の流れに沿って延びており、どうやらこれはそれに架かる橋のようです。橋上には水溜まりと湿った泥が堆積、そこには先行者のものと思われ一本のオフバイクのタイヤ跡が刻み込まれていました。
→須川川を眺める
■特になんて事のないコンクリ橋を渡ると、杉の植林地の中を登坂していきます。杉林の中に延びる目の細かな砂地のようなダートには、相変わらずオフバイクのタイヤ跡が残されていました。やはりここはメジャー林道ということで、姿こそ見えませんが、オフバイクの通行は多そうです。
■植林地の中をしばらく登っていくと切り返しの右折分岐地点が現れました。右折側は舗装されており、再び手持ちの県別地図を眺めてみると、これは「奥平温泉」の一軒宿「ゆびら荘」へとつながっているようでした。ただし、民宿としての営業は停止しているらしく、ここには案内板などは掲げられていません。ちなみに、秋鹿大影線の入口付近には日帰り温泉施設「遊神館」がありますが、その湯はここからパイプにて送られているそうです。
■休業中の奥平温泉への分岐を過ぎると、その先に付近の分岐を記した案内板が立っています。それによれば、この先にて左右に1本づつの分岐箇所があり、最初に現れる左折は「小池沼」に、その後の右折は「森林公園(川手山森林公園)」に、道なりに直進すると「四万温泉」へと至ることが記載されていました。これは明らかに観光客を意識したものであり、そういう意味でもここは一般車両の通行がそれなりにありそうですね。
■で、先述の案内板の少し先に現れたのが、そこに記載されていた小池沼へと至るガタガタ舗装路の左折分岐です。ここにも標識が掲げられており、左折側は「小池沼方面」、直進側には「川手山キャンプ場2.5km」と記されていました。この標識があるので迷うこともないと思いますが、秋鹿大影線本道は道なりの直進方向です。念のため。
■自然のままの姿を残しているという小池沼への立ち寄りはパスして本道を進むと、とある右カーブ地点に林道標らしき標識がありました。そう言えば「村道大影・秋鹿線」と記されたものは林道入口にあったけど、「林道秋鹿大影線」と記されたものはまだ目にしていないな、と思い近づいてみますが、標識はものの見事に白化済み…。これじゃあ、林道名が確認できませんよ。なんてこった!
■2本もの標識が立てられていながら、その2本とも白化していた標識地点を過ぎてさらに進むと、上空が開けて明るい雰囲気になりました。登り坂はなおも続きますが、ようやく山裾の薄暗い山中区間は抜け出したようです。
■そしてズルズルとした坂道の途中右手に現れるのが、これも先述の案内板に「森林公園」と記されていた右折分岐であり、分岐地点にはボロボロに腐りかけた「川手山森林公園」と記された木製の標識が立っています。秋鹿大影線本道は道なり方向ですが、ここを右折すると雨見線があります。
■川手山森林公園入口を過ぎるとダートは勾配角度を一気に増大させ、徒歩やマウンテンバイクでは心臓破りとなるキツい登坂路に変化。「オフバイクなので関係ないな」と思いつつ、バババと登って進むと、なんとそこには舗装路が! おそらくこれは勾配対策だと思われましたが、まさかこんな地点に虫食い舗装があろうとは…。
■「や、やられた…!」予想外の舗装区間は短くすぐに砂利ダートが復活しましたが、さらにその先にて駄目押しの舗装区間が再び! やはり完全なる全線ダートというのは幻想であったようです。
■幸い、手前2箇所の舗装区間はいずれも短く、すぐにダートが復活したので気を取り直してさらに前進します。その後、急激な登坂区間は終わりましたが、その代わりにここからは急峻な険しい山肌にへばり付くようにして進むことになるようです。
→さらに秋鹿大影線を進む!
→もう飽きた…

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