このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.09.15
No.G-021

中の沢線■上野村 ■半ダート ■分岐→東沢線
■R499号線「乙父」地区から山中に延びる

 乙父沢沿いの荒々しく険しい岩壁光景が見所となる治山系のピストン林道 

 ↓始終、乙父沢の流れに沿って延びる中の沢線。延長距離はさほど長くもない
 ですが、景観的な見所はあります。訪れてみても悪くはない1本かも。


……こんな感じ……
■群馬県と埼玉県の県境に近い山中に延びるピストン。始終、乙父沢の流れに沿って延びている林道で、乙父地区に掲げられた林道標にば「中の沢林道(乙父林道)」と記載されている。路面は上野大滝線方面へのアクセス路となる東沢線を分岐する地点までは舗装されており、その先がダート区間となっている。探索時には治山工事が実施されていたため路面は軽く圧縮された状態にあったが、もともとは多少のガタガタ感がある程度だろう。コース的には断続的に登り坂が続き、途中では乙父沢沿いの断崖のような岩崖に面したかなり険しい地点も通過する。雰囲気的にはやや暗めだが、陰気さはなく、雰囲気的には悪くもない1本である。

■上野村を走るR299号線沿いの乙父地区にある中の沢線の入口です。 国道を「父母トンネル」脇から旧道へと折れて、乙父地区の家並みの中を進むと神流川をまたぐ橋があり、対岸の橋のたもとに林道標が設置されていました。中の沢線を進むにはここを直進します。
→振り返る!
■中の沢線の林道標を確認してからその先へと進みますが、途中では林道らしく切り出された木材が山積みされた光景などを見かけるものの、しばらくは乙父沢沿いの鋪装区間が続きます。
■鋪装区間をしばらく進むとやがて乙父沢をまたいで左折するダートの東沢線の分岐が現れます。左折して東沢線へと進めば、途中から上野大滝線へとアクセスできるので、ここは見覚えのある方も多いと思いますが、中の沢線を進む場合は直進ですよ。ちなみに路面の鋪装区間はここまで。
→東沢線の様子を眺める!
→東沢林道に突入!
■東沢線との分岐を直進して中の沢線のダートに乗り込みます。するとすぐその先に工事予告の看板が掲げられていました。 どうやらこの先3.5キロの地点でおよそ半年の予定で治山工事が行われている模様。通行止めとなっていないことを祈りながらその先へと前進させていただきます。
■ちなみに、中の沢線の林道標には林道名が「中の沢林道(乙父林道)」と記されていますが、この林道はまさに乙父沢沿いに延びているので、名称が「乙父林道」であってもうなずけますが、これはちょっとばかり分かりにくいなぁ。
■林道と沢を覆うように鬱蒼と茂った森の木々が少し暗めの雰囲気ですが、広葉樹の森なので陰気というわけではないようです。山奥の林道ではこれくらいの方が雰囲気があって良いかもしれません。静かに流れる乙父沢を眺めながらダートをたどって進みます。
→乙父沢を眺める!
■沢沿いの静かな森のなかをなだらかな登り坂で進んでいきますが、途中ではこのような奇岩を見かけました。といっても、これはおそらく林道開設の際に岩盤をぶち抜いてできたのであって、自然に造形された物ではないでしょうね。
→奇岩を眺める!
■しっとりと落ち着いた雰囲気のダートが続きます。ピストン林道でありながら路面にはワダチも見られず、軽く圧縮されたように路面が慣らされているのは、やはり治山工事の関係車両が通行しているからなのでしょうか? ま、走りやすくはありましたけど。
■おや? ゲートがありましたよ。でも遮断バーは取り外されてどこかへと撤去されていたらしく、ここは廃ゲート化されていたみたいです。うむ、良かった、良かった。ここまで進んできて閉めきられたのじゃあ、たまらんですからね。
■廃ゲートを超えてさらに進むと乙父沢をまたぐ小さなコンクリ橋が現れ、そのすぐ先に小屋が立っていました。中の沢線沿道の森は国有林とのことなので、林業作業用の休憩小屋にでもなっていたのでしょう。現在は使用されている雰囲気ではなかったですけど。
■その後、ダートは乙父沢沿の険しい切り立った断崖地点を通過します。ここだけ路面にコンクリが打たれて簡易鋪装されているのは、その地形的な険しさに起因するみたい。ガードレール越しに右手に位置する乙父沢の流れをのぞき込んでみると、いかにも険しいその状況がよく分かります。
→乙父沢を眺める!
■断崖地点を過ぎて少し進むと治山工事が行われているという現場に到着しました。ここでは砂防ダムを構築しているらしく、パワーショベルの姿も見えます。ただし、幸いなことに探索時は休工日であったらしくて現場に作業員の姿は全く無し! 仮に作業が行われていたとしても、「通行止め」の看板は林道入口に掲げられていなかったので関係ないですけどね。
■無人状態となっていた治山の工事現場を通過してその先へと進みます。それと同時に路面には雑草のワダチが現れはじめてきました。関係車両の行き来する工事現場を過ぎたことで路面の圧縮も解かれて、その状態はややラフなものへと変化してきたみたいです。
■おや? これは砂防ダムを兼ねたような沈下橋ですよ。いかにも源流域っぽい雰囲気の乙父沢の流れを渡って中の沢線のダートはさらに続いていましたが、徐々に勾配の傾斜角度が大きくなってきたみたいです。うむ、なんだかいい雰囲気となっていましたよ。
■乙父沢に寄り沿いつつの勾配区間が連続します。ダートには落ち葉が厚く堆積した箇所もあって、いかにも通行の希薄そうな雰囲気が漂いますが、それでも路面自体に荒れは見られませんでした。幅員もところによっては広くてまともな感じです。ちなみに、この地点には右折する作業道分岐があって、本道である中の沢線はまともでも、そちらは恐ろしくガレガレな状態となっていたっけ。
→作業道の様子をうかがう!
→さらに中の沢線を進む!
→もう飽きた…

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