このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2008.12.30
No.IBA-124

熊穴線■常陸太田市(旧里美村) ■半ダート ■分岐→熊穴支線
■県22号線「熊穴」バス停脇から三鈷室山山頂へ至る道に抜ける

 実際以上に延長距離を感じてしまう植林地帯の暗めなダートが延々と… 

 ↓完抜けなので走る価値はありますが、植林地帯の暗い雰囲気のダートが続く
 ので、人によってはさほど楽しくはないかも。所々でヌタ場もあるし…。


……こんな感じ……
■県22号線から分岐、福島県との県境の山中を縫うように延びて三鈷室山の山裾へと抜ける完抜け林道。県道から入線するとしばらくはコンクリ簡易舗装路の登坂区間が続き、以降は熊穴支線分岐地点までは小砂利をまぶしたようなダートが続く。全線を通じて致命的な荒れやガレは見られないが、支線分岐地点を過ぎると路面状態は土質へと変わり、随所で山土のヌタ場が見られるようになる。深い植林地帯の真っ直中に延びるため、これも全線を通じて景観的なものは全く望めず、総じて道筋は陽当たりが悪いので暗めの雰囲気になっている。途中、見るべき物もなく、ただ黙々と走行することになるので、実際以上に延長距離が長く感じられてしまうかもしれない。

■常陸太田市(旧里美村)と北茨木市とを結ぶ県22号沿いにある熊穴線の起点です。R349号線(茨城街道)側から県道を進むと、左手に茨城交通「熊穴」バス停脇に簡易舗装された入口があり、岡見線経由で再び県22号線に周回することができます。なお、ここには林道標は無かったと思います。
■あぁ、チェーンの付いたこんな仕掛けが…。
→周囲を調べる!
■県道から左折してチェーンゲートを擦り○け通過すると、熊穴線は山肌に取り付くように急坂で一気に登坂していきます。落ち葉や砂利が散乱堆積しているので画像では分かり難いですが、路面は相変わらず入口から続くコンクリ簡易舗装となっていました。
■コンクリ舗装路に砂利が堆積しているためズルズルとした路面をしばらく登坂して進むと、切り返しを過ぎた先でようやくダート区間が現れました。小砂利をまぶしたようなダートで、ちょっとザクザクとした感触です。
■路面的には今のところ問題はないですが、山肌に広がる植林地帯の中を進むため雰囲気的にはやや暗めです。路肩には冬枯れしてはいたものの、低木雑木がびっしりと生えており、そのせいで見通し視界もあまり良くはありません。
■おや、分岐が現れました。ぱっと見すると道なりの左手が本道か? とも思いますが、こちらは熊穴支線で右手側が熊穴線本道になっているので注意して下さい。 なお、この熊穴支線を進むとやがてゲートにて行く手を塞がれてしまいますが、 道自体は一応完抜けしているようで、おそらくR349号線方面に抜けていると推測されます。ちなみに、この分岐地点には熊穴支線の林道標が左手の路肩に設置されているのみで、熊穴線のものはありません。
■熊穴線本道を進みます。鬱蒼とした杉林の中にダートは登り坂で延びていますが、先述の熊穴支線の分岐を過ぎた地点から路面はモコモコとした土質っぽく変化してきます。路面状態から察するに、先述の支線の方が本道よりもなぜか通行量が多そうな感じでした。なお、この地点には林道でよく見かける「文収林区域図」看板があり、それによって「熊穴林道」の名を確認することができます。
■小さなアップダウンを繰り返しつつ、山肌に沿ってダートがダラダラと続きます。手持ちの県別地図によれば、熊穴線は福島県との県境に沿って延びており、ひょっとしたら眺望のきく尾根筋コースになっている? とも思ってしまいますが、結果から述べるとそのようなことはないようです。県境は尾根筋に沿って引かれているわけではないらしく、よって県境に沿う熊穴線は終点までほとんど視界のきかないこのような山中の薄暗い区間が延々と続きます。
■荒れているわけではないですが、心なしか簡易的な山道っぽい路面状態が続きます。たまにはこのようなストレート区間もありますが、細かなカーブを繰り返し、周囲への視界も杉林に遮られてほとんどきかないため、黙々と走行することとなり、熊穴線はその延長距離がとても長く感じられてしまうかもしれません。
■沿道では所々でたまには林業作業が行われているのか、路面には枝打ちされた小枝が散乱、どことなく作業道っぽい雰囲気が漂う箇所も。そのうちダートは行き止まりとなって途切れてしまいそうな心細さも感じますが、決して途切れることなくダートはダラダラと延びています。
■「氷だ!」さらに進むと、林業車両が掘り下げたと思われる水溜まりが凍り付いている箇所がありました。探索時の防寒対策は完璧なので寒さはほとんど感じませんでしたが、冬の山中のこと、やはり相当に空気が冷え込んでいるのでしょう。ちなみに、この辺りから土質の路面はその状態が一歩進んで山土っぽくなり、ヌタ場のような地点が現れ始めます。
■「味な真似を…」路面が山土っぽくなってきたなと思った矢先にこの有様です。完全凍結しているのならともかく、ここは半凍結だったのでヌチャヌチャ状態に。できれば地面への足付きも避けたいところですが、こんな場所で転んだら最悪なので慎重にゆっくりとやり過ごします。
■「ほう、これはこれは!」半凍結状態のヌタ場を過ぎると今度は積雪が! といってもこの程度であり、本格的な積雪があるのはだいたい年が明けてからなので、これはまだ根雪ではないみたいでしたが。スリップで走行困難に陥るほどの積雪は辛いだけであまり好みませんが、薄化粧程度の積雪は返って林道が美しくなるので望むところですね。
■やはり先ほどの積雪は気温の上がらない日陰部分に残っただけのもので、根雪ではなかったようです。その後も水溜まりの凍結や、所々に僅かな積雪がは見られましたが、いずれも大したことはありませんでした。眺望が望めず、雰囲気も暗めなダートがダラダラと延々と続く熊穴線ではちょうど良いアクセントになりました。
■その後も随所で現れるバリンバリンに凍り付いたヌタ場です。ここは氷を踏み破りつつ進んだので、ヌタによる影響は皆無でしたが、もしも凍っていなかったら…、おそらくタイヤは泥まみれになったことでしょう。冬季の林道はそういう意味では意外と走りやすかったりします。
→さらに熊穴線を進む!
→もう飽きた…

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