このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
探索日 2013.11.03
No.IBA-036
東金砂支線 | ■常陸太田市 ■全線ダート ■接続→東金砂線 ■分岐→塩ノ沢線 ■東金砂線から分岐して山中に延びる |
もはやその大半が廃道状態と化して走れない失意のフルダートピストン |
……こんな感じ…… ■林道標には「東金砂林道支線」とあるが、「東金砂支線林道」との表記がなされていることもあるフルダートのピストン林道。公式な延長距離は1800mだが、林道標には1300mと記されている謎の多い存在で、生活道路も兼ねている。東金砂線から分かれて途中で塩ノ沢線を分岐するが、まともに進めるのは東金砂線〜塩ノ沢線分岐地点の僅かな距離のみ。その先の区間は薮に埋もれて廃道化しているため近付けない。塩ノ沢線→東金砂支線→東金砂線→細崎入線→鍋足線で構成される東金砂山尾根筋縦貫ルートの一部でもある。途中にチェーンゲートが存在しているが、塩ノ沢線分岐手前までならば東金砂線経由で合法的に進むことができる。 |
■東金砂支線林道は東金砂線から分岐しているピストンですが、路面状況によって大きく2区間に分かれます。その境界地点となるのが、途中に位置するここ塩ノ沢線(右手)の分岐地点。林道名の消された青い林道標が目印となる前方左手がそのピストンの行き止まり方向になりますが、ここから先は薮に埋没して放置系荒廃がかなり進んでいるようで、現状としてはここを進むことはそれなりに困難となっています。 | |
■どれほど困難かと言うとこれくらいです。強引に押し進めば物理的には不可能ではないものの、やはりたいていの林道ライダーは怯んでしまうことでしょう。所詮、その先はピストンだし…。 | |
■これがその薮。薮埋没区間は下り坂となっているため、XRに跨がって眺める限りではさほど深そうにも見えませんが、実際にその前に立つとこれくらいの高さの壁が…。勇者さん以外は気軽に立ち入れる状況にはなく、まず精神的に挫けます。 | |
■薮に埋没した状況は、一段高くなった右手の塩ノ沢線のダートから確認可能。すでにそこが道であるとは思えない感じですが、よく眺めてみるとやはりそこが道筋であることが分かります。びっしりと隙間なく猛烈に密集した薮が物凄いことになっていました。 | |
■塩ノ沢線分岐直後の薮埋没区間を抜けると、その先でダートは森の中へと進んでいます。そこにまで進めば薮の密集はなくなりますが、路面には自然回帰した廃道状態特有のヤバそうな雰囲気がプンプンと…。実際、東金砂支線は走行可能区間よりも、ここから先の廃道区間の方が長いだけにこの状況は残念ですが、命あってのものだねですからね。ここにいたって 林道名の消去された 林道標の意味が理解できるというものですが、ここは素直に諦めます。 | |
■行き止まり方向が前進不可につき反転して東金砂線合流方向へと向かいます。するとすぐに塩ノ沢線の林道標と、付近一体の林道地図が記された「水源かん養保安林」看板が目に付きますが、そこには同時に嬉しくないチェーンゲートも存在しています。ゲートは一見すると無防備のようにも見えますが、とある仕掛けが施されていたりします。 →ゲート脇を調べる! →水源かん養保安林看板を眺める! | |
■ここは黙してなにも語るまい…。 | |
■ゲートの先に続く両脇が急斜面となった尾根筋の馬の背区間です。ダート路面も杉の落ち葉にまみれた大量の砂利でズルズル気味でした。ちなみに、この区間の途中右手には定住者がおられるのかどうか分からないような一軒家がありますが、そのためダート沿いにはライフラインである電柱が立ち並んでいます。というわけで、この林道は秘かに生活道路も兼ねていた事が判明。 | |
■ただし、ゲート地点から開始した尾根筋伝い区間はかなりショートでした。いくばくも進まぬうちに、道しるべの立つ東金砂神社への旧参拝道である山道入口が現れて、そのすぐ先に前方を左右に横切る東金砂線の舗装路が見えてきます。 →旧参拝道入口を眺める! | |
■ちなみに東金砂支線の唯一判読可能な林道標はここ東金砂線からの入口に存在しています。「東金砂林道(自2)支線 延長1.300m 巾員3m」とだけ記されたかなり古いタイプであり、また、この地点にはチェーンゲートが設けられていないのも嬉しいですね。といってもそれは途中に民家があるためで、その先にはしっかりと張られているのですけど。 | |
■東金砂線から眺めた東金砂支線の入口の様子です。林道標も設置されており、また、入口から速攻でダートが開始しているのでここはすぐに分かるでしょう。突き当たった全線舗装林道である東金砂線の舗装路を左折すれば東金砂神社方向となり、塩ノ沢線→東金砂支線→東金砂線→細崎入線→鍋足線と続く尾根筋縦貫ルートを進むにはこちらに進みます。なお、下りとなる右折側に進めば県33号線へと退出できます。というわけで東金砂支線の探索はここまで! →探索終了! →東金砂線に突入! →引き返して塩ノ沢線に向かう! |