このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.09.14
No.I-003

漆畑沢線■二戸市(旧浄法寺町) ■ピストンダート
■県道181号線馬洗場付近から漆沢牧野付近を結ぶ名無しダートから分岐して山中へと向かう

 山中の植林地帯で枝分かれ式に分岐を繰り返すピストンダート 

 ↓こんな山中でいきなり人と出くわすとドキッとしますが、林業関係の方に
  とっては、ここが仕事場であることもお忘れ無く。でもホント驚きました。


……こんな感じ……
■途中で枝分かれ式に分岐を繰り返す全線ダート林道。行き着く先は山中の植林地帯で、林業関係車輌も入り込むためか、比較的に荒れは少ない。入線すると途中の峠までは砂利質ダートでここまでが前半、その先の後半は下りになって土質ダートが植林地帯に延びている。ここでは無数に現れる分岐をしらみつぶしでたどってみるのが楽しいが、分岐する枝道を除いて、本道の先には明確な行き止まり式の終点はなく、強引に突入しようと思えば植林地帯の奥へ奥へと進めてしまう。その進退は状況を判断しての見極めが必要だろう。山中の植林地帯へのピストンアクセス林道の色合いが濃く、当然ながら一般車両の通行はよほどのマニア以外はまず皆無と思われる。

■漆畑沢線の入口です。この起点は県道181号線から名無しダートを進んだ地点にあるため、目に付きにくいですが、名無しダートを道なりに進めば見落とすことはありません。分岐地点に設置されていた林道標は錆状態がかなり進行していますが、新品のものと交換される気配はなさそうで、近い将来は判読不明で朽ち果ててしまい、ここにまた1本の名無しダートが誕生しそうな予感です。そんな林道標の脇から急勾配&S字カーブの登坂路でまずはスタートです。
■なかなか傾斜のキツい勾配を登坂します。路面はつぶての大きい砂利ダートで、タイヤが少々滑りがちなのであまり勢いづけて進むと危険です。さらに、勾配途中のカーブ地点では車もスリップしがちなのか、路面がタイヤで大きくえぐられており、溝が発生しているのでこれにも注意が必要です。
■入口から続いた勾配ダートを登り詰めると峠のような場所にたどり着きました。この峠地点では右手への分岐がありますが、もちろん標識などはありません。XRを止めてしばし一服しますが、どうやら雰囲気的には直進方面が本道らしく、ここは直感を頼りに真っ直ぐ前進します。これといった根拠はありませんが…。ちなみに、この峠地点には軽トラが一台止まっていました(最上部の写真を参照)が、ドアは全開で車内からは2本の足が突きだされています。一瞬、ギョッとしましたが、どうやら林業関係の方が昼寝をされていたようです。
→右分岐に突入!
■分岐のあった峠を越えると今度はストレートで下り坂が続きます。ダート路面は峠を挟んでこちら側は土質へと変わりました。周囲は杉の植林地帯に囲まれており、その中に延びるしっかりとしたわだち跡から察するに、この先にも林業関係の作業車の出入りがあるものと思われます。眺望などは一切ききません。
■ストレートで下り坂を折りきると再び分岐が出現しますが、調べるまでもなくどちらも似たような路面状態で、本道、支線の区別は付きません。入口には林道標こそありましたが、途中の峠を越えてここまでやって来ると作業道の雰囲気が色濃くなってきます。無数の分岐も実際のところは本道、支線の区別はなく、林業作業に合わせて順次開設された、といったところでしょうか。仮に先ほどの方に訊ねてみたところで、明確な回答は得られるとも思われず、また、そのような質問をすること自体が何者かと不審者がられてしまうのがオチでしょうね。
→右分岐に突入!
■分岐を左手方面に進むと、杉の幼木の植林地帯の真っ直中へとたどり着きました。ここから先は、道というよりも木々の間の隙間のような感じで、ダートも気が付けばいつしか自然消滅です。また、ここには下草に隠されてしまっていますが、路面には無数の大きな水溜まりが発生しています。よく確認できないジュクジュクとした路面をこれ以上進むのはリスクが高く、それを冒したところで得られるものはあまり無いと判断、引き返せるうちにXRを反転させて探索終了としておきましょう。
→探索終了!
→引き返して名無しダートに向かう!
→振り返る!

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