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探索日 2012.08.15
No.F-014
小槌川線 | ■大槌町 ■半ダート ■接続→琴畑線 ■分岐→房間線 ■「上長井」地区から琴畑線、町道新山1号線との三叉路とを結ぶ |
メジャー的な存在だけあって、接続林道と合わせればオフをより満喫可能! |
……こんな感じ…… ■大槌町の上長井地区から琴畑線およびダート町道の新山1号線とを結ぶダート林道。一般的には「長井林道」として知られ、接続する琴畑線と合わせて探索されることが多い。登坂区間の一部にズルズルとした状態がみられるが、総じて路面状態は良好。基本的には鬱蒼たる山中に延びる延々と緑一色が続く林道だが、気の滅入るような暗さはなく、平走する小槌川沿いにて渓流区間が、そして途中には「金糞平の山桜」といった見所もあって楽しめる1本だろう。ちなみにダートは1本道状態であるが、琴畑線接続地点へと至るその手前の区間は厳密には町道小槌1号線となる。林道名についてはややこしいが、実際には接続するダート群と合わせると単純に楽しい。 |
■接続する琴畑線と合わせると、連続したかなりの距離となる小槌川線のダートを探索すべくその起点にやって来ました。 場所は三陸海岸に面したJR山田線「おおつち」駅前から県26号線に平行して延びる「大槌街道」を進み、途中の「一ノ渡」地区で右折して小槌川沿いに進んだ先の地点。最奥の「上長井」地区にて小槌川線の林道標が現れます。 | |
■ですが、そこはまだ上長井地区の鋪装された生活道路。とても林道であるという雰囲気ではないですが、途中には「諏訪神社」があって、ここには小槌川線の開通記念の石碑が立っています。 →石碑を眺める! | |
■そしてお待ちかねのダートは上長井地区最奥の民家の脇からスタートしています。民家の庭先にてそれまでの舗装がそこで途切れて、その先にはワダチダートが夏の陽に照らされて白く輝いていました。「いよいよか!」との期待感に心ときめく瞬間ですね。 | |
■そしていざ小槌川線のダート区間に進んでみると、まずはこんな感じでした。探索時は盛夏の季節とあって、路肩には深い雑草の薮が繁茂してば路面へと迫り出し気味でしたが、路面的にはまともであり、踏み付ける小砂利の感触がとても心地良かったなぁ! | |
■そして沿道の光景はすぐに深い森のそれへと変わり、その後は林道名の由来でもある小槌川に沿ってひたすら進むことになります。道すがらの広葉樹の森に暗さはなく、梢の隙間から差し込む陽射しが眩しいくらいでしたよ。 | |
■「廃バスだ!」その後しばらく進むと、路肩の草むらに廃車となったバスのボディが放置されていました。道路整備の発達した現在ではほとんどそのようなことはなくなりましたが、かつては未舗装の林道にも路線バスがけっこう走っていたそうで、これもその当時の代物かもしれませんね。 →廃バスを眺める! | |
■廃バス地点を過ぎるとやがて左手に小槌川の流れが寄り添って来ます。というわけで、この付近から小槌川と並走する渓流区間が開始。ダートはあくまでなだらかな水平コースが続き、ここでは木陰の隙間から水流を眺めつつ走れる爽快さが味わえるでしょう。 | |
■小槌川の流れに沿った渓流区間を前進中。樹木の梢が頭上を覆って真夏の暑い陽射しを遮ってくれていることもあって、なかなかイイ感じです。世間一般でいうところの清涼感というやつですが、酷暑の林道でこういう区間に差しかかるとホッとしますね。 →小槌川の流れを眺める! | |
■そして途中には護岸された水辺ぎりぎりを行く区間もありました。大雨やその直後などの増水時には濁流と化した水勢の迫力あるシーンが楽しめそうですが、そうでない時にはコンクリで固められた護岸の存在が、せっかくの渓流の風景を邪魔しているといったところでしょうか。 | |
■その後も水辺と付かず離れずの水平コースで小槌川線のダートは延びています。しっとりとした路面には目立ったタイヤ跡も見られずに林道は静寂そのものでした。やはり近在の方は山菜の季節でもない限り、これといった用もなくしてわざわざ立ち入らないのでしょう。 | |
■「支線発見!」小槌川沿いにしばらく進んで行くと、やがて右折している房間線なる支線分岐地点が現れました。手持ちの県別地図によれば、この房間線は林道名の由来となる房間沢沿いに延びるピストンらしく、付近に位置する駒ヶ森(725m)および小鎚山(956m)方面へと続いているみたいです。ただし、その入口は木製の門ゲートが頑張っています。そしてこの地点には改めて看板タイプの物と道しるべタイプの2種類の小槌川線の林道標が設置されていましたよ。 →房間線の様子をうかがう! →林道標を眺める! | |
■房間線を分岐すると、それまで小槌川の右岸沿いであったコースはコンクリ橋を渡って今度は左岸に位置を変えます。それは単に左岸の方が道を取り付け易かったからでしょうか? ま、別にどうでもいいことですけどね。 | |
■そして再び沢沿いの区間。ここまで遡って来るとさすがに水流もかなりか細くなって、これはもう「沢」ですね。ふと気が付けばだいぶ山奥まで進んで来たようで、この辺りから本格的な登坂区間が開始するようです。 →小槌川の流れを眺める! | |
■右手の薮の奥に小槌川の流れが隠れてしまうと、その後はズルズルとした坂道が続きました。路面的には荒れてはいませんでしたが、砂利というか、小石が一面に堆積したような状態です。走りにくくもないです、かといって走り易いというわけでもないみたい。 | |
■まるで峠を目指しているかのような、一気に上り詰めるかのような勾配が続きます。路面には四輪のタイヤがズったよう名痕跡が残されていましたが、確かにここはアクセルを開き過ぎるとリアが尻振りしてしまいそうな感じでした。 →さらに小槌川線を進む! →もう飽きた… |