このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

小槌川線

                                               →小槌川線・Page1へ
■途切れることなく連続する勾配を登り詰めて行くと坂道の途中にまたコンクリ橋が現れます。地図上では林道はここで小槌川の右岸へと位置を戻しているようですが、周囲は深い森に覆い尽くされているので、その位置関係はもうさっぱりです。
→小槌川の流れを眺める!
■そしてこれが林道沿いに流れる小槌川を跨ぐ最後のコンクリ橋となるのでしょう。勾配をなおも登坂して進むと、その途中でもう1本だけ橋を渡ることになります。ここまで小槌川の流れを橋上から順々に眺めてきたのだから、そのついでにここでも眺めておきましょうか。
→小槌川の流れ(上流側・右手)を眺める!
→小槌川の流れ(下流側・左手)を眺める!
■小槌川源流部のコンクリ橋を跨ぐとその後はひたすら坂道を登坂。鬱蒼と茂る緑一色な森の中を夏の陽射しに焼かれた砂利を踏み締めつつさらに前進します。ここは上空も開けてすがすがしい雰囲気であり、立ち止まらなければ夏の暑さもさほど気になりませんでした。
■「土場だ!」真夏の熱気の立ちこめるダートを登って行くと途中に土場がありました。といっても本格的なものではなく路肩に木材が積み上げられているだけのでしたが、やはり林道には「土場」が似合いますね。人里離れた山奥でこれを見るとなぜかほっとしてしまいますよ。
■そしてふと気が付けば連続勾配区間は先ほどの土場辺りで終了。登坂区間のその先は峠になっているのかと思ったのですが、ここは単に登り詰めただけであったようです。その先は下りになっているわけでもなく、予想に反して平坦コースが続いていましたよ。
■山中の平坦コースをしばらく進むとやがて「金糞平の山桜」が見えてきます。樹齢300年を超える貴重な一本桜だそうですが、開花の時季は5月中旬とのことなので、盛夏の頃に通りかかってみても一面の雑草に覆われているだけ。当然ながら訪れる者は誰もいませんよ。なお、「金糞平」とは凄い地名ですが、大昔のタタラ製鉄が付近に存在していたことがその文字からも想像できますね。ちなみに小槌川線の出入口付近には金糞平の山桜の案内板が所々に掲げられているので、それを林道への目印とすればちょうど良いと思います。
→「金糞平の山桜」を眺める!
→山桜の案内板を眺める!
■付近は金糞「平」というくらいなので、ここは山深い山中の台地状となった場所のようです。生い茂る森野深さは相変わらずですが、ダートは平坦路でその中を突っ切っていました。ヤマザクラの季節には多少の観光客の車が入り込むのかもしれませんが、桜に関係のない真夏のクソ暑い時季にはすれ違う車など1台もありません。
■さらに森の中を進んで行くととある左カーブ地点で直進するダート分岐が現れます。林道標はもちろん設置されていませんが、情報によれば小槌川線が終点で接続する琴畑線へと抜けているらしく、そしてここは「小槌1号線」との情報もあるみたい。見た目的にはかなり草深くて楽しめそうなルートですが、この時は立ち入らなかったので現状はどのようになっているかについは不明です。
→分岐ダートの様子をうかがう!
■琴畑線への迂回ダートの分岐を過ぎてさらに進中。ところでこの小槌川線ですが、途中の林道標には「小槌川林道」と記されていましたが、一般的には「長井林道」で通っています。そしてその終点は琴畑線との接続地点というのはよく知られるところ。ただし、正確にはどこからがそうであるのかは不明ですが、先述の「金糞平の山桜」付近から以降の区間は林道ではなく 町道「小槌1号線」 とされています。路面はダートなので事実上は林道となんら変わりはないですが、付近のエリアには新山1号線、新山2号線、新山3号線、新山4号線など、実は「町道」となっているダートが意外と多いのも特徴。それらは随所に設置されている「新山高原案内図」などによって確認することができますが、そこまでこだわらない方にはどうでもよい話なので参考までに…。
■正確にはここはもう「町道小槌1号線」なのですが、実際には1本道状態で小槌川線からのダートは続いているので、そのまま「小槌川林道」として琴畑線接続地点まで引き続き紹介することにします。おっと、そしてここにまた右折分岐を発見しましたよ。
→分岐ダートの様子をうかがう!
■「えぇ?!」で、さらにその先へと進むと、なんとコンクリ簡易鋪装区間が! 幸いにしてこれは極短でしたが、それにしてもこんな地点に微々たる長さとはいえ、まさか鋪装区間が存在していたなんて寝耳に水ですよ。ま、でもここは町道だから別にそれでもいいか!
■そして残念な極短なコンクリ簡易鋪装を過ぎると、やがて琴畑線と町道新山1号線とのY字路に突き当たって小槌川線は終点を迎えます。ただし、探索時には出口にトラロープが張られて「車両通行止」看板が掲げられた状態にあったっけ。もちろん、そこはブシの情けでアレでしたけどね。
■そしてこれが終点となるY字路への突き当たり。右折側の琴畑線へと進めば有名なループ橋を経て遠野市街方面へ、左折の町道新山1号線を進めば眺めの素晴らしい釜石広域ウインドファームの展望台や、ダート町道群へと行くことができます。このまま一気に琴畑線へと乗り継いでもよいですが、時間が許すのであれば展望台へは立ち寄ってみるのがお勧めでしょう。というわけで、林道名については少々ややこしい事になっている小槌川線の探索はこれで終了!
→探索終了!
→振り返る!
→琴畑線に突入!

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