このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2012.08.15
No.I-015

琴畑線■遠野市 ■全線ダート ■接続→小槌川線(町道小槌1号線)
■遠野市「琴畑牧場」付近(町道小槌1号線[小槌川林道])から「琴畑」地区とを結ぶ

 ダートの砂利はやや深いが、高原林道ならではの開放感、爽快感は抜群なり! 

 ↓延長距離もそこそこあって雰囲気、景観共に楽しめる1本です。正確な林道
 区間にこだわると面倒ですが、純粋に未舗装路を楽しむのにはうってつけ!


……こんな感じ……
■遠野市、釜石市、大槌町にまたがる新山高原から遠野市「琴畑」地区へと抜ける全線ダートの林道。新山高原側から入線した場合、正確には町道新山1号線区間を経て町道小槌1号線(小槌川林道)との分岐地点から先が琴畑線の林道区間となる。ただし、一般的には町道区間と合わせて「琴畑林道」と称されることが多い。路面は深い砂利質で走りにくさを感じてしまう地点もあるものの、新山高原付近(町道区間)は爽快感抜群で実に素晴らしい。見所としては林道では珍しいループ橋もあり、後半の琴畑川沿いのフラット区間もなかなかだ。そしてできれば琴畑地区側からアプローチして、徐々に高原へと至る沿道の雰囲気の変化を味わって欲しい。

■遠野市と釜石市、大槌町が接する新山高原にあるスリーグリーンラインの「新山高原展望台」入口の十字路です。ここは位置関係がかなり把握しにくいですが、手前が展望台入口、XRの位置する前方(琴畑林道方向)から左手が町道新山1号線、右手がスリーグリーンライン遠野市街地方向となっています。目指す琴畑線の入口は十字路で唯一ダートとなっている前方方向なのですが、そこは正確には町道。ただし、町道ダートは琴畑線のダートと直結しているので世間一般的にはここが琴畑線入口とみなされているみたい。というわけで正確には林道区間ではないですが、混乱を避けるため、当サイトではダートの開始するこの地点から琴畑線として紹介しておくこととします。
→左折側を眺める!
→右折側を眺める!
→展望台入口(手前)を眺める!
■参考までに町道新山1号線ダート区間側から十字路を振り返るとこんな感じです。 おそらく琴畑線はアプローチのしやすい「琴畑」地区側から入線するケースが多いと思いますが、その場合、ダートをたどって最終的にたどり着く地点でもあります。
■ではさっそく琴畑線こと町道新山1号線のダートに乗り込んでみたいと思います。
■展望台入口の十字路から町道のかなり埃っぽい砂利ダートに乗り込むと、すぐその先に町道新山2号線の入口が現れます。先述した十字路の右折側、すなわち新山1号線の鋪装区間を進んだ先にある2号線入口経由でも「琴畑線へと向かうことができる」というのは、実は2号線がここに繋がっているからというわけですよ。なお、分岐地点の2号線側の路肩には「新山高原の冷水 大槌町」と記された道しるべが設置されています。
→新山2号線(町道)の様子を眺める!
■町道2号の右折分岐を直進して琴畑線へと向かいますが、広大な琴畑牧場に沿った砂利道沿いには風力発電の風車が立ち並ぶ素晴らしく開放的な光景が展開しています。運が悪いと風車のメンテ関係の車両が先行していたりすることもありますが、基本的には車両の通行は希薄かと。
→景色を眺める!
■広大な高原地帯に点在する風車を結ぶようにして砂利ダートは延びています。抜けるようなパノラマを眺めつつ駆け抜けるアップダウンコースは一度味わったら忘れられません! 展望もさることながら、ここではなんといっても路面が未舗装であるというのが嬉しいな。これでもしも路面が鋪装状態にあったならば、そこらの観光道路と変わりないですからね。
→風車を眺める!
■点在するタービン風車の存在感はとてつもなく大きいですが、前後、どちらの方向を向いてみても何もない静寂のみが支配する一筋の砂利ダート。夏の眩しいほどの明るさとは裏腹にすれ違う者の姿を見ることもなくシンと静まり返った光景に、えもいわれぬ寂寥感さえ感じてしまいます。
■美しく砂利の敷かれた一見すると穏やかなダート。しかし自然の猛威には勝てないようで、そこには路肩に迫る雑草の繁茂、ずり落ちたら厄介そうなクレバスの存在が…。しかし、そのようなものがあろうがなかろうが砂利ダートは遥か彼方へと続いています。
■ひっそりと静まり返った夏の日の砂利ダートをさらに進みます。そういえば、手持ちの県別地図によれば、この付近で「窓貫峠」(803m)を通過するらしいのですが、それはどこだったかな。まったくその存在に気が付きませんでしたけどね。
■「あちゃ〜、なんてこった!」それは極めて短い僅かな区間であったものの、惜しいことに砂利ダートの途中にはアスファルトの鋪装区間が存在していました。
■「なにゆえこのような地点に?」残念な鋪装区間は極短ではあるものの、その後も虫食いで存在しています。意味不明な鋪装の存在に首をひねらされてしまいましたが、そこにはただアスファルトが無言で横たわっていたのみ…。
■虫食いでアスファルトが存在していた砂利ダートを下って進みます。地図上では白見牧場のすぐ横を走っているため、沿道では広々とした放牧場の光景を思い浮かべてしまいがちですが、実際にはこのような森の光景が続いていました。
■そしてやがてたどり着くのがこのY字路。右手が小槌川林道(通称「長井林道」で途中までは町道小槌1号線)で、左手側が目指す琴畑線(町道新山1号線はここまで)となっています。分岐地点には林道標の類は設置されていませんが、「金糞平の山桜 あと2.2km」の道しるべが右折方向を示しているので、さほど迷うような分岐ではないでしょう。
→振り返る!
→小槌川線に突入!
■というわけで、ようやく町道区間を抜けて琴畑線の林道区間へと突入! といってもそこで何が変わるということもないのですけどね。夏の強烈な陽射しに照らされた砂利ダートが、相変わらずのズルズル状態で連続した緩い下り坂でその先へと延びています。
■陽射しの眩しい琴畑線の緩いズルズルな砂利坂を下って行くと、次にこのような分岐地点に差しかかりました。手持ちの某県別地図によれば左折側は白見牧場の敷地内へと向かう無名なピストンらしいですが、行く手は予想通りの草ボーボー状態に。そして同時にここには右折するピストンの道筋も記載されていましたが、そちらの方は当の昔に自然回帰してしまったのか、まったく気が付かなかったというか確認できなかったような気がします。
→左折ダートの様子を眺める!
→さらに琴畑線を進む!
→もう飽きた…

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