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 萱森岳線/ Kayamoridake林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.14 / No.I-021 
  安定した路面と穏やかな雰囲気でマッタリできる峠超えする快適ワダチダート!


↑路面状態は良好ながらも通行量の希薄さを物語る雑草が…。ただし、ストレスを感じるほどでもなく、そのワダチは見た目的にも美しいです。
しも首都圏近郊にあったならば、休日には四輪や山チャリ、オフバイクの通行が絶えなさそうなくらいに雰囲気の良い完抜けダート。峠を越える勾配続きのコースだが、その傾斜角度に険しさは感じられず、安定した路面で緊張を強いられることもない。適度に草むしたワダチダートが見た目にも美しく、いたって穏やかなのが特徴な1本だ。最高所の前後付近では視界が大きく開け、快晴であれば素ばらしい開放感が味わえるだろう。ただし、それでいながら道すがらにパノラマ的な景観が望めないのが惜しいところ。

 [所在地]葛巻町
 [路面状況]全線ダート / 完抜
 [接続林道]浦子内林道
 [コース]浦子内林道からR340号線「泉田」地区とを結ぶ

森岳林道は葛巻町の浦子内林道から萱森岳(1010.2m)の脇を抜けてR340号線とを連絡する林道。上外川林道を葛巻町役場方向から進んで来るとやがて十字路ダートの十字路が現れますが、その左折側が入口となっています。ここに林道標は設置されていませんが、左折直後の橋が目印なので、初めてやって来た場合でもすぐに分かります。
して正面から眺めた萱森岳林道入口の様子になります。この林道の存在は以前から知っていましたが、前回、浦子内林道を訪れた時には時間の都合でパスしたんだっけ。そのような事情によって、今回、萱森岳林道を走るためだけにわざわざ浦子内林道を最訪したというわけです。
っそく萱森岳林道に突入させていただきますが、期待を裏切らない走り心地の素晴らしいダートが出迎えてくれました。キュッキュとフラットな路面の小砂利を踏み締める感触もイイ感じであり、うっすらと形成されたグリーンのワダチは見た目にもとても美しかったです。
の林道は萱森岳の山腹を抜けて峠越えをするダートなので、入線すると登坂路が続きます。高低差にしておよそ230mを登り詰めていきますが、山腹を巻くようにして登るコースにのため傾斜角度は緩く、ほとんど険しさは感じられません。かなり穏やかな雰囲気です。
やったー、林道標発見!」のんびりと穏やかに続く登坂路を進んでいくと、とあるカーブ地点に木杭タイプの林道標を発見しました。ここが森岳林道であることは百も承知でしたが、それでもやはり現地では「証」となるものが欲しいですよね。
上と言ってよいほど走り心地の良い萱森岳林道ですが、一般車両の通行はかなり少ないみたい。それを証明するかのように、進むに連れて雑草の生え方が少し勢いを増してきたようですが、けっして「はびこる」といったものではなく、夏場の林道にしては控えめに茂っているといった感じでしょうか。激しい雑草の薮は緊張感を与えますが、ここでは安らぎを与えてくれました。
んなこんなでマッタリ気分で進むことしばし、やがてダートは下りコースに転じました。どうやら気が付かぬ間に峠へと至ったらしいです。そして地図上ではちょうど右手に萱森岳が位置しているはずなのですが、残念ながらその山頂を眺めることはできませんでした。付近の尾根と同化しているようで、どこが山頂であるのか分からなかったといったところです。
れ、牧草地ではありませんよ。ワダチにしゃがみ込んで路面を眺めた光景です。一見すると路面を覆い尽くしているようにも見えますが、ワダチ部分がきれいにちゃんとキープされているので、走り難さはまったく感じられませんでした。それに、路面に映えている雑草もどこか大人し気な雰囲気で、そこにはピンクの花なども混じっていたっけ。薮まみれの荒廃林道で見られるような強面の毒々しい雑草ではなかったです。
名の峠を越えて下りに転じた萱森岳林道を軽快に下って進みます。くねくねと細かなカーブが連続しますが、下り坂の傾斜角度は緩いので険しさを感じることはありません。それどころか連続するカーブがとても楽しく感じられて仕方ありませんでしたよ。
→路肩を眺める!
激に荒れたりガレた林道もそれはそれで拒まずですが、適度に草むした状態でありながらのんびりマッタリと進める林道も良いなぁ。それでいて対向車と出会うこともなく、萱森岳林道を完全に一人占め状態でした。なんとも贅沢な時間(とき)がゆっくりと流れます。
続的に続く下り坂をゆっくりと進みます。峠越えをする林道のよくあるパターンとして、標高が下がるにつれて山裾の薄暗い森の中にでも入っていくのかと思いましたが、萱森岳林道ではそのようなこともありませんでした。両脇から鬱蒼と茂る森の樹林が迫ったので、一瞬そんな雰囲気を感じてしまいましたが、さらに進むと…。
のように上空が開けた状態で、すぐに元の明るい雰囲気に戻りました。確かにこの辺りは山深いエリアであり、下るにつれてダート沿いに山の樹林が密集していたりもしますが、それでも鬱蒼とした森の暗さというものが感じられません。基本的に萱森岳林道は明るい林道ですね。
前情報によれば萱森岳林道の延長距離はおよそ8kmとのこと。林道の長さとしてはロングでもなく、ゆえにエンジンにものをいわせた本気のハイスピード巡行を試みればあっという間に走破してしまうのでしょうが、ここではそのような気はあまり起きなかったな。雰囲気的にもいたって穏やかなので、マッタリのんびりと進むのがちょうど良い感じでした。
らに下って進むことしばし、林道の標高もそれなりに下がってきたのか、やがてダートは完全に森に囲まれた山裾の樹林のまっただ中へと進んでいきました。長年の林道探索の経験からすると、この展開は終点が近づいたという峠越え林道によくあるパターン。そんな感じで進んでいくと…。
り心地の素晴らしかったダートは舗装へと変わり、同時に「江刈」集落の民家が現れてダートはエンドとなりました。そこに木杭タイプの林道標も存在しているので、ここが終点であることは間違いありません。というわけで、荒れやガレ林道とは一味異なった魅力で楽しめた萱森岳林道の探索はここで終了! ちなみに、舗装路を道なりに進めばR340号線「泉田」地区はすぐそこですよ。
→探索終了!
→引き返して浦子内線に向かう!
→振り返る!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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