このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2012.08.13
No.I-009

浦子内線■葛巻町 ■半ダート ■交差→萱森岳線
■R281号線「浦子内」地区付近から「中外川」地区とを結ぶ

 沿道の豊かな森林と走りやすいまったりダートで心地よく楽しめる! 

 ↓冷涼とした山地の美しい森林地帯の中に延びるダートは雰囲気も素晴らしく、
 荒れやガレは皆無につき、ここはまったりとダートランを堪能できますよ。


……こんな感じ……
■葛巻町役場付近から山間の森林地帯へと分け入り、ツクシ森(869.1m)の脇を抜けて上外川地区へと至る完抜け林道。市販地図や各種林道系サイトによっては「上外川林道」として紹介されていることもあるが、上外川林道とは別物となる。ダートはカラマツ、アカマツ、広葉樹林の展開する森の中を平坦コースで延び、途中には外川川岸辺の渓流区間も存在するため、始終気持ちのよい穏やかな雰囲気が味わえるだろう。また、当林道は上外川地区と葛巻町中心部とを結ぶ生活道路でもあるため路面状況も申し分はない。ただし、現時点 (2012.8月現在)では林道標が存在していないため、アプローチとしては葛巻町役場のあるR281号線側からが分かりやすい。

■葛巻町役場のあるR281号線 「葛巻」地区から外川川沿いに「浦子内」方面に続く山間の舗装路をたどって進むと、やがてとある橋を渡った直後のこの地点で最奥の民家が現れます。そして目指す浦子内線は民家前を過ぎた少し先の地点でようやくスタート。
■民家の前を過ぎるとすぐに路面はダート化しており、ここが浦子内線のスタート地点。ですが、いくら周囲に目を凝らしてみてもここに林道標はありません。探索前にざっと事前調査をしてみたところ、以前はここに林道標が存在していたらしいのですが…。でもまあ、いいか!
■路面は林道らしくダート化しましたが、しばらくは草ボーボーの荒れ地というか、休耕地らしき空間が林道沿いに展開していました。ちなみにこの区間では路面のすぐ左手には樹木の並木を挟んで外川川が併走して流れています。
■外川川の流れに沿って休耕地沿いにしばらく進むと、こ公衆便所を備えたを立派な駐車場が現れました。片隅に立てられた道しるべには「←大滝0.2km」「上外川森林公園8km」「小屋瀬21km」などと記されていましたが、それらにとくに興味も湧かず、また公衆便所で用を足す必要もなかったのでここはそのまま素通りです。
■公衆便所付きの駐車場を過ぎるとダートにはいかにもな林道臭が漂い始めます。周囲は深い森で視界は全く効きませんが、その雰囲気とは裏腹に路面状況はとても安定したものであり、ここはまさに走りやすいの一言でしょう。
■雰囲気的には進むにつれて沿道の草深さが増してくるような気がしますが、路面そのものに変化はありません。夏場の林道でよく見かける、まるで狂い咲きしたかのような黄色い雑草の花に囲まれた勾配知らずなフラットダートが続きます。
→花を眺める!
■そして時には、びっしりとした下草に覆われたカラマツ林の中を抜けたりしながら浦子内線のダートは続きます。こうして眺めてみると、雰囲気的にも悪くはなく、夏の涼しげな林間コースのようにも見えますが、少しでも立ち止まると森のムンムンとした熱気で汗がタラタラと…。
■外川川沿いの渓畔沿いに進みます。サラサラと流れる清流を眺めているだけでは決して涼しくはなりませんが、雰囲気、景観的にはとても良い感じ。ここはおそらく浦子内線の中では最も気分良く走れる区間でしょう。快適な気候の時季さえ選べばね。
■外川川に架かる「たかはし」橋です。おそらくこれは間伐材でも再利用したのでしょう。いかにもなコテコテな造りの橋でしたが、間伐材を再利用したというエコな観点からは文句は付けられませんね。そして橋上からはきれいな渓流の流れを覗き込むことができました。
→外川川の流れを眺める!
■たかはし橋を渡ってさらに前進すると浦子内線での特徴的な区間、すなわち複数のケーブルと支柱で車両の路外逸脱を防止するガードロープ区間です。浦子内線はこのような山深い地を行くダート林道ですが、実はこの先の「中外川」地区とを結ぶ生活道路でもあるため、このような保安上の処置が施されているのでしょう。
■ガードロープ区間を過ぎると、浦子内線ダートでは唯一となる林道十字路が現れます。併走する外川川を渡る左折側はR340号線「泉田」地区へと抜ける萱森岳線。一方の右手はも情報によれば萱森岳線とのことで、R281号線「「小屋瀬」地区へと抜けられるとのこと。
→萱森岳線の様子(左折・泉田方向)を眺める!
→萱森岳線に突入!
→萱森岳線の様子(右折・小屋瀬方向)を眺める!
■左右に横切る萱森岳線との林道十字路を直進、さらに浦子内線を進むとまたしても立派な公衆便所付きの駐車場が出現。付近には東屋なども整備されており、どうやらここが「上外川森林公園」とのこと。トイレ脇の看板には 「←役場16km・小屋瀬13km→」「←平庭高原24km」「上外川高原牧場13km→」「くずまき高原牧場23km→」と、主要地点までの距離が記されています。
■上外川森林公園の駐車場を素通りして先へと進みますが、再び外川川のせせらぎ沿いのコースが現れました。確かに付近は森林公園に指定するだけのことはあって素晴らしい雰囲気です。出来うることならば紅葉の時季ならば紅葉の時季に訪れてみたいなぁ。
■あれ、右手に薮に埋もれた平屋が現れましたよ。ここは廃集落の民家かと思いましたが、「北越製紙株式会社 外川社有林」と記された看板が掲げられています。どうやら付近一帯はパルプ材を必要とする製紙会社の原材料供給地となっていた模様。薮に埋もれた平屋はその事務所か詰め所であったと思われましたが、今はまったくの無人状態です。
→平屋を眺める!
■製紙会社の無人となった平屋前を通過、カラマツやアカマツ、広葉樹が混合する森の中をさらに進むと、このように不自然に開かれた広い空間が現れました。今は牧草地のようになっていますが、これはかつての伐採跡地のような気もします。もちろん、真夏のクソ暑い林道のこのような場所に人影があるはずもないのですが、ここで後方がやけに気になったので振り返ってみると…!?
→振り返る!
■怪しい男性との接触を避けてその場を離れてさらに前進しますが、やがて「中外川」地区に到着、前方に酪農民家が現れました。そしてダートもそこで途切れて終了。ただし、付近に林道標の類は設置されていなかったので、浦子内線がここであるか否かについては正直不明ですが、この先にはもうダート区間は現れません。若干の疑問も残りますが、よって当サイトではこの地点をもって浦子内線の終点としておきます。
→周囲を調べる!
■そして中外川地区から始まる舗装区間をたどって進むと、途中にて「「 森と風のがっこう 」なる施設を通り過ぎ、最終的には「↑江刈滝沢19km」「9km小屋瀬→」と記された標識が見えている「上外川トンネル」方向からの舗装路と合流します。
■ちなみに上外川線方向を眺めてみるとこんな感じです。ここを前方へと直進すれば、やがて上外川線林道標の立つダート入口へとたどり着けます。なお、この合流地点に浦子内線入口を示す林道標は存在していませんが、「←森林公園3.8km 森と風のがっこう1.2km」「風力発電所6.7km→」と記された道しるべが設置されているので、それを目印とすれば迷うこともないでしょう。
→探索終了!
→振り返る!

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