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 穴目線/ Aname林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2013.08.15 / No.I-024 
  かなりの山深さだが、延長距離、雰囲気、走りやすさで満足できる完抜けダート林道


↑基本的には山岳ダートですが、整備が行き届いて走りやすく、なおかつ明るい雰囲気で楽しめるのが穴目林道。近場に来たらぜひ一度は探索を!
泉町の穴目ヶ岳(1168.1m)の広大な山裾の等高線をなぞるようにして延びる半ダート林道。途中にある「穴目トンネル」の前後区間のみがわずかに舗装されている。年1回の草刈りや路面整備で路面状況は基本的に良好であり、コース的な険しさはほとんど見られない。総じて開放感のある明るい雰囲気とビューポイントで初心者でも安心してダートランを楽しめる1本だ。支線ダートの分岐も数カ所あるが、道間違いをしでかすような分かりにくさもないだろう。約15kmという延長距離でも満足できる。

 [所在地]岩泉町
 [路面状況]半ダート / 完抜
 [接続林道]八戸川内大規模林道
 [コース]八戸川内大規模林道からR340号線門地区「国境」とを結ぶ

苦しい真夏の熱帯夜を岩泉町の旅館で過ごし、朝一番でそこを逃げ出すようにやって来た穴目林道の入口です。具体的な場所は県202号線から八戸川内大規模林道へと入り、道なりに進むとやがて現れる長い「奥岩泉トンネル」を抜け出た直後のこの地点。大規模林道を宮古市方向から逆にやって来た場合は、トンネルの入口と「↑安家20km」の標識が目印となります。
目山林道は林道名の由来となっている「穴目ヶ岳(1168.1m)」の山腹をなぞるようにしてR340号線へと至るコースです。地図上では常に見晴しの良さそうな標高600m〜700m前後の等高線に沿って延びており、延長距離もおよそ15kmほどあるとのこと。へへ、林道ざんまいな輝ける夏の日の始まりに朝駆け走破するには不足のない林道ですよ。
ざ穴目林道のダートに乗り込むと、まずはこのようなストレートが出迎えてくれました。XRで駆け抜けると後方に巻き上がる、もうもうたる砂埃がいかにも未舗装な砂利ダートってな感じでとても良い気分! まだまだ先は長いですが、スタートの出だしとしては上々です。
線直後のストレートを軽快に駆け抜けると、その先で舗装区間が出現。手持ちの地図によると、八戸川内大規模林道から穴目林道へと入ってしばらく進んだ先に200mほどの随道が記載されていますが、少し古い地図ではそれがありません。つまり林道入口からここまでの区間は比較的最近に開設され、また、随道開通の一環としてその前後の路面も同時進行で舗装化されたものと思われます。したがってこの舗装区間は随道を抜けると同時に終わるものと予測されました。
れがその随道、すなわち「穴目トンネル」。まだ開通ホヤホヤ感のある真新しい随道であり、照明設備はなくて内部は真っ暗ですが、出口が前方に小さく見えていました。それどころか、夏の酷暑の頃は天然のクーラとなっていてヒンヤリ感がとても気持ち良いです。
想通り、穴目トンネルを抜けるとすぐにダートが復活しました。どこぞの低予算な素堀随道じゃあるまいし、さすがにあれだけ立派な随道を開通させるにあたって、路面だけは未舗装のままというわけにはいかなかったのでしょう。
→山の景色を眺める!
林道標発見!」八戸川内大規模林道側からアプローチすると、なかなか出現してくれない穴目線の林道標ですが、ここにきてようやくその姿を現わしてくれました。ここが穴目林道であることは百も承知ですが、林道名にこだわるものとしては、一応、物的証拠がないとね!
→林道標を眺める!
肌の等高線に沿って細かなカーブが連続します。そして直線距離にすればわずかな距離でも、林道は丁寧に山肌をなぞって大回りするため、そこに移動をするのに、実際はそこまでの倍の距離を進まなければなりません。うむ、確かにこれじゃあ、延長距離も長くなるというものだな。
ートは山腹に食い込む谷間の地形を忠実になぞって延びていますが、時には今来た方向へと戻るかのように、やたら距離を稼ぐ切り返しのカーブもありました。画像でいえばちょうど前方左手から谷間を挟んで右手へと進むのに、ここではわざわざ手前方向に大きく迂回しています。「谷間を跨ぐ橋でショートカットすればよかろうに…」とも思ってしまいますが、そういう訳にはいかないところも林道ならではですね。
ラダラと連続するカーブを一つ一つクリアして進むと、本道に対して左右に横切る形の十字路状になったダート分岐が現れました。下りの左折方向はR340号線沿いの「町」地区へと連絡しているみたいですが、登りとなった右折方向は穴目ヶ岳へと続く山道のような感じでした。特に林道標や標識などは設置されていません。
→右折ダートを眺める!
→左折ダートを眺める!
字のダート分岐を過ぎてさらにカーブをクリアして進むと、穴目林道の見所の一つともいうべきビューポイントが現れました。ちょうど左手の樹木が途切れてここからは「大石沢」集落の民家が眺められるのですが、その立地が物凄いことになっています。
→景色を眺める!
らに進むと再び木杭タイプの林道標が現れましたが、もう用はないな。林道の途中に何本も設置するのではなくて、入口と出口にこそしっかりと設置して欲しい気がする…。
した再びの支線分岐地点。ここは下りの左折側ではなくて、右手の直進方向が穴目林道の本道となっています。左折側は先述の大石沢の民家を経由して最終的にはR340号線沿いの「横道」地区へと抜けているみたい。林道標などの標識はありませんが、その代わりに「←穴目ヶ岳」とだけ記された登山者向けの 立て札 が本道側を示してぽつんと立っていましたよ。
図上では山肌のかなり険しい地点を進んでいるのですが、あまり山岳ダートらしい無骨な雰囲気が感じられません。言い換えれば、この林道はそれだけ走りやすいということにもなりますが、それはそれとしてもう少し荒々しさを所望したいところでしたよ。贅沢でしょうか?
述の立て札通り、さらに進むと穴目ヶ岳への登山道入口がありました。そこには「穴目ヶ岳登山者心得」なる看板まで設置されていましたが、ここはそんなに有名な山なのでしょうか? つい先日までまで草ボーボーであったと思われる登山道も、この時は薮刈り実施直後のきれいな状態にありました。地元の観光協会が登山者の便を図っているものと思われます。
→登山道入口を眺める!
→登山者心得を眺める!
→さらに穴目線を進む!
→探索中止…
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