このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
三浦実験林天然林施業記念の碑 霊峰御岳山を望むここ木曽、三浦の地に長野営林局三浦実験林が設けられたのは、1966年(昭和41年)のことであった。 木曽谷に広く分布する湿性ポドソル地帯における森林の更新は当時深刻な問題に直面していたが、 木曽ヒノキ天然林の生態系、更新機構等に関する基礎的研究と、 天然更新を主体とする森林造成技術の事業規模での開発実験を行うことにより、 この問題に新しい局面を拓こうとしたのである。 時あたかも拡大造林の最盛期に、わが国でも例をみない大規模な天然国有林の先輩達の努力のもと、 他に先駆けてここに産声をあげたのであった。 以来30年近く、特に、各種の森林作業法に関する赤井龍男博士の学術的業績と指導に基づく実験が絶えることなく続き、 今日、天然更新地の多くは、ササの繁茂を克服して立派に成林するに至った。 森林、今日ほど地球環境上その重要性が叫ばれることは、かつてなかった。 人類生存の基盤である地球環境の保全のために、 森林生態系のしくみを踏まえた合自然的な天然林施業技術を用いて天然林資源の保続と森林の諸機能の高度発揮を図ることは、 今日、わが国のみならず世界の森林技術者の使命である。 天然林施業に関する世界有数の本実験林は木曽谷、長野営林局はもとより、広く日本そして世界において、 私達が進むべき持続的森林施業の範となり、 人間社会と森との共生やその発展に大きく貢献するだろう。 ここに、本地が木曽ヒノキ天然林施業の源でありことを記し、永く後世に継承されることを願うものである。 1994年(平成6年)2月 長野営林局長 村田吉三郎 う〜ん、雰囲気的にはここ三浦実験林が重要な地であることは分かるけど、 具体的には木曽ヒノキの「天然更新」が、 どのように問題で実験林が設けられたのかがよく分からないなぁ。 →出発する! |
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