このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.10.09
No.N-018

ホツタル沢線■王滝村 ■全線ダート ■接続→御岳御厨野線
■御岳御厨野線から分岐して山中に延びる

 薮に飲まれて自然回帰、もはや完全なる人外境と化したピストンダート 

 ↓入口に設置された林道標は決して古くはないのに、林道そのものはこのよう
 な状況に。アタック系ならともかく、まともな者なら一歩も立ち入れず…。


……こんな感じ……
■林道名にもなっているホツタル沢沿いに御岳御厨野線から延びるピストン林道。その原因はある程度の予想がつくものの、現状としては自然回帰による事実上の廃道状態にあって、オフバイクといえどもまともには乗り込めない状況にある。両脇から迫る薮の繁茂は激しく、かつ路面も雑草に覆われて完全に隠された危険な状態にあり、これは先へと進むに従ってその度合いを増す。たとえ頑張って前進してみてもその努力が報われることはなく、ついには完全に薮に飲まれてダートは消滅してしまう。願わくば藪刈りがいつの日にか実施されることを願いつつ、ここは入口に設置されている林道標を指をくわえて眺めるしかないだろう。.

■長大な延長距離を誇る御岳御厨野線には膨大な支線が分岐していますが、その中には事実上の廃道化によって自然回帰状態にある支線も存在。このホツタル沢線もそんな1本であり、ご覧の通り入口からすでに林道探索者を怯ませるに十分な鬼藪状態にありました。ただし、入口脇に比較的新しい林道標が設置されているところをみると、正式には死んだ(廃道化)ものとはみなされていないようですが、これじゃぁ、どこまで前進できるのか、まったく思いやられる状況ですよ。
■「それではいざホツタル沢線に突入!」とXRに跨ったのですが、行く手の路面は完全に雑草に覆われており、地面の土が見えていません。車両の通行が途絶えたというよりも悪化した状況、すなわち自然回帰の真っ最中にあるようです。雑草に埋もれた地面の状況が全く把握できないので、恐れを知らぬ剛の者ならいざしらず、勢いにて突入するのは危険でしょう。
■というわけで、まずは徒歩行脚にて偵察を敢行しますが、ものの数十メートルも進まないうちに両脇から薮が迫ったこのような好ましくない状況に…。う〜ん、これはダメかもしれないな!
■両脇から迫ったクマザサ系の薮によって幅員は酷く狭められ、道幅は小径程度にまで侵されています。この時点ではXRで突入するか否かまだ思案中であり、結論としては物理的にはオフバイクでなら走行できるでしょうが、その場合の精神的負担はかなりのものとなることを確信…。
■全身に擦れるクマザサのぞっとしない感触に耐えながら、その先の状況好転を期待しつつさらに徒歩行脚を続けてみますが、やっぱりダメなようです。行く手は完全に藪に飲まれてしまいました。もはやそこには踏み跡程度の痕跡もなく、完全なる人外境と化していましたよ。
■それにしても、ホツタル沢線がこのような人外境と化していたとは! おそらく、どこかその先の深部にて自然災害系によって道が寸断されて通行が途絶えてしまい、その後の限りなき放置の末に現状へと至ったということでしょうか。残念ながらここは諦める他ないでしょう。クマザサの薮を掻き分けるようにして林道入口へと戻って、ホツタル沢線の探索は僅か1メートルにて強制終了…。
→探索終了!
→引き返して御岳御厨野線に向かう!

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