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御岳御厩野林道/ Ontakemimayano | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2011.05.21 ・ 2011.09.24 / No.N-006 |
[ 所在地 ]王滝村 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]
五味沢林道
・
本谷林道
[ 分岐林道 ]大原林道 ・
鈴ヶ沢林道
・ 立間沢林道 幕岩林道 ・ 下黒沢林道 ・ 王滝林道 ・ 上黒沢林道 ・ 一ノ瀬林道 ・ ホツタル沢林道 ・ 土浦支線林道 ・ 唐谷林道 ・ 本谷支線林道 |
長野県最後の秘境というにふさわしい迫力で迫る国有林内部の長大ダート! |
「御岳御厩野林道」・・・王滝村木曾谷の広大な国有林に延びる超ロングダートであり、地図に記された山深い木曾山中に延びるその道筋を目にして心ときめかない者がいたとしたら、それはもうまっとうな林道ライダーではない、と言っても過言ではない存在の林道です。ただし、その入口はゲートによって固く封印されていることもまたよく知られるところ。各種林道系サイトで調べてみても、まだ自由通行状態であった大昔の頃の話や、「ゲートにより通行不可」といった類の僅かな情報しかないのが現状。よって「ならば自ら行くしかないだろう!」と一念発起、あえて火中の栗を拾う覚悟で御岳御厩野林道の探索調査を敢行することに! 目指すは三浦貯水池を越えたさらに先にある岐阜県との県境に位置する鞍掛峠。そう、かつて攻略者を死亡させたというあの鉄壁ゲート地点です。 →起点を振り返る! | |
いつもの癖で前置きが長くなりましたが、それでは御岳御厩野林道の探索を開始します。結果から述べると、この御岳御厩野線は強固なゲートによってほぼ全てと言ってよいほど通行不可区間が設定されているのですが、厳密にはこの鈴ヶ沢地区側入口に限っては、すぐにゲートが現れるわけではないので、「ここはひょっとしたら・・・?」と淡い期待を抱きつつゆったりとした登坂路を進みます。 | |
「支線林道発見!」林道標の先に現れた「高◯工業株式会社」なるプレハブ施設の脇を抜けて進むと、早くも右手に分岐して登坂するダートの大原林道なる支線の入口が! ただし、長大な御岳御厩野林道の探索は今始まったばかりです。探索開始早々に支線林道にかまけていては先が思いやられるので、大原林道は泣く泣く切って捨てて本道探索を何よりも優先させておくのが肝要でしょう。 →大原林道の様子をうかがう! | |
「あぁ、やっぱりそうきたか・・・」そしてほどなく進むと現れてしまうのがこのゲート。本格的な鉄門式でゲートそのものには全く立ち入る隙はありません。 これまで御岳御厩野林道を目指したどれほどの林道ライダーがここで無念の涙を落としたことか! ちなみにゲート前には乗用車がよく止まっているようで、おそらく釣り師や山菜採りがここから徒歩にて立ち入っているのだと思われます。 →鉄門ゲート右手を調べる! →鉄門ゲート左手を調べる! | |
これで、その後かなり酷なピンチに陥るハメになったとも知らずにやっちゃった・・・! | |
そしてこれはゲート地点からも見えているすぐ先にある二股分岐地点です。直進側が目指す御岳御厩野林道、一方の右折側は某マッ◯ル県別地図ではピストンとして記載されている鈴ヶ沢林道であり、その正体は御岳御厩野林道の迂回ルート。ここはどちらに進んでも行き着く先は同じなのですが、鈴ヶ沢林道の方がよりガレた状態となっています。 | |
御岳御厩野林道本線は直進側なのでここはそちらに進みます。ちなみにこの分岐地点には鈴ヶ沢林道の林道標は設置されていますが、御岳御厩野林道のものは存在していません。 →鈴ヶ沢林道に突入! →鈴ヶ沢林道との分岐を振り返る! | |
鈴ヶ沢林道の分岐を後にして本線を進みますが、なかなかどうして僅かに登り坂となったダートは実に走りやすいものでした。某県別マッ◯ルには「三浦ダム〜滝越〜鈴ヶ沢間ハードな山岳ダート林道」と記載されていましたが、それはちょっとばかし違うようですね。 | |
とはいっても、ここは木曾山中の山深い林道。やはりこのようなボコボコ箇所も当然ながらありますよ。ちなみに鞍掛峠までの行程を大まかに区間分けしてみると、鈴ヶ沢〜ゲート〜伝上川〜展望台入口〜王滝林道分岐地点〜上黒沢林道分岐地点〜三浦貯水池〜中浦林道分岐地点〜鞍掛峠といった具合に細かく分けられますが、 それは区間によって路面状況が著しく変化するということであり、 噂で言われているようにハードなダートが全線にわたって連続するということではありません。いずれにしても、その状況は御岳御厩野林道を進めばおのずと判明することでしょう。ちなみに「鈴ヶ沢〜ゲート」区間は、御岳御厩野林道で唯一自由通行できる区間としての区分けです。 | |
山岳林道ではしばし見かける沢渡り地点にて。ただし、直渡りではなく沢水は土管にて導水されていました。なのでここではジャブジャブと水を跳ね上げる快感は得られませんが、路面維持という観点からはこれがベストなのかもしれません。 | |
一見するとフラットで快適な穏やかな様相のダートが続きますが、行く手にこのような落石箇所が現れました。破れ破れになった防護ネットがその激しさを物語っています。御岳御厩野林道沿道はその険しい地形ゆえ特に落石が多いようで、その後もも落石箇所には頻繁に遭遇することに。 | |
そしてここにも比較的最近落石が発生したと思われる地点が。すでに路面そは復旧されていましたが、路肩には大量の岩屑がてんこ盛りに! 復旧されているとはいえ、右手の崖は今にもガラガラっと来そうな危うさがあり、それがまたなんとも良い感じです。無骨な山岳林道ならではの荒々しい雰囲気満点なシーンですよ! →崖を見上げる! →崖を見上げる! | |
なお、この落石地点は右手路肩の木々が払われて、いかにも展望がききそうな感じになっていました。そして、もしやと振り返ってみると、そこには御嶽山(3067m)の雄姿が! これには思わず見入ってしまいましたが、まさかゲートの先にはこのような絶景ポイントが隠されていたとは! →もっとよく眺める! | |
御嶽山の神々しい姿をしばし堪能しますが、探索すべき行路はまだ長いので後ろ髪を引かれる思いでその先へと進みます。そして目に付いたのが左手路肩に現れた各種標識群。そこには文字の消滅しかけた木杭の林道標が2本も存在していましたが、記されていたのは「御岳林道」の文字でした。 →林道標を眺める! | |
かなり規模の大きな岩壁露出地点。オーバーハングするようにせり出た一枚岩の壁面が化なりの迫力で、これは林道を通すために山肌を切り崩した結果だと思われます。また、そういう箇所に限って岩崩れが頻繁に発生しているようでした。 →もう飽きた・・・ →さらに御岳御厩野林道を進む! |
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