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五味沢林道/ Gomizawa | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2011.05.21 / No.N-007 |
[ 所在地 ]王滝村 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ] 御岳御厩野林道 ・ 本谷林道 [ 分岐林道 ] 大水無林道 ・ 中浦林道 ・ 水無林道 ・ 鞍掛林道 |
風光明媚な湖岸ダートから山岳ムード満点なガレ系ダートまで堪能できる! |
御岳御厩野林道から接続して「鞍掛峠」へと至る五味沢林道の入口です。御岳御厩野林道を進んで峠を目指す場合には必ず乗り継ぐことになりますが、初めてやって来ると進むべき方向に少々迷うかも。その原因としては、ここは同時に本谷林道の分岐地点(右手)でもあるため三ツ股分岐となっていることよりも、御岳御厩野林道が同地点で五味沢林道とその名を変えていることの方が大きいでしょう。ちなみに林道標もここには五味沢林道と本谷林道、そして「御岳林道」と記されたものしか存在していません。なので、以降も御岳御厩野林道をさらに進むものと思っていると、「え?」っと困惑しがちです。 →林道標を眺める! →振り返る! | |
五味沢林道の入口である三ツ股地点を出発するとすぐにコンクリ橋を渡ります。これはてっきり「三浦貯水池」へと注ぐ王滝川かとも思いましたが、実は「大川小谷」という沢で王滝川の支流になっているようでした。そしてコンクリ橋のすぐ右手には、かつての王滝森林鉄道三浦本谷に線のものと思われる橋梁の遺構が存在しています。 →林鉄の橋梁跡を眺める! | |
王滝川の支流を渡り、沢沿いに小さく開けた平坦地に沿ってダートは延びていました。路面に補充された新しめのバラスト、そして左路肩の斜面に植林されたヒノキの幼木などを目にすると、ここは一般人はなかなかやってこられない場所ですが、関係者は路面補修とか林業作業などで意外と頻繁に立ち入っているような気もします。 | |
「鋪装路だ!」平坦ダートをたどってしばらく進むと、長いストレート区間にてなぜか舗装区間が出現。付近になにがあるというわけでもないのに、なぜここだけ鋪装されている? | |
なぜこんな所に舗装の必要がある? との疑問を抱きながらも少し進むといきなり舗装は途切れました。そしてその先には再びフラットな砂利ダートのストレートが復活、何事もなかったかのようにどこまでも続いています。 | |
王滝川沿いの長いストレートを延々とたどって前進すると、左折分岐(林道標無し)が現れました。なお、この地点はかつての王滝森林鉄道の分岐地点でもあったらしく、今やって来た手前方向に三浦本谷線、左折側は貯水池の湖岸沿いに三浦ダム方向へと延びる王滝本線、そして直進側には五味沢線の軌道が敷かれていたとのこと。かつての王滝本線廃線跡である左折分岐は、極短ピストンとして手持ちの県別地図にも記載されていますが、現在は名のある支線林道にはなっていない模様。その先は危険な廃線跡にでもなっているのか、行く手の路面中央には拒絶の意思表示である巨大な岩石が! というわけで、ここは直進側へと前進します。 | |
かつての林鉄のジャンクション跡を過ぎると、なぜか欄干に「ほんたにがわ」と記された王滝川を跨ぐコンクリ橋を渡ります。ちなみに、御岳御厩野林道から五味沢林道経由で鞍掛峠を目指すルートを、鈴ヶ沢〜ゲート〜伝上川〜展望台入口〜王滝林道分岐地点〜上黒沢林道分岐地点〜三浦貯水池〜中浦林道分岐地点〜鞍掛峠といった具合に区間分けしてみると、ここまでが快適ダートの続く「上黒沢林道分岐地点〜三浦貯水池」区間。橋の左手にはすぐそこに三浦貯水池が迫っており、ここから三浦貯水池湖岸ルートの「三浦貯水池〜中浦林道分岐地点」区間が開始します。 →王滝川下流(左手)を眺める! →王滝川上流(右手)を眺める! | |
五味沢林道のダートは湖岸をなぞるように延びているので勾配は全くありません。固く締まった走り心地抜群の快適ダートがどこまでも続きますが、路肩左手には森の茂みがあってまだ貯水池は見えません。ですが、それも時間の問題でしょう。もう少し進めばやがて湖面が見えてくるはず! | |
「や・ば・い・・・!!!」その後少し進むと左手に三浦貯水池の光景が開けてきましたが、なんと前方には道端にたむろする数人の人影が! 一瞬、かなりドキリとさせられましたが、どうやらその正体は原チャリにて釣りでもやりに来たオッサン集団であった模様。ちなみに原チャリでは御岳御厩野林道方面からやって来られる距離でもないので、おそらく鞍掛峠方向からやって来たのでしょう。ということは、原チャリでならば寝かせく◯り抜けにて鞍掛峠を越えられるということか。 →三浦貯水池を眺める! →三浦貯水池を眺める! | |
深く切れ込んだ貯水池の入り江の湖岸に沿ってダートは続きます。先ほどはオッサン集団との思わぬ遭遇に驚かせられましたが、その後は全く人の気配はありません。進むに従って先細りしてきた湖岸の美しいけど淋しくもある荒涼とした入り江の光景がどこまでも続きます。 →三浦貯水池を眺める! | |
湖岸沿いに進むと貯水池へと注ぎ込む沢を跨ぐコンクリ橋がありました。そういう箇所では岸辺から沢の上流へと少し迂回してから橋を渡って再び湖岸へと戻ります。ちなみに、この橋付近では王滝森林鉄道五味沢線から分岐する「下赤谷作業軌道」という支線が、かつて右手の山中へと分け入っていたとのこと。ただし、その廃線跡は林道化されておらず、その痕跡も見当たりませんでしたよ。 | |
コンクリ橋を渡って再び湖岸ルートに戻ります。ようやく入り江の末端までかなり近いところまで進んできましたが、この区間は湖岸線をほぼ忠実にたどっているので、思っていた以上に距離がある模様。現在時刻はすでに午後3時に近く、それでいて峠を目指しているというのにまだ湖岸の平坦区間を走っているという状況です。帰りには五味沢林道はもちろん、あの長大な御岳御厩野林道をまた戻らなくてはいけないというのに・・・。 | |
湖岸ダートを突き進んで入り江のトタンまで進むと、三浦貯水池へと注ぐ沢を渡るコンクリ橋がありました。地図等にはその名称が無記載なので河川名は不確かですが、確か大水無沢であったようなないような。で、橋を渡るとそのまま対岸の左岸方向にダートは延びているのかと思いきや・・・。 | |
「支線発見!」橋を渡り終えた地点はT字路になっており、右折側には「大水無林道」と記載された林道標が! というわけで五味沢林道本線は左折側であると判断、そちらに進路をとって進みます。なお、この大水無線もかつての林鉄の作業軌道跡であるとのこと。この付近に存在する支線林道はそのほとんどがかつての林鉄跡になっているようでした。 →探索中止・・・ →さらに五味沢林道を進む! →大水無林道の様子をうかがう! →大水無林道に突入! →大水無沢の下流(左手)を眺める! →大水無沢の上流(右手)を眺める! |
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