このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

そして再び鞍掛峠へ! 
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長野県最後の秘境林道と言われる御岳御厨野線、五味沢線の前回の探索では本道筋および支線群の存在を明らかにすることがメインとなり、
その結果として長野県と岐阜県の県境に位置する鞍掛峠ゲート封鎖地点までの区間を紹介することができました。
ただし、その長大な延長距離に起因する時間的、燃料的な制約によって、
本道から分岐する膨大な支線群の探索調査は二の次とする他なかったのが正直なところ。
というわけで、今回の再探索はあくまでそれら支線群の探索調査が主たる目的であり、これはそのついでの再探索報告となるため、
かなりダイジェスト的にはなりますが、先日全国に多大な被害をもたらした台風15号の影響の有無も含めて、
御岳御厨野線、五味沢線再探索の報告をしてみたいと思います。

いうわけで、まずは御岳御厨野線へとアプローチをかけますが、やはり今回も前回と同じく秘密(でもない?)の専用ルートのお世話になることにして、さっそくその入口へとやって来ました。ちなみに、王滝村内に存在する御岳御厨野線へと至るアプローチポイントは 鈴ヶ沢地区 、濁沢保安管理道、 王滝線上黒沢線滝越三浦線氷ヶ瀬小俣線 の6箇所ですが、その全てに存在しているゲートの中で、たやすく強○突○できるのは、この秘密の専用ルートだけなので注意して下さい。
熊、出没注意」の看板が掲げられた専用ルートのゲート地点にて。その鉄門は無情にも固く閉じられており、「や、やられた…!」と思ってしまいますが…。
こは予想に反してすんなりと鉄門の脇をす○抜○ることが可能。というわけで、その他の場所を巡ってみても貴重な時間とガスの浪費に終わるだけかと…。
の後、御岳御厨野線との合流地点を目指して秘密の専用ルートのダートを進みますが、ここでは林道ライダーならば、ぜひとも一度は経験しておきたい(?)とあるまさかな遭遇を果たしてしまいました。ヒントはゲート前に掲げられている 看板 ですよ。
密の専用ルートから今回も無事に御岳御厨野線へとアプローチ成功! その後、三浦ダム方向にしばらく進むと、御岳御厨野線で最大級にガレた区間がここからスタートします。できればこの先はそう何度も通りたくはないのですが、ルート上、この区間はどうしても通らなければなりません。一度訪れたことがあるとはいえ、気を引き締めてかかる必要があります。




 ←ガレ区間の入口の様子は前回と変わりなかったですが、果たして今回は?!
も、その前にここを忘れてはいけませんね。ガレ区間スタート地点のちょうど左手に入口のある展望台です。ここでは御岳御厨野線といったらこの景色、というくらいの絶景展望が目の前に!
→展望を眺める!
レ区間に突入すると、まずは人の背丈以上もあるクマザサが密集して壁をなしている区間がしばらく続きます。ここでは薮から何が出てくるか分からない、といった緊張感ともいえる楽しさがきっと味わえることでしょう。

 ←前回の探索時の様子。基本的にはほとんど変わっていませんでした。
の後、幕岩線、下黒沢線を分岐しつつダートは延びていますが、やがて滝越地区へと至る王滝線の分岐が左手に現れます。ただし、現実的には滝越地区へと抜けることが不可であることは周知の事実であり、ここは支線よりも荒れた様子をうかがわせている右手の本道を進むしかありません。

 ←王滝線との分岐地点も以前とほとんど変化はなし。
滝線との分岐を過ぎると下りメインのコースが始まりますが、以前よりもガレ具合が増しているような気が…。無数の土砂崩れの痕跡で路面には縦横に溝が走り、前回よりも走りにくくなっていました。これは台風15号の影響だと思われましたが、致命的なダメージはなかったようです。

 ←前回よりもガレが進行して路面は確実に走りにくくなっていました。
面には所々で流水箇所が発生してびちゃびちゃ状態にありました。大雨をもたらした台風が去ってから数日経過しているというのに、まだ路面を流れ下る雨水の流れは収まっていなかった模様。

 ←以前は完全に乾燥していたのに。これも台風の影響か…。
の後、前回の探索時に遭遇した路肩崩落地点に再び差しかかりましたが、相変わらず放置のままで補修の手が入った様子は全くなし。最悪、台風の影響にて完全崩落したかと危惧されましたが、意外とその影響はなかったようですね。

 ←そのまま放置状態にあった崩落地点はまだ持ち堪えていましたよ。
わぁ! これは一体なんとしたことか! 路面一杯に拳大以上の玉石がザクザクな区間が…。確かにこの区間は以前もガレていましたが、こんな状態にはなかったように思います。おそらく台風の大雨で路面の土が完全に洗い流されてしまったのでしょう。これは走りにくいですよ!

 ←ガレのさらなる進行という形で台風の影響は確実に…。
、これは酷い…。路面の土が流失して土中より露出した岩石によって完全に岩場状態に化しています。ここははしるというよりも、乗り越えるといった方が適切かも。う〜ん、今回の再訪ではガレを楽しみに来たのではないのですが…。こいつはちとしんどいな。
福島県の 多々石林道 にて…」と言っても通用しそうなガレっぷり区間がその後も続きました。ここはよほど慎重に進まないと、即転等の憂き目に遭いますよ。でも、ここをやり過ごさないと三浦ダムや鞍掛峠には行けないので仕方ありません。

 ←確かに以前も走りにくかったですが、そこまでではありませんでした。
タガタな河原ダートは確実に体力と貴重な時間を奪っていきます。そう、この区間が存在するから御岳御厨野の探索は時間がかかるんですね。やはりここは「ちょっと軽く鞍掛峠まで一往復」というわけにはいかないですよ。ゲートで寝かせく○り抜けを実行すれば話は別ですが…。
→探索を中止する!
→さらに御岳御厨野線を前進する!

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