このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
そして再び鞍掛峠へ! | →そして再び鞍掛峠へ!・Page1へ |
「はぁ、はぁ…」その後も黙々と河原と化したガレダートを前進します。あともう少し、ここさえ抜けてしまえばオフバイクの機動力を最大限に発揮できる極上区間が待っているのでね! | |
ガレ区間ようやく抜けると舗装路が現れます。そこには簡易コンクリ舗装が大量の土砂に埋もれた土砂崩れの現場があって、前回訪れた時には、これが崖崩れの現場であるとは思いませんでした。以前の状態(右)と見比べると分かりますが、以前は土埃まみれであったこの場所ですが、先日の台風の大雨にてきれいに洗い流されて土砂に埋もれた舗装の状態がはっきり確認できる状態になっています。そうか、この不自然なカーブは迂回路だったのか。 ←以前は土埃まみれでよく分からない状態だったのですが。 | |
そして土砂崩れ現場を過ぎるとやがて見覚えのある地点が! そう、山裾の滝越地区から延びる下黒沢線(左手)との分岐地点です。ここまでやって来ればもうこっちのもの、後はオフバイクの機動力を最大限に生かして一騎駆けにて三浦貯水池、鞍掛峠を目指すのみ! ちなみに、山チャリにて鞍掛峠を越える方々は、そのほとんどが滝越地区より下黒沢線経由でここに至って峠を目指す場合が多いようです。オフバイクもそれができれば良いのですが、残念ながらそれはちと厳しいかも。なのでここまでの辛いガレ走行はオフバイクにて入線するための代償といったところかと…。ま、それはさておき、おーーし! じゃ、行きますか! ←ここは以前とまったく変化なし。 | |
山の尾根付近にストレートがかってひたすらに延びるダートの極上さは相変わらず! 今回は再訪と言うことで、前回のようにちょこまか停止して撮影ということはしません。なので、風を切って一気に駆け抜ける爽快さと心地良さが堪能できました。 ←喜びにも似た心地よさと爽快さは以前となんら変わりなし! | |
前日、滝越の宿にて同宿した山チャリにて鞍掛峠を越えるという3人組の方々に途中の一ノ瀬線分岐地点にて追い着き、先行させていただいて三浦貯水池眺望ポイントまでやって来ましたよ。前回の探索では黄砂の影響で白くくすんでいた眺めですが、今回はご覧の通り雲一つない蒼さがそこに! ここはそっとエンジンを止めて久しぶりの光景に眺め入りました。なお。画像左端にはこれから駆け抜けることとなる道筋も見えています。 →三浦貯水池を眺める! ←前回は黄砂の影響でくすんでいましたが、今回は蒼空が広がる最高の状況に! | |
その後、ホツタル沢線、土浦支線、唐谷線、本谷支線の分岐箇所を過ぎて、三浦貯水池の左手を回り込むようにして徐々に高度を下げながら進みます。と、述べると、大したことないようにも感じられますが、とにかくここは御岳御厨野線の長大さを実感させられる区間であり、オフバイクの機動力を持ってしても行けども行けどもたどり着かないといった感じです。毎年開催される「王滝トレイルラン」や 「王滝100km」にて、ランニングや山チャリにて走破する充実感も素晴らしいのかもしれませんが、御岳御厨野線をじっくり楽しむのならば、大きな声では言えませんが、やはり現実的にはオフバイクでしょうね。ビギナーのにわか人力じゃぁ、ここはキツイですよ…。 ←延々と走った先に現れた見覚えのある土砂崩れ地点。またここまでやって来たか! | |
ようやく五味沢線(直進)、本谷線(右手)との接続地点にたどり着きました。鞍掛峠を目指す場合はここを直進します。なお、厳密には、御岳御厨野線はこれより先の鞍掛峠へと至る五味沢線も含めた総称なのですが、当サイトではやはり前回同様にして五味沢線として扱うことにします。ま、それはさておき、ここまでやって来れば三浦貯水池の水際まではあともう少しですよ。そして以前に訪れた時は時間に押されてやや焦り気味でしたが、今回はそれを見越して1日がかりの余裕を持っているので、そういう煩わしい心配は無し! →ちょっと語ってもいいですか? ←以前訪れた時は探索時間に押されて焦った五味沢線、本谷線との接続地点です。 | |
御岳御厨野線から五味沢線へと乗り継ぎ、なぜか舗装区間が現れるおいた木川沿いの平坦ストレートを走りきって、三浦貯水池の畔にある王滝川を跨ぐコンクリ橋(進行方向は手前)までついにやって来ましたよ。前回の探索時もそうでしたが、ホント、ここまでは距離がありますね。おーーし! それじゃあ、ここから湖岸区間を行きますよ! →三浦貯水池を眺める! ←この橋にてようやく三浦貯水池にたどり着いたという実感が湧くのは前回と同じ。 | |
ほう、これはこれは! 雲一つない快晴にも恵まれ、気温的にも暑くもなく寒くもない最高のコンディションにて駆け抜ける三浦貯水池湖畔区間です。澄み切った蒼空が目に沁みるようで、人っ子一人おらずにシンと静まりかえったこの雰囲気の素晴らしさに言葉もありません! →三浦貯水池を眺める! ←前回の探索時にはここで原チャリに乗った釣り師に遭遇したっけ。 | |
長野県最後の秘境というにふさわしい爽快なダートが湖岸に沿って連続。ここは良いなぁ! | |
平坦ですこぶる快適な湖岸ダートたどり、三浦貯水池を左手に回り込むように進むとやがてコンクリ橋を渡った地点にて、T字路となった大水無線との分岐地点に到達。涙が出るほど素晴らしかった湖岸沿いコースはここで終了、.これより先はいよいよ鞍掛峠を目指す山岳登坂コースが始まります。でも、峠まではまだかなり距離がありますよ。なお、ここで右手に分岐している大水無線ですが、当初はピストンであると思っていましたが、今回の探索調査によって新たな事実が判明。実は五味沢線をさらに進んだ先にて分岐する中浦線に1本道で接続、そのまま五味沢線へと戻るループ林道となっていたようです。ま、支線探索に興味のない方にはどうでもいい話ですけどね。 →三浦貯水池を眺める! ←そこが周回ルート入口になっていたとは知るよしもなかった大水無線との分岐地点。 | |
大水無線を分岐すると、深い谷間の山肌にへばり付くようにして登坂路が続きます。この付近は前回の探索行では時間に押されるあまり、吹っ飛ばして進んだものでしたが、今回は時間的余裕があるため、その険しさを味わいつつ前進することができました。 | |
険しい谷間沿いの断崖コースを駈け上って進むと、やがてこれも橋を渡った直後にある中浦線(右手)とのT字路状の分岐が現れます。この付近の山は「三浦実験林」に指定されており、中浦線はその真っ直中を貫き、最終的には先述の大水無線に1本道で接続。なので、オフバイクで五味沢線を鞍掛峠まで行った場合、その帰りにはここで中浦線へと進んでみるのもいいかもしれませんね。 →橋から谷の流れを眺める! ←中浦線の入口の状態も前回とまったく変わりはありませんでした。 | |
中浦線を分岐すると、深い谷間の山肌にへばり付くようにして登坂路が続きます。この付近は前回の探索行では時間に押されるあまり、吹っ飛ばして進んだものでしたが、今回は時間的余裕があるため、その険しさを味わいつつ前進することができました…って同じことまた言ってるな。 | |
「な、なんだこれは…?!」確かにこの区間は崩れた岩石や岩屑の散乱する険しい区間ですが、以前通った時にはこんな状態ではなかったような気が…。大きく切れ込んだクレバスに水が溜まっていることから、これも台風の影響だと思われますが、雨水による路面への洗堀作用は思ったより大きいみたいでした。通行困難ではないですが、ボコボコにかなり荒れています。あちゃ〜。 →探索を中止する! →さらに五味沢線を前進する! ←これが以前の状態。台風15号の影響でここは洗堀されてボコボコに! |