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そして再び鞍掛峠へ! | →そして再び鞍掛峠へ!・Page2へ |
前回の探索ではこの辺りではもう帰路のことを考えると時間切れ寸前で、ほとんどノンストップ状態を余儀なくされたのですが、そういえば、鞍掛峠の手前にはこのようなビューポイントもあったっけ。林道沿いの御嶽山を望む展望ポイントは、御岳御厨野線の鈴ヶ沢口付近に集中していますが、ここは唯一の例外で、鞍掛峠口ではっきりとその雄姿が望める見逃せない地点ですよ。 →御嶽山を眺める! | |
永遠とも思えるほどに曲がりくねってどこまでも続く登坂路は水無沢の深い谷間の淵に沿って延びており、ここは覗き込むと足がすくむほどの高さです。ここまで来れば鞍掛峠も間近であり、峠を目指してアクセルをひねって最後の力走を仕掛けます! →谷間を覗き込む! | |
その後左手に水無線の分岐を過ぎて、両脇をクマザサに覆われたこの地点までくれば、鞍掛峠はもう目と鼻の先! 峠までの道のりは長く険しいですが、どうやら今回もうまい具合にたどり着けそうですね! しかも雲一つない素晴らしい快晴に恵まれて! あっはっは! ←前回もそうでしたが、峠を目前にして覚える高揚感は何度訪れても薄れません! | |
そしてようやく鞍掛峠のゲート直前地点に到着。今回も無事にここまで到達できた喜びは大きいですが、ここで嬉しい発見が一つありました。実は峠のゲート直前に右手に急坂分岐があって、前回の探索行では路肩の薮に隠れて見落としていたのですが、なんと「鞍掛林道」なる林道標を路肩に発見しましたよ! まさか峠地点から名のある支線が分岐していたとはね! やはり林道では何が起こるか分かりません。とくにこの御岳御厨野線〜五味沢線ルートでは訪れるたびに何か新たな発見がありそうです。う〜ん、やっぱりここは凄いな! | |
「こ、これは…!!」で、肝心のゲート地点ですが、な、なんと開いちゃってますよ! てっきりここは間違いなく万年封鎖状態であると思っていたのに、これは一体なんとしたことか?! 今回の再探索行の主たる目的は支線の探索調査にあるのですが、「これはひょっとして岐阜県側に抜けられる?!」と、素早くガス残量および残された探索時間を計算、この後の支線調査に支障が発生するのは目に見えていますが、ここは敢えて峠を越えてさらに前進することに! 天の配剤ともいうべき絶好のチャンス、こいつを逃したら向こう1年間は悶々と後悔すること確実です。これはもう林道の女神様が「さあ、行きなさい!」と祝福しているというほかないでしょう! わっはっはっ! ←基本的にはクローズドですが、運が最高に良いとこのような事態も! | |
一番開いていて欲しいところが絶妙なタイミングでオープンしていたからには、少々の予定は変更してでも進むべきでしょう。というわけで、通常は山チャリ専用(?)の峠より先へと前進させていただきますが、そこに待ちかまえていたのは遮るものなく展開する素晴らしい展望ポイントの連続でした! そうか、峠のゲートの向こう側はこのようになっていたのですね! →展望を眺める! →振り返る! | |
峠のゲートを越えると怒髪天を突くような心臓破りの鬼坂が九十九折りにて連続します。そしてその所々には坂道対策にでもなっているのか、コンクリ簡易舗装が虫食いにて施されていました。ちなみに、路面を流れ下る雨水はヘアピンカーブをショートカットするため、その洗堀作用によってクレバスが発生していたっけ。 | |
これ、展望台ではありませんよ。深く切り立った断崖の棚にへばり付くように設けられた急カーブ地点です。ガードロープがなかったらかなり恐いですが、ここがいかに高所であるか、そして見晴らしがきくかがこれで分かるでしょう。ここは絶景ビューポイントの連続です! →展望を眺める! | |
ただし、このような最高の爽快さを味わえるのもオフバイクならではでしょうね。下りはともかくとして、気の遠くなるようなこの九十九折りを登ることを考えると、どうしたってオフバイクの機動力以外には考えられません! 人力行もいいかもしれませんが、痩せちゃいますよ〜。 | |
峠からひたすら左右に切り返してだいぶ下ってきましたが、パノラマ区間は途切れることなく続きました。ダメであると思っていた鞍掛峠も越えられたし、となると残る関門は峠道を追い切った地点に控えるゲートのみ。あわよくばそのままの勢いにて「下呂市のR257号線へと抜けちゃえ!」などと思ったりもしてみますが…。 →振り返る! | |
それはちと甘かった模様。気の遠くなるような九十九折りの峠道を下りきった地点にある岐阜県側のゲートの様子です。身軽な山チャリならともかくとして、どう見てもXRがす○抜けられる隙はなく、秘技「寝かせく○り抜○」もここでは通用しないでしょう。というわけで、長野県王滝村から鞍掛峠を越えての岐阜県下呂市への通り抜けはできないことを改めて確認。ただし、このゲートの反対側まではいつでもやって来られるので、これで事実上は御岳御厨野線、五味沢線の全てをオフバイクにて走破したと判断、以上、オフバイクによる鞍掛峠越えの密かな参考となることを願いつつ、これで思い残すことなく本来の目的である五味沢線、御岳御厨野線系支線の探索調査に専念できたことは言うまでもありません。懸念された台風15号の影響も局地的なものにしか過ぎなかったしね。 →探索終了! →振り返る! →ゲート右手を調べる! →ゲート左手を調べる! →ゲート中央を調べる! |