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 鈴ヶ沢林道/ Suzugasawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2011.05.21 / No.N-008 
 [ 所在地 ]王滝村 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ] 御岳御厩野林道  [ 分岐林道 ]-
 険しい御嶽山の山裾を巡って山岳ムードを満喫できる御岳御厩野林道の迂回ルート

岳御厩野林道から分岐する鈴ヶ沢林道の入口です。場所は「鈴ヶ沢」地区から御岳御厩野林道をたどると現れるゲートのすぐ先なのですが、入口はゲート地点からも見えているというのにお預け状態という、ヘビの生殺しに近いなんとも恨めしい状況に・・・。というわけで、ここは危険なゲートす◯抜◯というリスクを負った者のみが突入可能ナリ。
岳御厩野林道から180度の反転にて分岐すると、鈴ヶ沢林道のダートは登坂路でスタート。ちなみにこの鈴ヶ沢林道ですが、県別地図などでは情報が更新されていないのか、ピストンとして記されています。しかし、その実態は御岳御厩野林道の迂回ルートであり、最終的には終点で再び御岳御厩野林道へと合流する完抜け林道。コース的には林道名由来の「鈴ヶ沢」の上流を目指して登坂、その後再び御岳御厩野林道へと下ってくる形をとっているみたいです。その真実を確かめるためにも、ここはぜひとも詳しく探索調査しなければ!
線直後の坂道を登っていくと左手に作業道の入口がありました。鈴ヶ沢林道はかつての王滝森林鉄道鈴ヶ沢線の廃線跡でもあるそうで、その規模こそ違えども沿道の山では昔も今も林業が盛んな様子。なので作業道の分岐があっても不思議はありません。
→作業道を眺める!
切れることなく断続的に連続する勾配を登って進みますが、なにやら酷くこねくり回されて感じの路面状態は一体なんでしょうか? もっさりとして、まるで路面を覆っていた土砂を取り除いた跡のような感じです。
りにくいというほどではないですが、その後、路面表層の土が洗い流されて石ころが露出しかけたガタガタ道に差しかかりました。この区間はひょっとしたら雨天時には雨水が流れ下る沢と化しているのかもしれませんよ。
の日なのになぜかびちゃびちゃ地点が。どうやらここは土砂崩れ跡らしく、路面を埋めていたと思われる土砂が路肩に高く積まれていましたが、おそらくその跡が窪地となって水溜まりにでもなっていたのでしょう。いつまでも乾かないやっかいな水溜まりにね。
らにダートをたどっていくと、やがて前方に鈴ヶ沢を跨ぐコンクリ橋(三沢橋)が現れました。ここまでは沢の左岸に沿って進んできましたが、これより先は右岸に位置を移して、その源流部を左手に回り込むようにさらに登坂していくことになります。
→鈴ヶ沢上流(左手)を眺める!
→鈴ヶ沢上流(右手)を眺める!
ヶ沢の左岸に位置を移してダートは続きます。ここ、何気ないストレートにも見えますが、路面上を不自然にうっすらと土が覆っており、よく眺めてみると土砂崩れ跡のような気が。一見すると穏やかそうに見えても、やはり鈴ヶ沢林道はかなり地形的に険しい山中に延びているようですね。
して鈴ヶ沢線の険しさを思い知らされた地点がここ。いつガラガラッと崩れてきてもまったく不思議のない、いかにも危険な崖下地点に差しかかりました。荒々しい無骨な山岳ダートにはなんともふさわしい光景ですが、やはりその直下にてたたずむのはぞっとしません。うむ、雨天直後は危険だな・・・。
→崖を眺める!
ーバーハング気味で覆い被さるような断崖直下を進みます。荒天時ならいざしらず、もしも快晴時にてここで崖崩れに直撃されたとしたら、それはまさかの予期せぬ出来事であり、かなり運が悪かったと諦めるしかないでしょう。
崖直下地点を何事もなく抜けてさらに前進すると2本目のコンクリ橋が現れました。これは鈴ヶ沢の支流である「東股」という沢で、左手が鈴ヶ沢に合流する下流方向、右手は上流方向となっています。そしてここでダートは左手に大きく反転、鈴ヶ沢の源流部上手を回り込むようにさらに登坂して延びていましたよ。
→東股上流(右手)を眺める!
→東股下流(左手)を眺める!
「なんだこの路面は!?」東股に架かる橋を渡って断続的に続く登坂路を進むと、路面がモコモコと一面土くれまみれになっている区間に差しかかりました。「一瞬、ここから先はガレているのかとも思われましたが、どうやら大規模な土砂崩れもしくは路面崩壊跡であった模様。盛土をしたのか、それとも土砂を取り除いて均したのかはよく分かりませんが、その後、大々的に復旧作業が行われたことだけは見てとれました。
ほどの復旧区間を目にして「鈴ヶ沢林道、この先大丈夫なのだろうか・・・」と僅かな不安に襲われましたが、ダートはそこを過ぎると安定状態に復帰。やれやれですね。
、さらに坂道をたどって進むと、風が吹けば吹っ飛びそうな簡素な造りのプレハブ林業小屋がありました。おそらく鈴ヶ沢線沿道にて作業される方の休憩所にでもなっているのでしょう。もちろん探索時には無人状態にありました。
人の林業小屋を過ぎて少し進むと堰堤となった沢渡り地点に差しかかりました。2万5千分の1地形図まではさすがに携帯していないので、はっきりそうであるとは断定できませんが、この沢は鈴ヶ沢の源流部付近のような気もします。先述したように、ここで鈴ヶ沢の左手に回り込んで山中を巡ってから御岳御厩野林道との合流地点を目指すコースになっているようでした。
→もう飽きた・・・
→さらに鈴ヶ沢林道を進む!
→沢の上流(右手)を眺める!
→沢の下流(左手)を眺める!
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