このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 常現寺沢線/ Jyogenjisawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.03 / No.N-031 
  入線直後は薄暗く平凡だが、その先の開放的な山岳ダートが実に楽しい長距離ピストン


↑連続登坂で尾根筋まで登ると雰囲気が明るく一変する常現寺沢林道。終盤ではまさかと思ってしまうほどの山岳ムードが楽しめます。
谷市「地」地区より松本市との境界付近の山中へと分け入るピストン。ダート開始地点とその末端地点の標高差はおよそ400mで、入線直後の雰囲気からは伺い知れない本格的な山岳区間がその深部に控えている。ゆえに、薄暗い虫食いで鋪装区間が続く前半は面白みに欠けるが、山腹の森から尾根筋へと一気に登坂する中盤以降は雰囲気も高所ならではの明るいものへと一変。それでいてダートには荒れやガレもなくて楽しめる。なお、途中に分岐は多いが、なぜか常現寺沢林道には林道標が設置されていない。

 [所在地]岡谷市
 [路面状況]半ダート / ピストン
 [コース]岡谷市「長地」地区(梨久保遺跡そば)から
     山中に延びる

谷市郊外の「長地」地区にある常現寺沢林道のダート開始地点へとやって来ました。この林道には林道標が見当たらないためアプローチしにくいですが、入口は「梨久保遺跡」のすぐそばなので、それを目印とすれば良いと思います。ちなみに常現寺沢林道は隣接する下諏訪町との境界に沿って山中深くへと分け入るピストンですが、どこが起点であるのか不明なままに遺跡そばから山間部の舗装路をたどっていくと、やがてこの地点からダートがスタートしていました。
→振り返る!
林のどことなく薄暗いダートを進みます。路面は未舗装ながらも、雰囲気的には山間部の舗装されていないだけの市道といった感じでした。ダート沿いに連なる電柱がうっとおしくて雰囲気的にちょっと邪魔な感じ時です。
っかく現れたダートですが、なんともイラつくことに、その後はちょこまかと虫食いで舗装区間が現れてしまいます。常現寺沢林道を示す林道標もさっぱり現れないし、いっそのこともう引き返そうかと思いながら進んでいくと…。
食い舗装の間のとある未舗装登りカーブ地点で林道の証を発見! それが林道標でなかったのは残念でしたが、ここが無意味な「名無し」ではなくて常現寺沢林道であることが確認できたので、ちょっとテンションが回復しましたよ。
→林道の証!
の後、またしても現れた舗装区間をダラダラと進んでいきますが、途中の左手斜面にとある痕跡を発見してしまいました。まあ、わざわざ立ち止まって眺めるほどの物でもないですが、それは「ようやるわ」といった感じのものでした。
→とある痕跡!
、なおも続く舗装路を登っていくと、やがてこのようなY字分岐が現れました。ここは進むべき方向にちょっと迷ってしまいますが、結果から述べると常現寺沢線本道は右手方向です。そこから走り心地の良さそうなダートが延びている左手側ですが、残念ながらそこは作業道。一瞬、支線林道であるかと思ってしまいましたが、そうではなかったみたい。
→付近を調べる!
いうわけで作業道との分岐を右手に進んで常現寺沢林道を進みます。長らく味気ない虫食いで舗装区間が続きましたが、ここからようやく本格的なダート区間となっているようでした。ズルズルとした小砂利の登坂ダートが途切れることなく続きます。
続した登坂コースが続きますが、どうやら山の尾根付近まで一気に駆け登って来たようです。いつしか林道沿いの薄暗い杉林は見られなくなり、周囲にはいかにも尾根筋らしい明るく見通しの良い山林が広がっていました。ここにいたって入線直後の雰囲気とはガラリと一変します。
線直後にはうかがい知れなかった明るく開放的な尾根筋コースが続きます。ですが、林道はさらに高度を増していくようで、尾根の起伏に沿いながらさらに登り坂が連続しました。前半区間の虫食い舗装は残念でしたが、やはりここは途中で引き返さなくて正解でしたね。
→展望を眺める!
や? またダート分岐が現れました。左折側はさらに急傾斜で登坂していきますが、右手はここからなだらかに下っています。一瞬迷いましたが、常現寺沢線本道は左折側で、右折側はどうやら何かの私道になっている様子。情報によればどこかへと抜けられるらしいですが、今は常現寺沢林道の末端を見極めるのが先決です。というわけで今回は右折側には立ち入らず。
かの私道との分岐を左折してさらに登っていくと、やがて前方にアンテナ施設が見えてきます。それはNTTさんのアンテナらしく、右折する管理道入口がありましたが、ここも立ち入ることなくそのまま常現寺沢線本道を進ませていただきました。
れにしても結構な登坂角度で坂道が続きます。ここは尾根筋なのに、なんでこうも登り坂が連続するのでしょうか。歩きや自転車であったらへばってしまいそう。鬼坂をものともしないオフバイクのエンジンが実に頼もしく感じられた瞬間です。
り効率的に高度を稼ぐための切り返しを交えつつ、ぐんぐんと登っていきます。「一体どこまで登れば気が済む?」といった感じですが、入線前に県別地図で確認したところ、この常現寺沢林道はピストンながらも延長距離はそれなりに長いらしいです。ということで、このような苦しい登坂コースがまだまだ続くみたい。
上げるような登坂角度でなおも続く常現寺沢林道。途中では森林維持の一環か、伐採された樹木の丸太が路肩に散乱した地点もありました。林道入口付近は普通の郊外の住宅地の趣であったのに、その奥にはこのような人里離れた山林の光景が隠されていたわけですね。「どんだけ山深く入っていく?」と思ってしまいます。
ややッ、残雪が!」探索時は世間でいうGWの真っ最中。この時季、山裾の岡谷市にはまったく残雪など見られません。なのにここには残雪が! これで常現寺沢林道がどれほどの場所に延びているかが分かります。まあ、全面的に路面を覆っていなかったのは幸いでしたよ。
→さらに常現寺沢線を進む!
→もう飽きた…
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