このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 東通村名無し林道/ 岩屋地区林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.08.14 / No.AO-nameless-4 
  広大な山林原野の森を貫くワダチダートで抜群の不安感と緊張感が味わえる・・・かも


↑まるで魔女や魔法使いでも出没しそうな暗く深い森のまっただ中を進みます。草深く鬱蒼たる雰囲気負けしてしまうかも・・・。
北半島東通村の尻屋崎にほど近い丘陵地帯の山林原野に延びるダート。「村営第二牧場」から県172号線とを結ぶルートで中盤区間は廃道じみて恐ろしく草深い。地図上では道として記載されていものの、車両の通行は途絶えているのが現状。丘陵地帯のダートゆえ地形的な険しさは見られないが、道すがらの鬱蒼たる深い森の雰囲気には凄まじいものがある。いわゆる山岳ダートのガレ、荒れとは異なった、あたかも道なき森を進むがごとくのハードさで楽しめるだろう。たぶんだが…。

 [所在地]東通村「野牛」地区
 [路面状況]半ダート / 完抜
 [コース]県6号線(野牛川レストハウス付近)から
      県172号線とを結ぶ

つ市街から尻屋崎とを結ぶ県6号線を尻屋崎方向に進むと、途中、野牛川を渡る橋のたもとの右手に「野牛川レストハウス」がありますが、その先1つめの右折路に入って「村営第二牧場」方向に進むと、目指す名無し林道のダート入口が現れます。ちなみにこのルート、県別地図にもきちんと記載されていますが、一目見てそこは未舗装くさいと睨んだ通り、白砂利のワダチダートがゲートも無しにスタートしていましたよ。
北半島先端部に位置する東通村ですが、そのほとんどが山林原野で比較的なだらかな丘陵地帯となっています。したがって、このダートは山岳地帯を行くのではなく、原野の 広大な深い森 のまっただ中を進むコース。いわゆる山岳ダートの険しさこそありませんが、鬱蒼とした深い森の恐ろし気な雰囲気が濃厚に漂っています。それは実際に現地に趣けばダートの入口からすぐに実感できるでしょう。同じ下北半島のダートでも皆さんメジャー林道へと向かってしまい、ここを訪れる林道ライダーはまずいないと思います。そんな雰囲気ですね。
ざダートに乗り込みますが、道の両脇は入線直後から原野の森に囲まれていました。ただし、すぐそばに「村営第二牧場」が位置しているため、ここはまだ関係者量の通行があるのでしょう。ワダチダートは固く締った走りやすい状態が維持されていました。
通村にも名のある林道も無数に存在していますが、このエリア、いわゆる林道探索的には先人の方々の情報の皆無な空白地帯。このダートもひょっとしたら名のある林道なのかもしれませんが、探索時においては林道標を発見することはできませんでした。東通村の広大な山林原野には、このような林道だか作業道だか区別のつかない正体不明なダートが無数に存在しています。
野の森の奥深さをひしひしと感じつつ進んでいくと、やがて原野に切り開かれた牧草地の脇に到達。そこでY字の分岐地点が出現。見た目的には道なりの右手が本道に見えてしまいますが、正解は左折なので要注意! 探索時には何の疑問も抱かず道なりに進むという道間違いの失態を演じてしまいましたが、まあ、せっかくなので参考までに右手方向も紹介しておきましょう。
→牧草地を眺める!
いうわけでY字分岐を道なりの右折方向に進みます。それにしても両脇は物凄く強烈な薮の壁状態でした。大きく開けた牧草地のすぐ脇とはとても思えない閉塞感抜群な圧迫感です。まあ、それでもワダチ部分ががしっかりしていたので進む気も起きたわけですけどね。
れにしてもここはどこへ続いているのでしょうか? 右も左も鬱蒼とした薮森に囲まれた状況は方向感覚を完全に失わせます。今はまさにこのワダチのみが頼みの綱といったところ。忠実にそれをたどって前進あるのみでした。
ここは一体?!」で、最終的にたどり着いたのはこのような地点でした。右手には樹木越しに牧草地が見えており、どうやらここは広大な村営第二牧場の敷地の末端地点らしかったですが、そこには廃屋のようなボロ小屋があったのみ。牧場の管理資材置き場にでもなっているのでしょう。ちなみに地理院地図の記載では、道筋が破線となってさらに続いていますが、実際の所まともに進んで来られるのはここまで。というわけで道間違いを悟ったところでY字分岐地点まで引き返します。
字分岐まで戻って今度は左折側に進路をとります。道なりの右手は行き止まりだったので残る選択は左折方向のみ。あり得ない事を除けば真実のみが残ります。先ほどはとてもそうであるとは思えなかったのですが、やはり左折側が本道みたいですよ。
もこの状況はなんとしたことか。左手に進路をとると、広大な牧草地の端沿いに草深いワダチのダートが延びていましたが、ここ、どうみても低規格な牧草地の管理道路にしか見えません。「もしかして、とても不毛な時間を過ごしている?」と思ってしまうことしきりでした。
ばらく進むと右手に広がっていた牧草地が見えなくなってきます。なんでもない牧草地の管理道くらいにしか思えなかったートも、やがてダートは薄暗い樹林と厚い薮の壁に囲まれてきます。いよいよ本格的に森のまっただ中を進む鬱蒼たる雰囲気のコースが開始しました。
図上では、一応ここは県172号線へと抜けているルートであり、それを証明するかのように雑草に隠れがちなワダチが途切れることなく続いています。ただし、ここは山林原野の広大な森のまっただ中。ほとんど手付かずの森で林業が行われている事もなく、まず車両の立ち入りはないものと推測されました。道としての状態は保たれているようですが、雰囲気的にはそんな感じでした。
かし、次第にそれも怪しく感じられてきます。薮の侵食に晒されて僅かなワダチは雑草に埋もれがちに…。入線当初は白砂利でくっきりしていたワダチも徐々に蛇利が少なくなって、土質のものへと変化。締まりがあまり感じられないフカフカな山道チックなものへと規格落ちしてきます。
筋さえしっかりとしていれば、たとえ周囲の雰囲気がどれほどのものであろうと、さほど気にはなりません。が、しかしこの状況は…。現在地の把握さえままならない深い森のまっただ中で、次第に先細りするダートの状況はまさにピストン林道のそれ。どう見てもこの先で途切れているか、自然消滅していそうな予感です。
して再び悩ましい分岐が出現しました。そこには「不法投棄禁止」の立看板があったのみで、もちろん道標などはありません。また、現在地がよく把握できないこのような場所では手持ちの地図もほとんど役に立たないんですね。進むべく進路を探るため双方を眺めてみますが、直進側はその先で深い薮に包まれており、とてもどこかへと抜けているとは思えない状況。道なりの右折側は草深さは相変わらずですが、それでもまだ路面の土が見えています。というわけでここは道なりに右折してみる事にします。
→探索を打ち切る!
→名無し林道をさらに進む!
→直進側の様子をうかがう!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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