このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.12.30
No.IBA-nameless-2

名無し林道線■常陸大宮市(旧美和村) ■全線ダート ■接続→鴨内線
■鴨内線から分岐して山中に延びる

 鴨内線から稜線伝いに平坦ダートで延びる展望の開けた明るいピストン 

 ↓某企業の看板が目障りですが、ダート自体は走りやすくスカッと開けた展望
 が望めるなかなか開放的なダートです。快晴時は爽快さ抜群でしょうね。
……こんな感じ……
■鴨内線から分岐して私企業が行っている育樹区域へと至るピストンダート。名無しとはいえ、よくあるような作業道じみたものではなく路面状態も良好にある。林道標は名無しなのでもちろん無いが、正確には鴨内線からの分岐地点付近に「鴨内林道」と記されたものが存在。 それには「昭和61年度竣工」と記されており、 県294号線沿いの鴨内線入口の林道標には 「昭和50年度開設」とある。 分岐地点の林道標が本道開設後に新たに竣工されたこの名無し区間をも鴨内線に含めるもの、であるか否かは知りようもない。そんな状況の入口を過ぎるとダートは山の稜線まで一気に登坂、以降は展望の開けた開放的な平坦路が続き、最終的には小さな広場で道筋は山道化する。なお、分岐元である鴨内線同様、沿道一帯は「ピジョン美和の森」なる育樹区域となっているため、中間地点には山小屋風の休憩小屋も存在。総じて明るい雰囲気の気持ちよいダートとなっている。

■県234号線とR293号線とを結ぶ峰越え林道の鴨内線から分岐している名無し線の入口です。 ここには看板が3つもあるのですが、「ピジョン美和の森」とだけしか記されていないので道案内の役には立ちませんが、鴨内線本道は手前から左手、そして名無し線へと進むには直進してください。
■で、こちらが名無し線の入口である直進側です。名無し線なのでもちろん林道標はないものと思われたのですが、分岐地点から2、3メートルほど進んだ左手の路肩の草むらにコンクリブロックタイプの林道標が。「これは一体どうしたことか…?!」これを目にすると直進側が本道だと思ってしまうかもしれませんが、こちらはピストンになっているので悪しからず。林道標の設置されている位置が微妙なんですね。ここは。
→林道標を眺める!
■本道である鴨内線から分岐すると山肌の薄暗い杉林の斜面に沿ってなだらかに登坂してダートは延びています。そこに荒れやガレは全く見られず、極めて良好な状態にありました。
■その後ダートはゆっくりと山の稜線付近まで登りつめ、そこから先は多少のアップダウンはありますが、ほぼ平坦コースとなりました。路面は冬枯れした雑草がワダチを形成していましたが、一面に藪っているということはなく、時にはそれなりに通行があるような感じです。
■「なんだこりゃ?」冬枯れのワダチダートをたどって進むと、見晴らしの良い稜線上のこの場所に山小屋風の建物が現れました。植林作業員の休憩小屋にしては立派過ぎると一瞬思いましたが、実は付近一帯は「ピジョン」なるベビー用品会社が行っている育樹の区域「ピジョン美和の森」となっており、これはその見学者用の休憩施設だそうです。「鳩の森…?」平和を意味するということなのでしょうが、そこかしこに企業名を掲げた看板を立てまくるのはうっとおしいです。
→小屋を眺める!
→展望を眺める!
■稜線上に明るく開けた育樹地帯にダートがなおも続きます。付近一帯は紅葉しない杉とヒノキの植林地帯なので樹相は乏しく単調ですが、展望が望めて上空も大きく開けているのでそれなりの開放感だけは味わえました。
→展望を眺める!
■そして付近一面に展開する植林区域を眺めつつ、稜線に沿ってしばらく進むと…。
■このような冬枯れした雑草のはびこる小さな広場があって、その奥にはまたしても例の看板が掲げられていました。それによれば、この先にはまた別の育樹区域があるようですが、あいにくまともに走れるダートはここまで。以降は山道となっているようです。この寒い中、山歩きする気にもならないので、早々に今来た道を引き返して名無し線の探索は終了としておきました。
→探索終了!
→引き返して鴨内線に向かう!
→山道を眺める!
→広場を振り返る!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください