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探索日 2007.04.07
No.s-002
大名栗線 | ■飯能市(旧名栗村) ■半ダート ■接続→広河原逆川線 ■分岐→有馬線 ■県道53号線沿いの名栗ラジウム温泉「名栗温泉大松閣」脇から広河原逆川線を結ぶ |
山岳ロングダートは荒れもなく、見渡す奥武蔵の山々の眺望を堪能できる! |
……こんな感じ…… ■言わずと知れた奥武蔵を代表するロングダート林道。県道53号線沿いの名栗温泉から広河原逆川線を結ぶ20kmを越える延長距離の長い林道だが、円を描くような形で山の稜線に沿って大きく迂回しているようなコースで起点と終点とを結ぶ。したがってその延長距離の割には終点、起点とはさほど離れていない。路面は序盤、終盤が砂利、中盤はやや土質っぽくなっているが、基本的には高速巡航も可能な快適ダート。全線に渡ってほぼ山々の稜線付近に延びるため、沿道からの眺望も良くなかなか爽快だ。ただし、名栗温泉側の起点直後は若干の舗装区間が続く。途中で有馬線を分岐する以外、分岐1ヶ所も無いため、コース迷いの心配はほとんど皆無。 |
■県道53号線沿いにある名栗温泉大松閣への入口がそのまま大名栗線の入口になっています。 ちなみにこの大松閣ですが、昔からラジウム鉱泉として有名でしたが、もうずいぶん前に高級ホテルのような建物になってしまい、肝心の鉱泉そのものは湧出量が少量なので循○式であることは間違いないですが、日帰り入浴は少々高めになっています。よってほとんどお世話になっていませんが、林道標はそんな大松閣の脇の駐車場を進むと路肩左手に立っています。 →振り返る | |
■大松閣脇の起点から沢に沿ってしばらく舗装路の登り坂が続きます。ちょっとした渓谷のような雰囲気もなっていますが、山間ではよく見かける眺めで、特別に目を引くものは無いようです。ここは淡々と、その先のダート区間を目指して登坂するのみです。 | |
■しばらく舗装路を進むと、切り返すような右急カーブで急坂になっている地点がありますが、舗装区間はそこで途切れ、ここから大名栗線のダートがいよいよ始まります。一応、「通行止」の看板が目に付きましたが、遵守されている可能性は限りなくゼロに近そうな感じでした。もちろん、ここはそのまま前進させていただきます。 | |
■舗装が途切れてダートが始まった直後の登坂区間です。路面の砂利が洗い流されたのでしょうか? ゴツゴツとした岩の頭が露出しており、ややガタガタ感がありましたが、まあ、ほとんど問題はないでしょう。でも、勢いづけて登坂すると尻への振動が大きいので、ここはゆっくりと進みます。 | |
■ガタガタダートをしばし登坂すると、ほどなくこんな感じの快適なフラット砂利ダートになりました。砂利の目も細かく、路面は踏み固められているので、とても走りやすくなっていますが、あまり飛ばすとリアをズッてしまうので、常識の範囲にしておいた方が良さそうです。 | |
■砂利ダートをたどって進むと、ダート右手に奥武蔵の山々の眺望が開けてきますが、どうやら山の稜線付近まで一気に登ってきたようです。この後は、ほぼ山の稜線に沿って進むコースが延々と続くので、区間によっては雄大な景色が楽しめるようになってきます。 →周囲を調べる! | |
■山の斜面に沿ってなぞるように走りやすいダートが続きます。適度なカーブと軽いアップダウンでなかなか良い感じです。また、探索時は快晴にも恵まれて絶好の林道日和になったようで、ポツポツと行き交うオフバイクを見かけました。でも、自分はトロトロと走っているので、後続バイクに抜かれまくりですが…。 →眺望を眺める! | |
■山の頂付近を走っているため、沿道は開けた感じになっています。鬱蒼とした森や山中を行く林道もそれはそれで良いものですが、大名栗線では開放感溢れたコースが人気の秘密でしょうか。おまけに延長距離もあるので心ゆくまでダートを堪能できます。 →眺望を眺める! | |
■快適ダートとはいってもやはり林道ですから、ちょっとした壁面崩れ跡もありました。地形的に脆いのか、強引に道を切り開いたのが原因なのかは分かりませんが、サラサラとした何となく砂っぽい崩れ跡になっており、付近の路面が泥っぽくなってしまっていました。 | |
■小さな崩れ跡から少し進むと、山の斜面がハゲ山になった伐採区間に突入したようです。こういった区間は崖崩れが発生しやすいのか、コンクリブロックの防護壁がダート沿いに設置されています。幅員はやや狭いですが、ダートは相変わらず走りやすいですが。 | |
■ハゲ山の伐採区間を少し進むと、路肩に材木がうずたかく積み上げられた、土場のような丸太の積み出し場所が現れました。ただし、この場所には特別に土場が設けられているわけではなく、路肩の一部を土場として利用しているようでした。そのせいか、路面には枝打ちされた小枝が散乱、雨天時にはヌタヌタになりそうな感じのホカホカな土質路面と化していました。 | |
■登坂路の前方が左カーブになっていて行く手が確認できないので、「トラックなんかが道を塞いでいませんように…」などと思いつつ、木材切り出し作業区間の急坂を、散乱する小枝を踏みつけながら前進します。大名栗線の長いダート区間の中には、こんな区間があるのも、変化があって、これまた一興といったところですね。 | |
■材木の切り出し区間は思っていた以上に長く、路肩に丸太の積まれた光景がしばらく続きました。走りにくくはないですが、フロントタイヤに砂のような泥がまとわりついて、ゆっくり走っていてもペトペトと顔面に飛び跳ねます。ちなみに、XRの後方に見えている山の斜面に辺りからこんな感じの区間が続いていました。 | |
■その後、土場のような林業区間を抜けると、山の稜線付近に延びる山岳林道ならではの、行く手の山の斜面に切り開かれた大名栗線のダートが一筋のラインになって見えている眺望の良い区間に差しかかりました。なかなか爽快な区間ですが、ふと気が付けば、路面状態は砂利ダートというよりも、やや土質っぽいものに変わっています。でも、路面は固く踏み締められているので、砂利ダートでよくある尻振りもなく、かえって走りやすいです。 →ここで探索を打ちきる… →眺望を眺める! →さらに大名栗線を進む! |