このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.10.?
No.S-005

中津川線■秩父市(埼玉県)・川上村(長野県) ■半ダート ■分岐→大山沢線・奥秩父線・相木川上線
■秩父市中津川地区付近から川上村梓山地区付近を結ぶ

 渓谷の絶景を賞しつつ三国峠に登坂、峠では悠々とした眺望を遺憾なく発揮! 

 ↓できれば新緑の頃と紅葉時がお薦めの旧中津川林道です。埼玉県側はフラッ
 トな渓谷沿いダートが楽しめます。長野県側は紅葉時であれば言うこと無し!


……こんな感じ……
■森林軌道跡を林道化した元有料道路であった旧中津川林道。埼玉県から三国峠を経て長野県へと通じており、前半は中津川渓谷沿いの平坦路、中盤は三国峠目指しての登坂区間、終盤はダラダラとした下り区間に分けられるが、ダート区間は前、中盤の埼玉県側のみとなっている。埼玉県側のダートには場所によっては落石なども存在するが、おおむねフラットで走りやすい。長野県側は舗装済みなので全く問題はない。景観的には埼玉県側は中津川の渓谷美が心ゆくまで楽しめるが、一方の長野県側は紅葉時は別としてやや単調気味。車の通行も多いが、県越えできるルートとしての価値も高い。ただし、夜間と冬季は通れない。

■かつての 「中津川林道」も、 正確には埼玉県側では秩父市道大滝幹線17号線に昇格して林道ではなくなっています(長野県側はどのような扱いになっているのか知りません)が、ロングダートが残されていることからも、そのまま捨て置くわけにはいかず、ここでは「林道」として紹介しておきます。区間的にはダートの始まる埼玉県側の「森林科学館」付近より、長野県側「梓川」地区付近の二本木沢に架かるコンクリ橋までとし、画像の地点が埼玉県側のダート開始地点になります。森林科学館より少し進んだ地点で、行く手には隧道が見えています。
→ダート開始地点を振り返る!
■ダート開始地点から見えていた1本目の隧道を抜けた地点です。見かけは立派なコンクリ隧道風ですが、中身は素堀になっており、なかなかイイ感じです。山岳ダートにはなんと言っても素堀が似合いますね。
→隧道内の様子を見る!
■1本目の素堀を抜けたすぐ先にある2本目の隧道です。中津川線は渓谷の流れのほとりに沿って延びていますが、切り立った渓谷沿いコースでは、時としてこのように隧道を掘らない困難だったのでしょう。走りやすいフラットな砂利ダートが続きます。
■中津川林道は、かつて「日本一悪路な有料道路」といわれた旧国有有料林道がその前身で、1959(昭和34)年に着工、1966(昭和41)年に開通したことはよく知られていますが、その林道も元をただせば武州中津川森林鉄道として開設されたものです。したがって現在の中津川林道のコースは、軌道跡を林道に改修、再利用したものになっており、名の知れた林道ではよくある経歴ですね。もちろん、森林鉄道時代の名残はほとんど残っていませんが…。そうして見てみると、山岳林道でありながら、どこかなだらかな道筋も納得できます。ちなみに、この武州中津川森林鉄道は埼玉県側から長野県側まで延びていたらしい(?)です。
■うひゃぁッ、物凄い岩崩れです! でも道幅分だけ綺麗に撤去されていたので問題なーし! そう言えば、ダート入口ですれ違ったオフライダーの方が「崖崩れがあったけど通れますよ」って言っていたっけ。ということで、ダート沿いの随所で険しい雰囲気が漂います。
■岩盤むき出しの崖下を行きます。沿道の景色を眺めるにつけ、地形的にはなかなか険しい雰囲気を感じる中津川線ですが、路面も良く整備がなされていることや、元々が森林軌道跡ということもあってか、コース的にはさほどの険しさはないようです。
■さらに進んで、とあるカーブを曲がった先のストレート区間で作業所か詰め所のような木造小屋が現れました。どうやら王冠(おうかんむり)地区にさしかかったようです。ここはちょっとした集落のような感じで地図にも記載されていますが、住人のいる集落ではありません。おそらく、ここ王冠地区には森林鉄道時代には停車場があり、林業の拠点的地区になっていたのでしょう。勝手な想像ですが、そんな雰囲気の場所です。もしも許されるのであれば、こういう静かな場所、そう、あの小屋で1週間くらい何もせずボーっと過ごしてみたい。もちろんタダ飯三食昼寝付きで…。
■王冠地区を過ぎると隧道が1本あって、それを抜けてさらに前進します。ダート沿いには岩肌が露出した断崖が連続し、荒々しい迫力ある光景が楽しめますが、ちょっとした拍子に崩れてきそうな感じです。山岳林道はこうでなくちゃね!
■お、切り立った断崖の光景を楽しみつつ進むと、今来た方向に鋭角に切り返すような形で登坂する分岐がありました。社営林作業道学沢線の入口です。作業道とはいえ、なかなか美味しそうなダートが路肩の崖に沿って登坂していますが、その入口には無情にもチェーンが張られ、突入することはできません。
→周囲を調べる!
■作業道学沢線を分岐して少し先へ進むと今度は土砂崩れ跡がありました。探索時には一応、復旧済みでしたが、それでも路面に押し出された土塊が散乱し、ぬちょぬちょにヌタっていました。左手路肩のこんもりとした盛り上がりは、右手斜面から崩れて路面を覆い尽くした土砂の名残でしょうか。
■小規模な土砂崩れ連れ跡を過ぎてさらに進むと、左手に流れる中津川をコンクリ橋で跨ぐ大山沢線の分岐が現れます。橋のすぐ先には隧道があって、その入口には「原生の森」なる看板が掲げてありますが、予想通りにここはバリケードで封鎖中…。分岐地点にはカーブミラーと共におむすび形の林道標も設置されており、一目でそれと分かりますけどね。なお、作業道学沢線との分岐地点からここまでの間には、途中に隧道が1本あり。
→大山沢線に突入!
■大沢山線の分岐を過ぎてしばらく進むと、中津川線最後の素堀隧道が現れます。これ以降、隧道はありません。蛇足ですが、先述した大沢山線の分岐地点からこの素堀までの間には、地図上では三国山への登山道が進行方向右手にあるはずですが、気が付かずに通り過ぎてしまいました。いや、目にはしていたけど、完全な登山道なので、無意識に通り過ぎてしまっていた、といったところでしょうか。まあ、バイクで突入など思いも寄らぬことではありますが。
■素堀を抜けてクネクネと細かなカーブをたどって進むと、やがて中津川の渓流がダートのすぐ脇に寄り添ってきました。誰もが挙げる中津川線のハイライトは三国峠ですが、部分的に木々に視界を遮られることなく渓流の流れを間近に眺めつつ走れる区間(最上段の画像を参照)はここだけであり、個人的には当林道で最もお気に入りの地点になっています。峠も良いですが、ここも捨てがたい実に爽快なポイントですよ。
→渓流を眺める!
■その後しばらくダート際を流れる渓流の景観を楽しみながら進むと、とあるカーブの途中で右折分岐が現れました。この地点はちょうど、中津川に注ぐ支流の金蔵沢の合流地点になっていて、本道は右手山中から流れ下っている金蔵沢を小さなコンクリ橋(ガードレールの地点)で渡る形になっています。分岐ダートはその流れに沿って山中へと延びていますが、ここも漏れなくチェーンゲートで封鎖済み。ちなみにチェーン脇には「中津・西沢の大カツラ入口」の標識杭が設置されています。
→分岐先を眺める!
■お、また岩肌の大露出です。カーブの道なりに沿って直立した岩壁が続いていますが、それにしてもここ、どうやって道を通したのでしょう? ひょっとして少しずつ崩れないようにツルハシでカツカツと削ったとか? それとも発破で一気に? まあ、詳しいことは知りませんが、滴る石清水に濡れた岩の膚の色が綺麗な、迫力ある光景点です。
→もう飽きた…
→周囲を眺める!
→さらに中津川線を進む!

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