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探索日 2008.09.14
No.S-014

西名栗線■飯能市(旧名栗村) ■全線ダート ■接続→広河原逆川線 ■分岐→炭谷入線
■広河原逆川線から分岐して山中へと延びる

 尾根筋を走るどこか荒々しい山岳ダート林道の雰囲気がたっぷりと! 

 ↓尾根筋に沿って急斜面にへばり付くようにダートが延びています。天候に恵
 まれれば爽快さは抜群! 延長距離は短いものの雰囲気的にはなかなかです。


……こんな感じ……
■広河原逆川線から分岐、ほぼ尾根筋に沿って延びる見晴らしの良い山岳林道。途中で炭谷入線を分岐した先では延長工事が進行中で、現時点では行き止まりになっている。起点から入線すると、山の尾根に取り付く形で軽いアップダウンの平坦路がしばらく続き、雰囲気的にも眺望的にもここが西名栗線のハイライト。その後は簡易ゲートを挟んで炭谷入線分岐地点まで一気に下り、再び簡易ゲートを挟んで開設現場までは急坂の登りになっている。路面状態は基本的に良好だが、部分的に岩屑の散らばる砂礫区間もあり、高所に延びるいかに山岳ダートらしい雰囲気が味わえるだろう。なお、本道はピストンだが、途中で分岐する炭谷入線に進めば完抜けできる。

■最近やたらと森林管理道との呼び方が増えてきましたが、つまるところは林業系の林道である西名栗線の起点です。入口は大名栗線を分岐する広河原逆川線にあり、名栗湖方面から進むと大名栗線の分岐地点の少し手前の右手に位置します。入口からダートをほんの少し進んだ地点に「森林管理道西名栗線」と記された簡易的な標識が一応的な形で設置されています。
→起点の様子を眺める!
■起点からダートを進むと軽いアップダウンが続きます。路面はフラットな目の細かな砂利質でとても走りやすく、四輪や二輪のタイヤ跡が無数に付けられていました。なお、この西名栗線はその先で延長工事が行われているため、途中に簡易的なゲートが2箇所ありますが、ま、それはそれとしてとりあえず進んでみます。
■きれいに枝打ちされた杉山の斜面に沿って軽く蛇行しつつ前進します。幅員も広く、ガードレールも設置されていてなかなか手入れの行き届いた感じですが、ここまでのところはまだ眺望的なものはありません。
■その後しばらく走ると、右手の杉の木立が途切れがちとなり、区間的に見晴らしが開けてきます。ここはかなり急峻な山肌に林道を開設したらしく、場所によっては路肩脇は断崖状態になっていました。少しずつ山岳林道らしい雰囲気が漂い始めます。
→振り返る!
■険しい山の斜面に沿って延びている西名栗線ですが、山肌のシワをなぞるようにクネクネとカーブの連続かと思いきや、このようなストレート区間もあります。路面はフラットで見通しも良く、空も開けて抜けているため、天候に恵まれれば爽快感抜群な極上区間といえるでしょう。
■ダートは基本的には山肌の等高線に沿って平坦的に開設されたらしく、そのため傾斜のキツイ山肌では幅員スペースを得るために強引に切り崩された斜面が断崖状となっている地点もありました。山岳林道ではよくある光景で、通常、このような場所所では落石した岩コロが路面に散乱していたりするものですが、ここではそういう荒れもないようです。今のところはですけど。
■山肌にへばりつくように延びているダートですが、その後、山の地形に沿って大きく迂回している行く手の道筋が見えている区間が現れました。山岳林道ではよくある光景ですが、視界を遮る物もなくとても爽快な気分です。
→路肩から眺める!
■おお、ここにも極上ストレート区間が! 山肌を大きく回り込んで、先ほど谷向かいに見えていた地点にやってきました。見通しは良好、空も明るく開けて爽快さ抜群のダート冥利に尽きる良い雰囲気です。同じ山岳林道でも原生林真っただ中を行く森林浴ダートも良いですが、どこか荒々しく無骨なこういうダートもタマりません!
■で、極上ダートを進んだ先にあるのがこれ。ちなみに、ここは無理に強行○破しなくても、この先で分岐している炭焼入線経由で県37 号線側からやって来れば、 遮られることなく簡易ゲートの反対側に来ることはできますが、相当なロスタイムが…。
■特に峠のようになっているわけではないですが、先述の簡易ゲート辺りから今度は下り坂が始まります。と同時に急カーブが部分的に現れ始め、このような切り通し地点の急カーブでは、路面と切り通しの岩肌の色が同様なため、遠目に眺めると、一瞬、ここダートが途切れているのかと勘違いしてしまうかも。近づくとダートはちゃんと続いているんですけどね。
見かけ以上に急な下り坂が連続します。 簡易ゲート付近までは尾根筋を走っていましたが、下るに連れて山の尾根を見上げる形になってくることから、ここはぐんぐんと山を下っていることが分かります。山肌の崩落の危険性が大きいのか、コンクリブロック強化された法面区間が続きました。
→うげぇッ?!
■下り坂区間は、それまでと比べるとやや路面が荒れた感じです。ダートは砂礫っぽく、クレバスが発生していたりしました。あまり勢い良く走るとタイヤを取られてしまうかもしれませんが、ゆっくり下っていけばほとんど問題ないでしょう。
→もう飽きた…
→さらに西名栗線を進む!

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