このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
探索日 2008.09.14
No.S-015
炭谷入線 | ■飯能市(旧名栗村) ■半ダート ■接続→西名栗線 ■西名栗線から県53号線とを結ぶ |
山肌を一本調子で一気に下るやや単調気味な県道への連絡林道 |
……こんな感じ…… ■山の尾根に延びる西名栗線と山裾とを結ぶ連絡林道。西名栗線側から入線すると、中盤まではややラフなダートが続くが、その後は虫食い状態で舗装が現れ始め、最終的には舗装化されてしまう。ダート路面は基本的には走りやすいが下り坂が連続、場所によっては急カーブもあるので、下りの場合には自然加速のスピードには注意。景観的には山の斜面に広がる森の中に延びているため、周囲の視界は全くきかず、途中には特に気になる物もない。ダート区間が存在するとはいえ、西名栗線を走行した後ではその平凡、単調さは否めないだろう。ただし、付近の大名栗線、広河原逆川線、西名栗線とで形成する周回ルートの一部としての通行価値だけは高い。 |
■西名栗線から分岐している炭谷入線の入口(右手)です。当林道は山の尾根筋に延びている西名栗線から山裾の県道へと連絡しているため、西名栗線側から入線すると、落ち込むような下り急坂でのスタートになっています。でも林道標が見当たらないので、ひょっとしたらここも西名栗線の一部だと思ってしまうかもしれません。 | |
< | ■西名栗線からの分岐地点より行く手を眺めてみますが、そこに待ち受けていたのは出鼻を挫くいきなりのコンクリ舗装。分岐元の西名栗線が全線ダートであるだけに、この光景にはガックリときますが、県53号線→広河原逆川線→西名栗線→県53号線のコースで周回するには、 ここを通るより他はなく、「ま、いいか…」とガタガタとした簡易コンクリ舗装に乗り入れます。 |
■でもご安心下さい。入線直後の簡易舗装はすぐに途切れ、その後はややゴツゴツとしたダートがすぐに始まりました。ただし、エンブレを効かせつつ下らないと、勢いづいてズッてしまいそうな下りになっています。全線下りが続く炭谷入線ですが、その傾斜角度は分岐直後が最もキツく、入線直後の舗装はそのスリップ対策としてのみ施された感じがします。したがって、全線舗装化しようという意志は感じられませんでした。その根拠はないですけど。 | |
■杉林の間を縫って下り坂が続きます。山の尾根から裾へと向かって植林地帯を下っているため、見晴らしの良い尾根筋とは異なり、当然ながら周囲への視界は全くききません。やや淡々と下っていく感じですが、ブレーキ操作を怠るとすぐに勢いづいて自然加速してしまいます。 | |
■勢いづかないようにブレーキ操作をしつつ、さらに下って進むと特に傾斜角度尾キツい急カーブのヘアピンカーブに差しかかりました。路肩には「土砂流出防備保安林」の標識が設置されており、付近の略図が記されています。西名栗線からの分岐地点に林道標がなかったので、とりあえず眺めてみるとそこには「炭谷入林道」の文字が記されていました。炭谷入線で林道名を確認できる唯一の標識になっています。 →標識を眺める! | |
■林道名を確認できたので一安心、これで名称不明状態という妙なしこりを残すことなく前進できるというものですね。先人の方々が残した真新しいタイヤ跡の刻まれたダートをたどって進みます。 | |
■さらにダートを進むと、行く手にアスファルトの舗装区間が現れました。ダートが途切れてしまったことによって「山裾の終点はもう近いのか…」とも思いましたが、これより先は虫食いダート状態がしばらく続き、終点まではまだ少し距離があるようです。 | |
■その後、ダートが復活と消滅を繰り返すたびに一喜一憂しますが、最終的には小さな沢を渡った地点で完全消滅してしまい、これより先は終点まで舗装区間が続きました。 | |
■舗装区間では小さな沢に沿ってクネクネとした細かなカーブが連続、やや薄暗い杉林の中をダラダラと下っていきます。ここはやや単調気味ですが、道端には今にも転がってきそうな巨岩と、並行する沢に小さな無名滝が点在しています。 →沢を眺める! | |
■杉林の中を下ってさらに舗装路を進み、行く手に民家が目につき始めると 県53号線に突き当たって炭谷入線はエンドになりました。何の変哲もない小さな十字路で、その入口には林道標はおろか標識の類もありません。ここを右折すると名栗湖方面、左折は山伏、正丸峠方面になっています。何となくあっけない感じもしますが、これで炭谷入線の探索は終了です。 →探索終了! →引き返して西名栗線に向かう! →終点を振り返る! |