このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 一本木林道/ Ippongi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.07.22 / No.SHI-016 
 [ 所在地 ]富士宮市(静岡県)・ 鳴沢村(山梨県) [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ] 富士山(上井出)林道深沢林道 ・二ツ山林道
 [ 分岐林道 ]-
 山梨県への密かな越県ルートは存在するが、もはや通行することは叶わず・・・

士市「人穴」地区に存在する富士山麓の深い森を抜けて山梨県鳴沢村へと越県する一本木林道。事実その道筋は県別地図などにも記載されており、そのルートを眺めてみると「富士クラシック」ゴルフ場脇で山梨県側の二ツ山林道に接続していることが分かります。ただし、ここは富士山ならではの通行◯止な聖地に属しているため、実際に抜けられるか否かの情報は皆無であるのが実情。「ならば自ら赴くしかあるまい・・・」と一念発起、山梨県の二ツ山林道へと抜けられれば良し、ダメならそれも仕方あるまいとの覚悟にてその入口へとやって来ました。ここは4方向に林道が交差する林道十字路となっており、そこに深沢林道(右折側)と共に一本木林道(左折側)の林道標も設置されています。
う見てもそこは草深いピストンくらいにしか見えませんが、これが山梨県のニツ山林道へと接続しているという問題の一本木林道入口の様子。探索当日は富士山ならではの濃厚なガスが周囲に充満、7月だというのに肌寒さを感じてしまいました。「なにもこんな日に・・・」とも思いましたが、そのような状況がかえって探索を楽しませてくれるでしょう。
囲を包み込むガスによって視界はほとんどききません。しかも周囲は昼なお薄暗い右鬱蒼とした森。心細さがつのって「本当にここでよかったのかな・・・」との思いが一瞬よぎりますが、ルート的には間違いないのでその点だけは安心です。
雨状の濃霧に包まれた暗い森の中を一本木林道のワダチダートがクネクネと続きます。路面的には問題はないようですが、それにしてもこの雰囲気は一体・・・。それはしっとりとして美しいですが、魔女でも住んでいそうなちょっと恐いような森の雰囲気でした。
「ゲートだ!」まあ、予想していた展開というか、途中にはゲートの一つくらいは当然あるものとは思っていましたが、いざ目の前に現れるとショック・・・。
あ、ゲートを眺めて悩んでいるだけでは埒があかないので、ここは一つじっくりと調べてみることにしましょうか。もしかしたらうまい手(?)があるかもしれないし・・・。
→ゲート右手を調べる!
→ゲート右手を調べる!
→ま、まさか!?
策尽きました・・・。確かにその先にも道は続いており、以前は一本木林道経由で山梨県へと行けたというのもあながち嘘ではないでしょう。しかし、現在でもあたかも普通に山梨県へと抜けられるがことくささやかれている地元情報は、もはや昔の話となっていたようです。もしもこのゲートを突破できたとしても、山梨県側にはもう1箇所ゲートが存在しているし。というわけで、この静岡県と山梨県とにまたがる一本木林道ルートの非合法的通行は完全に不可ですが、徒歩でなら話は別。実は富士急グループの某バス旅行会社が、山梨県側の旧ガリバー王国跡から一本木林道、富士山(上井出)林道ルートにて静岡県へと抜ける中級者向け日帰りハイキングを毎年企画しています。合法的にどうしても一本木林道を、という方は数千円のお金を払って参加するのも手ですが、それじゃあねぇ・・・。
→探索終了!
→引き返して富士山(上井出)林道に向かう!
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