このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 広見北林道/ Hiromikita林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.06.23 / No.SHI-022 
 [ 所在地 ]富士宮市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ] 広見林道  [ 分岐林道 ]-
 荒涼とした趣あるワダチダートがさらなる森林地帯の深部へと探索者を誘う

士山裾野の標高800mほどの森林内部に延びる広見林道をたどって進むと現れる広見北林道の起点です。入口には ブロックタイプ の古めかしい林道標と共に延長距離の記された真新しい林道標がありました。記載されていた「2.8km」という数字によって、広見北林道はショートな林道であることが分かりますが、それでもここは一般的には禁断の富士山国有林。おそらく富士山ならではの独特な雰囲気で楽しませてくれるに違いありません。というわけで早速突入させていただきます!
〜ん、これは素晴らしい雰囲気だな! うっすらと雑草の生えた小砂利の路面がモミの美しい森林の奥深くへと延びています。関係車両も滅多に立ち入って来ないであろう林道は静寂そのものであり、その静寂さが不思議な情感を誘ってやみません。
ートの路面は小砂利をまぶしたようなザクザクとした感触でしたが、ここは過去に何度も噴火した富士山。それらはかつて富士山が吐き出した玄武岩質の溶岩が細かく砕けたような黒っぽいものであり、なにげなく路面に堆積した砂利からも富士山を意識させられます。
して富士山林道ではお馴染みの沢の直渡り地点。砂防の堤がそのまま路面となっています。大量の土石が流出するここでは一般的な橋を設けてみても、あっという間に破壊されてしまうのかもしれません。そのことは沢の様子を眺めてみれば納得できると思います。
→ 沢の上流を眺める!
→ 沢の下流を眺める!
レ沢を越えてその先へと前進します。草深くても、それでいて荒れを感じることのない小気味の良いワダチダートが森の奥へと続いていました。小雨が降ったり止んだりの天候によって白乳色がかった森の景色が幽玄さを演出。快晴時とは一味異なった雰囲気でした。
特の雰囲気を醸し出す林道は探索者をさらなる深部へと誘い込むかのように、その後もしっとりとした状態で続きます。人の気配というものをまったく感じさせない淋しくもある雰囲気ですが、ここではそれがまた味があっていいんだな!
士山中腹の荒涼としたダートをたどって進みます。富士山中腹という特異なエリアにある林道では、草深くあってもなぜか道が美しく感じられてしまうのが特徴。草原とも森ともいえない荒涼とした風景の中に延びるワダチの姿も美しいものの一つでしょう。
「倒木だ!」荒涼としたその独特な雰囲気を味わいつつ、広見北線のダートをたどって行くと、やがてまさかの倒木が・・・。富士山では強風によって登山者が飛ばされて死亡することもあるくらいです。おそらく悪天候時の猛烈な烈風によって発生したもの思われましたが、この状態ではなす術はありませんね。やはり富士山の自然の力には勝てず、またいつの日にか再訪することもあろうと、ここは素直に撤退を決意して広見北林道の探索は終了です。
→ 探索終了!
→ 引き返して広見林道に向かう!
→ 倒木の先を眺める!
→ 振り返る!
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