このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 正月平線/ Syogatudaira林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.06.24 / No.Shi-028 
 雰囲気は暗めながらも富士山ならではの溶岩質系のガレもあって楽しめるフルダート


↑区間的に存在するガレ場ではモッサリとした黒土と溶岩がこんなにゴロゴロと! 富士山が火山であることを意識させられる林道でもあります。
士山麓の森林地帯に密集する林道群の1本で、境塚岩倉線から大峯線とを連絡するフルダートの完抜け林道。延長距離は短かめでアップダウン程度の勾配はあるが、コース的な険しさは見られず、基本的にフラットなダートが続くが、大峯線側の入口付近のみはややガレている。ただし、林道慣れしている方ならば楽しめる範囲内のことであり、溶岩質の岩石や黒土が散乱堆積する富士山ならではの地質的な特徴を眺めつつ越えていくのも楽しいだろう。林道の雰囲気は暗めだが、富士山森林地帯の鬱蒼とした趣が味わえる。

 [所在地]富士市
 [路面状況]全線ダート / 完抜
 [接続林道]境塚岩倉林道・大峯林道
 [コース]富士市「大淵」地区内にて境塚岩倉林道から大峯林道とを結ぶ

大な富士山麓の森林地帯に展開する複雑な林道ネットワーク網の片隅にあって、境塚岩倉林道から大峯林道とを連絡しているダートの正月平林道。起点、終点共に林道標が設置されていますが、超高密度な林道密集地帯の片隅にあって、秘かにそして人知れずひっそりと存在する入口にたどり着くまでが一苦労です。あえてここを意識して目指すとなると、やはり付近の林道網の把握が必要かもしれません。ここにはそういう事情があるのですが、とにかく正月平林道を探索すべく境塚岩倉林道側の入口(正確には終点)へとやって来ましたよ。
→現在地を確認!
→振り返る!
口付近の雰囲気は生い茂った樹木のため、どちらかといえば暗めであった正月平線。樹海のような森の奥へとまるで誘い込むかのようにダートがストレートに延びていました。路面はフラットでまともな状態でしたが、それでも車両の通行は滅多にない感じです。
かなアップダウンで緩いカーブを描きながら森林コースを進みます。エンジン音とジャリジャリというタイヤが小石を踏み付ける音だけが聞こえる状況であり、その瞬間、はっとして森の静寂さを思い知らされました。誰にも邪魔されないこの上なく贅沢な時間がゆっくりと流れます。
い森の中をゆっくりと前進しますが、所々で小さな伐採跡地が現れます。そういう地点ではそこだけパッと明るく開けて眩しいくらい。森林の中はどこも薄暗いものだと思いがちですが、こういう場所があるので、実は見かけによらず意外と明るかったりもします。その変化を楽しめるのも森林コースの魅力ですね。
どと思っていると、路面がちょっとガレてきました。それまでは走りやすかったフラットな路面はモッサリとした火山性の黒い砂地へと変化、次第に軽石のような溶岩質の岩ころが散乱(トップ画象参照)しはじめてきます。路面に岩石が散乱するガレの状態は林道では珍しくもないですが、岩石がどれも黒ずんだ溶岩質となっていたのが、いかにも富士山の林道っぽくてとても良い感じでした。ただし、タイヤに絡み付くような状態はそれなりに走りにくかったなぁ。
期せぬ溶岩質のガレ場の出現に一瞬戸惑いを覚えましたが、どうやらそれは深刻なものではなくて楽しめる範囲のものであった模様。溶岩混じりの黒砂にズリまくるリアをねじ伏せて前進していきますが、やがて左右に延びる大峯線のダートに突き当たってガレ区間は唐突に終了。と同時に正月平線もエンドを迎えます。というわけで延長距離は短かめながらも、予想していなかったガレの存在によって、それなりにオフの高揚感も味わえた正月平線の探索はこれで終了!
→探索終了!
→現在地を確認!
→左折方向を眺める!
→大峯線に突入!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

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