このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 杉川支線/ Sugikawa-shisen林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.06 / No.Shi-031 
 入口からすでにその先のガレた状況を予感させる落石まみれの険しい山岳ピストン


↑堆積した砂礫や岩屑が支線林道の険しさを物語ります。荒々しい山岳ダートのムードは満点ながらも、進める距離は短いものに。
岡県ではガレでよく知られた杉川林道化ら分岐している2本の支線林道のうちの1本で、杉川林道本線を進んでいれば必ずその入口を眺めることになるピストン林道。林道標もきちんと設置され、また、ゲートも存在しておらず気軽に立ち入れるものの路面状況はガレている。岩肌むき出しの断崖区間がメインとなる連続勾配のコースで、崖崩れの痕跡がそこかしこに目立ち、進むにつれて路面や路肩に堆積する砂礫や岩屑、岩石の量が増してくる。ダートはさらに続くが、まともに前進できる距離は短い。

 [所在地]浜松市
 [路面状況]半ダート / ピストン
 [接続林道]杉川林道
 [コース]杉川林道から分岐して山中に延びる

川林道から分岐している杉川支線林道の起点です。杉川林道を県362号線「奥村」地区から進んでくると、最初に現れるダート分岐なのでここ。水平に直進する杉川林道本道に対してすぐ脇を平行する形の勾配で支線のダートはスタートしていました。なお、入口のそばに設置されていたコンクリブロックタイプの林道標によれば、正式名称は「杉川(支)林道」とされている模様。どこまで進めるのか不明ですが、杉川林道の探索ついでに突入してみることにします。
川支線林道。そのダートは入口から一見しただけでもそれと分るガレた風情で、大量の岩屑と砂礫でガタガタでした。入線直後から本道と平行する形での登り勾配が続きますが、本道との高低差はあっという間にこんなにも! ちょっとした断崖ですね。もちろん路肩にガードレールなどはなく、このいかにも危うい路肩から転落すれば悲しい新聞掲載は確実です。
→路肩を眺める!
手の下方に見えていた杉川林道本道もやがて見えなくなりますが、それでも支線林道の勾配区間は途切れることなく連続します。そしてまさかのコンクリの簡易舗装が出現。単に四輪への坂道対策であると思われますが、それは極短ですぐにダートは復活していましたよ。
ぐに簡易舗装は途切れますが、その先の路面は思っていた以上に砂礫と岩屑でザクザクでした。崖っぷちの路肩には崩れ落ちてきた岩屑などが盛り上がるように大量に堆積しています。ここ、いつもどこかで崖崩れが常に発生しているような雰囲気。
れは崖崩れを処置した跡らしかったですが、肩に堆積した山盛りの土砂や岩石を眺めつつさらに登って進みますが、途中にはなぜかコンクリブロックタイプの林道標がまたしても存在。「意味ないだろう」と思ってしまいましたが、ここはかつて延長工事の起点であったのかもしれません。
→林道標を眺める!
箇所目の林道標設置地点を過ぎると、路面のガレ状態はそこを界として一気に加速しました。ゆくてはもう落石してきた岩石まみれ! もちろん、WRの機動力をもってすればさらに前進できる状況でしたが、おそらくこの先ガレの状況が回復することはないと思われます。地理院地図によれば3〜4kmほどの縁長距離があるらしいものの、地図上では最初の1キロを除いた後は山道を示す破線扱いとされていました。というわけで、ここはあえて火中の栗を拾う挙に出ることなく素直に杉川林道本道へと引き返して探索終了です。
→振り返る!
りあえずその先の状況。最終的には標高1150m付近まで登り詰めているみたいでしたが、ダートは地理院の地図上では「破線」で記されています。もはやまともに走行できる状況にないことだけは間違いなさそう。ただし、ご覧の通り、頑張ればまだまだ前進できる状況ではありますが。
らにその先の状況です。ガレは酷いですが、オフバイクで前進できる余地は残されています。ちなみに、この先の杉川支線林道の末端付近には「京丸のアカヤシオ及びシロヤシオ群生地」というのがあるみたい。それを見たいという方は頑張ってさらに突き進んでみて下さい。
→探索終了!
→引き返して杉川線に向かう!
→トップへもどる林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください