このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 戸持林道/ Tomochi林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.05.02 / No.SHI-052 
 [ 所在地 ]静岡市 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 戸持本村林道
 林道終点に漂う天空集落ならではの高所感と「天空茶畑」の光景が最高に素晴らしい!

岡市葵区梅ヶ島の「戸持」地区にある戸持林道の起点にやって来ました。県29号線「大野木」地区から市道に入り、ひたすら連続する登り坂を進んだ地点です。安倍川の谷間の県道から両脇の山中へと登っていくこの辺りは、いわゆる「天空集落」地帯。そして林道が至る「東峰」地区は標高が970mほどの高所にあって、周囲には茶畑が開かれており、なんでも「日本一高所の茶畑」らしいです。しかし、実はそれを目指したわけでもなく、本日宿泊する梅ヶ島温泉へ向かう前の夕食前の腹空かし対策だったんですね。
→振り返る!
道標設置地点からいざ戸持林道へと入線、途切れることなく連続する登り坂を登坂して進みます。ただし、林道は生活道路でもあるため路面はアスファルト。いくら天空集落を行く林道であっても所詮は舗装林道であるため、その点だけは味気なかったです。
して林道起点から少し進むと最初のビューポイント。ガードレール越しの正面には山の斜面がドドーンと大きく広がり、とくに新緑の萌える緑が美しかったなぁ。ここは戸持の集落内なのですが、それなのに人里離れた山奥感が物凄かったです。
→展望を眺める!
中の路肩にはきれいに積まれた丸太を見かけました。戸持林道は生活道路としての役割がほとんどですが、林業に全く関係ないわけでもないみたい。
して右手が再び開けてまたビューポイントですが、ここからは林道起点を振り返るように俯瞰することができました。天空集落に延びる林道・・・オフロードバリバリな林道も良いですが、路面は舗装ながらも、たまにはこのような林道探索もオツなものだと思います。
→展望を眺める!
点付近を眺め降ろすと、林道の舗装路は斜面を回り込むようにして進み、やがて「東峰」地区の民家とその回りの茶畑の中を抜けて登って行きます。そして坂道カーブの途中には朱色の鳥居が立つお稲荷さんがありました。ひっそりとした祠でしたが、過疎による放置で荒れていることもなく、集落でささやかな信仰が息づいていることがうかがえました。ちなみに、画像は帰りがけに撮ったもの。なので進行方向は手前から前方ですよ。
→お参りする!
→展望を眺める!
「やったー、戸持本村林道発見!」天空集落「東峰」の民家と茶畑を眺めつつカーブでさらに登っていくと、なんと、カーブの途中に右折する支線林道の起点がありましたよ! 嬉しいいことにきちんと林道標も掲げられています。それにしても、まさかこんな所に林道の起点が存在していたとは! う〜ん、これじゃあ、遥か下界の県道を梅ヶ島温泉に向かって走っているだけでは、ここは絶対に気がつかないな!
→戸持本村林道に突入!
道ライダー冥利に尽きる戸持本村林道の予期せぬ発見に心浮かれますが、本線たる戸持林道はなおも登坂して続きます。さらに切り返しの急勾配で高度を上げたその先は、いよいよ標高970m地点に位置する東峰集落で最高所の民家がある地点。すわなち、そここそが林道終点だと思われました。というわけで、引き続きガンガンに登っていきますよ!
「車庫?」バリバリバリ・・・っと唸りを上げるエンジンにものを言わせて登坂して行きますが、その先に見えたのは民家のものと思われるガレージでした。えぇ、まさか回転場も無いままに道はそこでぷつりと切れている・・・とか?!
ーんてね。状況は坂を登りきってみれば一目瞭然でした。そこには乗用車の反転スペースと民家への入口があり、反転場の隅に民家のガレージが設けられていたというわけ。という次第で最高所の民家へとたどり着いて道は無くなり、戸持林道はここで終点。いわゆるオフを楽しむ林道探索的な評価こそ低い戸持林道ですが、天空集落ならではの美しい景観とそれに付随する「天空茶畑」。そんな風光明媚な素晴らしい光景を存分に満喫できるという意味では、一度は訪れてみたい林道かもしれませんね。もちろんエンジン付きで!
→探索終了!
→振り返る!
→茶畑を眺める!
→展望を眺める!
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