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 一本杉峠林道/ Ipponsugitouge林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.05.07 / No.SHI-055 
 [ 所在地 ]静岡市 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]横沢大間林道・ 諸子沢峯林道  [ 分岐林道 ]八重枯林道・川久保林道
 諸子沢峯林道とセットで探索するとオフが満喫できる静岡市のメジャールートの林道

岡市葵区「横沢」地区の県60号線沿いにある一本杉峠林道の入口です。ここ、距離的には静岡市街よりも「井川湖」への方が格段に近いといった民家もない人里離れた山中の場所で、最寄りの高速インターから訪れるにはかなりの距離を走らなければなりません。探索に赴く場合はガス残量にだけは注意する必要がありますが、林道入口は県道上にあるのでアプローチ的には分かりやすいと思います。目印は「大間」と記された 標識 ですが、林道標が設置されているので見過ごすことはないでしょう。ちなみに地画像では手前(井川湖方向)から右(湯ノ島温泉方向)が県道で、直進側が一本杉峠林道の入口となっていますよ。
→付近を調べる!
んな感じでさっそく一本杉林道へと突入しますが、まずはコンクリの簡易鋪装路でスタート。少し進むと斜め十字路がありますが、ここは直進に進みます。左折側は県189号線へと下る横沢大間林道で、県60号線〜県189号線へと相互に乗り継ぐ場合には大幅に距離を短縮できる近道となりますが、残念ながらフル鋪装林道なんですね。一方の右折側はダートとなっていますが、その正体はおそらく伐採系の作業道。伐採作業を告示する立て看板がやたら置かれているので、立ち入ってみても仕方ないでしょう。
して一本杉峠林道のダートはこの十字路地点から開始しています。しかし、そこには県道からの入口にも置かれていた、お約束の3文字の文言の記載された立看板が無数に! うむ、でもここのは目にしなかったことに・・・。
かし、林道工事や林業系トラックが頻繁に通行することで固く圧縮されたダートはダンプ道の様相。しかも数日前の降雨の影響で路面には水溜まりが大量発生中。そのつど水溜まりを避けて進むのが実に面倒でしたが、かといってなり振り構わずジャババ・・・と突っ込んで泥水まみれとなるのはもっと嫌でした。
お、現在地の標高はおよそ950〜1000mほど。意外と高所な山中を進んでいるのですが、とてもそのような場所には見えません。鬱蒼とした森に囲まれて展望も望めず、高所感がほとんど感じられないんですね。しかも虫食いで鋪装区間が現れてしまうし・・・。
道名に「峠」の文字が付いているので、一本杉峠林道では道すがらに素晴らしい展望が期待できると思いきや、そんなことはなかったです。その後、虫食い鋪装区間はすぐに終わって再びダートが復活していましたが、ロケーション的にはスギやヒノキの植林山中をひたすら進むコースが相変わらず続きました。
「ダート分岐発見!」左右をびっしりとした植林の森に囲まれつつ進んでいくと、やがてこのようなダート分岐が現れました。道標の類は設置されておらず、地面に刻まれたトラックのタイヤ跡は左右のどちら方向にも続いていましたが、本線が右側であることはすぐに分かりました。なぜって、それは左折側は入口が トラロープ で封鎖されていたからですよ。
→右折ダートの様子を眺める!
の後、今度はやたらと立看板にまみれたY字の分岐が現れます。右手に下って分かれていくのは八重枯林道で、ここは一本杉林道ではよく知られた地点。立看板がくどいほどに左側が本線であることを示しているので、進むべき方向に迷うことも少ないと思います。なお、地理院地図では県60号線への完抜けルートとして記載されている八重枯林道ですが、探索時には「通行止」看板および「この先通り抜けで来ません」なる記載がされたバリケードが置かれていました。そしてそれは一時的な処置ではなくて、半ば恒久的に撤去されることはないかもしれないのですが、その理由は立ち入ってみれば分かります。
→立看板を眺める!
重枯林道との分岐を左側へと進んで、一本杉峠林道を諸子沢方向へと向かいます。立看板に「悪路」と記されていた区間ですが、路面状況はいたってまとも。オフバイク的にキツい箇所は皆無です。それどころか、またしても簡易鋪装が現れてしまう始末でした。
の簡易鋪装区間も短くてすぐにダートは復活しますが、やがて峠のような地点に差しかかりました。でもここは「一本杉峠(903m)」ではないみたい。峠は林道の位置する標高よりも、明らかに下方にあるんですね。広場のように路肩が膨らんで丸太クズが打ち捨てられていたことから、ここはかつて土場だった場所なのかもしれません。
名の峠となった土場跡地点から先は下りとなっています。林道入口からここまでは、なだらかなアップダウン程度の登りでしたが、これより先は連続して一気に下っていくような感じでしょうか。といっても険しさはほとんど感じられませんけどね。
ほど急な下り坂というわけでもないですが、それでもダートは途切れることなく連続して下っていきます。多少のガタガタ感はあってもダートは基本的にフラット。ストレートではスピードが乗ってしまい、風を切るようなちょっとした爽快さでした。
してまた出現するY字となったダート分岐地点。道標の類は存在しておらず、進むべき方向に少し迷ってしまうかもしれませんが、結果から述べると一本杉峠林道本線は左方向。右方向は諸子沢峯林道です。しかし平成28(2016)年5月現在、この先はチェーン封鎖されたピストンとなっているんですね。将来的には「一本杉峠(903m)」を挟んだ先の樫ノ木峠林道へと接続するべく、そちら側から延長工事中らしいですが、完抜け化するにはまだ時間がかかる模様。というわけで、県60号線側から一本杉峠林道を訪れた場合、必ず諸子沢峯林道へと乗り継ぐことになるりますが、というか、今のところはそれしかルートがないのが実情。そういうわけなので、早期の完抜け化を願って一本杉峠林道の探索はここまで!
→諸子沢峯林道に突入!
手への諸子沢峯林道分岐地点から10mほど先の地点に設置されているチェーンゲート。防御力は低くて脇からのすり◯抜けも可能ですが、今のところこの先はピストンらしいです。延長工事は主に樫ノ木峠林道側(そちら側にも一本杉峠林道の林道標あり)から進められているみたいで、ここは雰囲気的には名無し系ダート程度にしか見えませんでした。
→探索終了!
→振り返る!
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